塗るか磨くか
2011年 01月 26日
昨日14mmの穴をあけたチタン板をひとまず組んでテストしてみました。
この真空脱泡機は、ジャーの中を真空状態にする事によって、負圧で材料の中の泡を取り除く機械なんですけど、今まではジャーのサイズが小さくて、小さなモールドしか作れなかったので、ジャーのサイズをアップしてデカイモールドを作れないかと画策中。
この春に発売予定のオチアユ君シリーズを製品化するのにデカイモールドを作る必要があるので、どうしてもクリアーしなければならないハードルです。
そこで、チタン板でサイズアップしたテーブルトップに、巨大ジャーを導入する事にしました!!
これだけデカイジャーなら、スイムベイトのモールドだって作れそうです!!(喜)
んで、テスト結果ですが、泡を抜き取るのに必要なマイナス30気圧まで減圧できる事は分かったのですが、何処ぞから空気が進入してくるのか、マイナス30気圧まで下がるのにエラく時間が掛かってしまいます。(汗)
で、原因を色々考えてみましたところ、どうやら、これ↓が悪さをしているみたい。
チタン板の鮫肌が原因かも?
空気が進入してきそうな場所はシーリング剤&シリコンパッドで完全にシーリングしているので、考えられる理由は、この鮫肌のみ。
テーブルトップには空気進入防止用のシリコンパッドをチタン板の上に装着しているのですが、どうやら、チタン板の表面の鮫肌を伝って空気が進入しているのではないかという気がします。
鮫肌によってできるチタン板とシリコンパッドの隙間なんて、たかが数ミクロンの世界の話だと思うんですけど、マイナス30気圧はそれも許してくれないみたい。(どんだけ微妙なんだ?)
これを解決するにはチタン板の表面を鏡面仕上げにする必要がありそうですねー。
チタン板を磨きこむか、それとも、チタン板をペイントして鏡面状態を作り出すか。
んー、悩みますねーー。
今日一日、このことで頭が一杯になりそうです。(笑)