Nishine Lure Works 裏日記

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Voice From The Water  『人生の旅』

昨日は大変嬉しい事がありました♪

バスマスターマガジンの最新号がカナダにも届いたんですけど、その表紙に目が釘付け!!

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イッシュが表紙をどーんと飾っています。

僕的にはそれだけでも超嬉しいんですけど、写真をよーく見ると、
イッシュが持つビッグバスの口に掛かっているのはトゥルーライフスイムベイトじゃないですか!!(喜)

正直、ムチャ嬉しいです。(感涙)

これでまた一つ夢が叶いました。

イッシュ、ありがとうーーー!!


夢は叶えるためにある。

とは良く言われますが、
ホント、自分みたいに何のバックグラウンドも無ければ、資金力も無いインディーズ野郎でも、
こんなありがたい事ってあるんですね。

天下のバスマスターマガジンの表紙を飾っているこのルアーが、実はバスもロクに居ないようなカナダの埃だらけの地下工房から生み出されたものとは、アメリカ人のだ~れも想像していないでしょう。(笑)

夢って叶うモンなんですね。

でも、これは100%周りの方々のお陰。
間違っても自分の力じゃありません。

自分には人に自慢できるようなバックグラウンドはないし、お金も無いけど、
本当に人に恵まれた人生を送らせてもらっているなぁって何時も思います。

これって、ホントに幸せな事だと思います。

何時もNLWのルアー作りを支えて下さるテスターさんやモニターさん。
ホントの手弁当にも関わらず、何時も多大なご協力を頂いています。
今、自分がカナダでルアー開発を続けていられるのは、
安心して試作ルアーを託せるテスターさんやモニターさんが居てくださるからです。

そしてこんなわがままなモノ作りにも関わらず、
何時も暖かい励ましの言葉を掛けて下さるユーザーの皆様。
こんなクソ高いルアーでありながらも、投げ続けて下さる皆様に感謝感謝です。(涙)

ホント、自分一人で生きている訳ではないんだな~って、ただただ感謝感謝の毎日。
この場を借りて、皆様に心よりお礼申し上げます!!


話は少し変わるのですが、今日は少しだけ自分の事を書いてみたいと思います。

自分がルアービルダーになると決めたのは高校3年生の秋

もちろん、ルアー作りは中学時代からずっと大好きで、
もし将来ルアービルダーになれたらなぁって思う高校生活を送っていたのですが、
本当の意味で覚悟を決めたのは高校3年の秋だったと思います。

自分が通っていた高校は全生徒の95%ぐらいが進学する普通課の高校だった事もあって、
自分も高校を卒業したら、大学進学するのかな~?って何となく周囲の雰囲気に流されるような学生生活を送っていました。

でも、高校3年生の時、ふと、自分が本当にやりたい事は何だろう?って死ぬほど悩んだんです。

で、考えた末に自分が出した結論は何故か、事もあろうにルアービルダーになる!!

今思えば、我ながらアホだと思います。(笑)

当時、ルアービルドで飯を食えている人は皆無に等しかったですから、何も考えていないに等しいですよね。(アホ)

そんなムチャな夢ではありましたが、無い頭を捻って、自分なりに出した結論は、

高校を卒業したら旅に出る!!

どうやってルアー作りを学んだら良いかすら解らないけど、

ルアーを作るには、色んな場所で、色んな釣りを経験しなきゃダメだ!!

これが高校3年生の時、自分が出した結論でした。


その翌日、進路担当の先生に、

”先生、オレ大学進学止めます。”

と告げた時の先生の顔は今でも忘れる事が出来ません。

もちろん、先生には何度も説得されましたが、自分の考えは全く変わりませんでした。


で、高校卒業後、必死でバイトをして買った自転車にテントと寝袋を積み、
ロッドを一本持って、釣り場放浪の旅に出発。

あの日、僕が握り締めていたお金はバイトで貯めた10万円。

たったの10万円で、日本一周釣りの旅が出来ると思っていた金銭感覚には驚かされますが(笑)、
あの日、ペダルを漕ぎ出した瞬間に自分の人生が動き始めたのだと思います。

