突破口になるのか?
2010年 12月 05日
かねてより開発を進めているこのルアー。
開発が進展しているような進展していないようなという状況を繰り返しているうちに、2年の月日が過ぎ去ってしまいました。(汗)
開発コンセプトにしているのは、ただ単にシャローレンジを引けるブレクラという訳ではなく、ベジテーション系のソフトカバーに強いシャロクラ!!(詳細記事はコチラ)
春先、葦の新芽が伸び始めたドシャローとか、スポーンを控えたバスが入ってくる事が多いですが、それを狙い撃ち出来るクランクというのをイメージしています。
かなり沢山の方から、このルアーに期待しているとのお話を頂いているにも関わらず、開発が遅々として進まなかった理由の一つは、今自分自身が釣りをしているフィールドでこの手のクランクがハマるシチュエーションというのがなかなか見つからなくて、いまいち明確なイメージを持つ事が出来ないでいた事。(要するに努力不足です。スミマセン)
それと、このプロトクランクの完成度が微妙で、このまま製品化してもOKと言えばOKな完成度。
でも完璧に納得できるか?と聞かれれば、普通に使えるけど何かが足りないのでは?
って部分で決定打に欠ける感じ。
んで、今回日本に帰って、関東のフィールドや岡山のドシャローフィールドを実際に体験したら、これは本腰を入れてブレクラM1Rを開発せにゃ!ってようやく明確なイメージを持つ事ができたという次第です。
今回、あちこちで沢山の方々とお話させて頂く事ができたのですが、特にこのM1Rに熱い要望を頂いたのは牛久や印旛水系で釣りをされている方々!!
春のドシャローでキャッチされた琵琶湖顔負けのビッグフィッシュのお写真を拝見させて頂き、テンションはあがりまくり。
関東にも凄いバスが居るんですね!!
って、単純アホルアービルダーはテンションがあがりまくってしまった訳です。(アホ)
と言うわけで、今回の日本滞在中、意識してブレクラM1Rのプロトもかなり投げ倒してみました。(シーズナルパターンは完全無視とも言う。爆)
で、神様の悪戯か、妙な偶然が重なって一つのヒント?を発見する事ができました。
そのきっかけとなったプロトモデルがこれ。↓
ミスキャストで橋脚に激突して尻が折れてしまったブレクラM1Rプロト君なのですが、こいつがなかなか良い感じ。
と言うかむしろ、オリジナルのブレクラM1Rプロトよりも明らかにアクションのキレも、ウィード回避能力も上がってビックリ!!
僕自身、ルアーを壊してしまうのはワンシーズンに1個か2個ぐらい(ロストも2~3個ぐらい)なのですが、今年初めて壊したルアーは妙に良い按配で壊れてくれたみたいです。
岡山某所ではこんな場所で釣りしたのですが、これぐらいの腐れ藻ならお茶の子歳々。
少しでも強くコンタクトすると抜けてしまうヘドロ底の腐れウィードの中でも、ほぼノーストレスで引くことが出来ました。
おそらく、春のしっかりした葦の新芽なら無問題で通せると思われます。(たぶん)
正直、機能と使用感だけ見るならこのまま製品化したいぐらいなのですが、問題なのは見た目。
この見た目じゃあ、とても製品化できません。(汗)
って訳で、現在、この機能を維持しつつも、もう少しマシな見た目にならないか研究中です。
牛久のT沢さん達、待ってて下さいね!!