未来の釣り場へ 『栃木のバサーさんより頂いた手紙』
2013年 07月 08日
現在の栃木のバス釣り場の現状についてメッセージを頂いております。
是非、一人でも多くの方に読んで頂きたい内容です。
お忙しいかと思いますが、是非一読頂ければ幸いです。
栃木の釣りの現状を書かせていただきます。良ければ耳をお貸しください。
栃木は湖などは殆どなく、釣り禁止の場所が本当に増えています。
湖も立派なものはさほど無く、あってもトラウト釣りが盛んでして、川は鮎釣り天国です。
現実バスは本当に嫌われている地域であると思います。
池も小規模でして田んぼ一枚分あるかないかみたいなのが殆どです。
そして、その池は農業用の水瓶が大半です。
そして農家の方が田植えや稲刈りの繁忙時期にトラクターが通る道に堂々と車を停め、釣りをする事やゴミを平気で捨てていく人が更にバスの印象を悪くし、釣り禁止になってしまいます。
とても残念に思い、前回報告させていただいた47の太いバスの池も禁止になってしまいました。
コンディションの良い魚が多い池だっただけにショックでした。
バス釣りって本当に楽しいですよね。ゲーム性からタックル選び、フィールド選び。外の解放感。
でも、栃木の場合、そこは人の土地であり堂々と釣りする事ですら悪い印象を与えてしまいます。
先ず自分も含め心がけていきたいのはゴミを出さない、拾っていく事。
駐車は邪魔にならない場所、離れても歩いていく事。迷惑かけない時間を選ぶ事。
慎ましく、感謝の気持ちを持って土地の人と接する事(ちゃんと偏光サングラスは外して)昔の人にはサングラスって印象悪いようです。
現在、釣りを容認してくれて「ジャンジャン釣っていけやー!!そんなにかしこまらなくても良え。ゴミだけ頼むな!」と。気持ち良く釣りでき、背中を押してくれる農家の方とも関係が出来てきました。本当に嬉しい事です。
遊漁料を払って堂々と釣りが出来るフィールドにも憧れはありますが、僕らはそれは、たまにのお楽しみで先ずは自分の地域をフィールドを守っていくことを続けたいと思います。
僕の仲間共々この土地で釣りをしていくことを願ってルールを実行しています。
大好きなルアー、タックルで釣れてくれたバスに今日も感謝。感謝。です。
もし近い状況にいる方がいましたら、実行して守っていきましょう!!
長文乱文失礼しました。
と、以上のメッセージをKさんより頂きました。
日々悪化の一途を辿るバス釣りの環境。
本当に悲しい事ですし、心が痛みます。
外来生物法のせいで、バスを悪者とみなす世論のせいで・・・・・そう言う事を口にする人が居ます。
でもね、果たしてそれがすべてなのでしょうか?
釣り禁止になる理由の多くが釣り人側にあるケースも多いのでは?
ブラックバスが居るから釣り禁止にする・・・・・というよりも、ブラックバス釣りの人達が釣りに来たら困る事が多いので釣り禁止にする。
というケースの方が圧倒的に多いのではないかと思うんですよね。
多くの場所で釣り場環境が悪化していっている昨今、バス釣りに寛大な農家の方もいらっしゃるとの事で、本当に涙が出るほど嬉しくなっちゃいました。(感涙)
それもこれも、Kさんやご友人の日々の努力の賜物だと思いますし、本当に貴重な貴重な釣り場ですよね。
釣りが出来て当然ではなく、その土地で暮らす方々の理解があってこそ釣りを楽しめるという事を僕たちは決して忘れてはいけないと思います。
その場で釣りができる事、そして、釣れてきてくれた魚達に感謝の気持ちで接する事。
とてもシンプルではありますが、自分達釣り人が一番最初に考えなければならない事だと思います。
Kさん、貴重なメッセージを頂き、本当にありがとうございました!
■ 追記
以前、福島のバサーさんからも以下のメッセージを頂きましたので、是非こちらの記事も合わせてご覧頂ければ幸いです。
■ 未来の釣り場へ 福島のバサーさんから頂いたお手紙