たぶん、あの日が自分の人生にとって、本当の意味での出発の日だったんでしょうね。


そして、旅に出た僕は、念願の釣りまくりの毎日。

気に入った釣り場があったら野宿し、朝から晩まで釣り釣り釣り。(笑)
そのフィールドに飽きたら、また別のフィールドに移動して、釣り釣り釣り。(笑)

ビッグレイク、野池、川、リザーバー、ありとあらゆるフィールドでロッドを振りました。

お金が尽きそうになったら、旅先で日雇いのバイトをしたり、
秋田で冬になってしまって飯場に入って越冬したり。。

飯場で越冬している時は、職方のおっちゃん達と仲良くなり、夜中、鍋をつつきながら飲み明かし、秋田の山奥から出てきた職人のおっちゃんが歌ってくれた鳥取の民謡を聴いて涙を流したり。

もちろん、そんなですから、半分酔っ払ったまま現場に出て、足場板から落っこちそうになったり。(笑)

若いから出来た事ですね。

今アメリカで大活躍している若き日の大森君と出会ったのも、そんな旅の途中でした。


また何時か機会があったら書きたいと思いますが、
その後、自分はウッドベイトの遠藤龍美師匠の元へ入門

何度も断られての、押しかけ弟子もいいところなのですが、
今、自分のルアー作りの基礎になっているのは、この弟子時代の6年半に遠藤師匠から学んだものです。

お金が無かったので、庭に止められていた廃車の中で寝たり、
工房引越後は工房の中に寝場所を作ってもらったり。

車で寝ていた時は、小学校の集団通学路の直ぐ脇で寝てたので、
毎朝、通学中の小学生から、へんなヤツがおるで~~~~!!って石を投げられたり。(笑)

何時も着ている服があまりにも一緒なので、芦ノ湖の野崎ボートに通うお客さんから服を沢山頂いたり。

でも、好きな事を思いっきりやらせてもらっているのは本当に幸せで、本当に充実した毎日でした。
遠藤師匠には一生かかっても返せない恩があります。


そして、独立暖簾分けが許され、琵琶湖のほとりの彦根市で西音工房を開業。

僕の本名は西根ですが、遠藤師匠から屋号として頂いたのが西音と言う名前で、
彦根にてドリームラッシュと言うウッド製のハンドメイドルアーを2年半に渡って製作。

プロルアービルダーになる!という、高校時代からの夢が叶った瞬間でした。


その後、縁あってカナダに渡る事になりました。

渡り渡って地球の裏へ・・・・・。

ホント、今思えば旅のような人生です。


まさにこんな人生。(Against the Wind by Bob Seger)

慣れない異国での生活。
言葉も解らなければ、右も左も解らない。

どうやって生きていったらいいかすら解らない。

カナダに渡ってから最初の7年間ぐらいは、
自分にとっては思い出したくないような事の連続で、生き延びるだけで精一杯と言う感じでしたが、
それでもなお、今こうしてルアー作りを続けていられる事は本当に幸せな事だなぁってつくづく思います。

いや、ルアー作りという心の拠り所があったからこそ、自分は耐える事が出来たのかもしれません。

来年40歳台に突入する自分が、今、こうして家族を持ち、
ささやかではありますがカナダで生活できている。
それだけで、本当にありがたい事です。

バス釣りに関しては、カナダに渡って最初の7年間は自分にとっては失われた7年間でしたけど、それはこれから取り戻せばいいですしね。(釣りまくりの40歳台にするで~~~!笑)


これから先、自分がどんな場所で、どんな人生を送るのか、自分にはさっぱり解らないけど、
その日、その場で自分にできる事を精一杯頑張るのみです。

と、そんな事を考えてたら、NWBさんが素敵な動画を作ってくださいました。


Nishine Lure Worksが辿ってきた道・・・・・・・・。

この動画に写っている一枚一枚のカットを思い出します。
そして、皆さんにお寄せ頂いた全ての魚を思い出します。

そして、この先にも道は続いています。




人生の旅はまだまだ続きます。
by nishinelureworks | 2010-04-11 04:28 | Voice From The Water | Trackback
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