FB1全貌公開!!
2012年 04月 05日
やっとこの日がキターー!!(喜)
■ ルアースペック
ボディー長 : 60mm
ウェイト : 18.5g
潜行深度 : 1ft/約0.3m(16ポンドライン使用時)
このファットブル1ですが、先に発売させて頂いたFB8&FB4とは若干異なる方向性でルアーセッティングを行っています。
その最大の理由は、今まで何度も書かせて頂いてきた事ではありますが、
対ソフトカバー性能の強化!!
全てのベクトルを、この1点に集中してセットアップしております。
そもそも、このファットブルシリーズの一番最初の出発点は、2010年11月に一時帰国した時に、岡山某所で偶然が重なって生まれた尻折れブレクラ君。
■ http://beatour.exblog.jp/12435159/(2010年12月5日掲載)
この尻折れブレクラ君のが性能があまりにも素晴らしく、これを何とかできないかと色々な試行錯誤の末誕生したのがファットブル君の太っちょボディーです♪
んで、これまた色んな偶然が重なりFB8が生まれ、そしてFB4が誕生。
そして、この度、本来の出発点であったFB1が完成いたしました!
かなり難易度が高いルアーで、完成には時間が掛かってしまいましたが、ようやく完成しましたよ~~。(喜)
このFB1ですが、FB4&FB8と決定的に何が違うかと言うと、
FB1には、FB4やFB8のようなハイピッチアクションは求めていません。
むしろその逆。。
FB4やFB8って、とにかくハイピッチアクションを追求したルアーなんですけど、FB1はむしろその逆のベクトルで、一発一発の振りにトルクを持たせるようなセッティングにしています。
そうする事でどんなメリットが生まれるか?
ソフトカバーにルアーが接触した時に、カバーをドスドスと押しのけながら抜けてくる!
と、言う現象が生まれます。
まぁ、話はそこまで単純ではないですが、イメージ的にはそんな感じです。
この写真は、今年の3月に琵琶湖に遠征されたNWBさんから頂いたものですが、これぐらいのリーズエリアであれば、FB1は全く根掛かる事無く、無問題でクリアしてくれたとの事。
何故FB1がソフトカバーに強いのか、詳しい話はまた何時か機会があったら書かせて頂きたいと思いますが、ソフトカバーの中を攻め込みたいFB1においては、ハイピッチアクションよりも、1発1発のトルクある振りの方が重要度が高いというのが、自分なりの結論です。
スタンプやロックなどのハードカバーと、ベジテーションなどのソフトカバーが決定的に異なる点は、カバーが動くか動かないかと言う点で(当たり前ですね。笑)、動くものなら押しのけてしまえーーーー!と言うのが、このFB1のボディー比重セッティングの原点。
そして、カバーを押しのけ、スタックせずにすり抜けて来る為には、どんなアクションが向いていて、クランクがどういうコンタクトをすればいいのか?
そんなFB1の特性を最大限に生かすためのリップセッティングがこれです。 ↓
微妙に湾曲させたウィローリーフ型リップ!!
立ったリップ角度、そして湾曲したウィローリーフ型リップのお陰で、リップに藻とかリーズの茎とかが引っかかってもスルリと抜けてくれます♪
アクションの特性上、このFB1と最も相性がいいのは、リーズやパッドなど縦に伸びるソフトカバーが向いており、藻が枯れててテストは出来ず仕舞いでしたが、おそらく硬い葉を持つエビモなども行けるのではないかと思います。
逆に、カナダ藻など、もさもさと生えている藻にスタックさせてハングオフでリアクションを取りたいような釣りを展開したい場合はFB4の方が向いているケースもあると思います。(ケース・バイ・ケースですね)
ちなみに、このFB1のリップですが、写真にもありますように、補強材として1㎜径のステンレスワイヤーを埋め込んであります。
ソフトカバーとはいえ、障害物の中にバンバン投げ込むことが前提のルアーなので、リップ補強策としてFB1に初導入してみたのですが、かなりリップ強度が上がるので、将来的にはリップ付きの全てのNLWルアーにも導入して行きたいと考え中です!!
そして、もはやNLWのお約束とも言えるようなブレード君♪(笑)
写真上:FB1
写真下:FB4
比較写真の通り、FB1はFB4よりもワンサイズ大きいウィローリーフブレードを装着しています。
ボディー長60㎜のルアーに47㎜のウィーローリーフブレードと、いかにもアンバランスなブレードのデカさですが(ボディー全長の79%の大きさ!)、これにも意味があって、アクションのバランス取りや、スナッグレス性能の向上において重要な役割を担っています。(話すと長くなるので、その話はまた別の機会に)
そして、もちろんフラッシングの強化!!
ただでさえ濁っていることが多い春先、しかも横方向の視界が極端に悪いと思われるリーズやパッドの林の中でバスにルアーを見つけさせるには、巨大ブレードから発せられるフラッシングは武器になると思うんですよねー。(ホントか?笑)
こういう条件下ではビッグウィローリーフのスピナーベイト!と言うのは、昔からの定番パターンでもありますが、これってスナッグレス性能以外にも、フラッシングや金属接触音等、スピナーベイトならではのアピール力の大きさも意味を持っていると思うんです。
と言う訳で、
もし、今までスピナーベイトしか投げ込めないような場所にクランクを投げ込めたら面白い事になるのでは?
という気がしてしょうがないんですよね~~!
もうね、FB1はその一念だけで作ったルアーとも言えます。(笑)
春先、バスがスポーニングに入ってくるような葦原やパッドエリア。
新芽が水面に顔を出し始める頃のアフター回復組狙い。
水面スレスレまで伸びた藻と水面の間狙い。
等々、FB1が生きてくるシチュエーションはまだまだ他にもありそうですが、そんなイメージを持ちながら仕上げました。
まだまだ未開拓な分野とも言えるソフトカバークランキングの世界。。
FB1を通して、ぜひ皆さんと一緒に研究出来れば最高に楽しいだろうなぁって願っております!!
FatBull1ですが、FB4やFB8と同じく、当ブログを通してネット販売させて頂く予定で、
明日には販売させて頂く予定でおります!!
販売時間は、今のところ日本時間の金曜日(4月6日)のお昼休み時間頃(12時~13時ぐらい)にスタートさせて頂きたいと考えております。
もし宜しければ、ツイッター(https://twitter.com/#!/Beatour27)をフォローしておいて頂ければブログアップのお知らせがツイッターで行くかと思います。
以上、何卒宜しくお願い致します!