Nishine Lure Works 裏日記

beatour.exblog.jp ブログトップ | ログイン

五大湖の風波と向き合う 『その3 ウネリ』

少し間が開いてしまいましたが、五大湖の風波と向き合うシリーズのウネリ編を書かせて頂きたいと思います。

と言う訳で、本日のテーマは『ウネリ』について。。

d0145899_1183360.jpg

四国ぐらいの面積を持つエリー湖で釣りをする上で、どうしても避けて通れないのがウネリ。
って言うか、避けては通れないというよりも、むしろウネッて無い時の方が珍しいという。(笑)

このウネリさん達ですが、以前も書かせて頂きました通り(記事)、高低差が2mを超えるあたりから波頭が崩れ始め、白ウサギさん、もしくは白クマさん達が大量発生ってな状況になります。(もはやそうなると危険とかなんとか言う前に、阿鼻叫喚状態としか言いようがない。汗)

僕が船を出す(もしくは撤退するライン)は、ウネリの波頭が崩れ始めるか崩れ始めないかぐらい。(ウネリの高低差は1.8mぐらい)

それなりに走れて、釣りになるのは、ウネリの高低差1.5mぐらいまででしょうか。
それ以上の状況で無理に船を出しても危ないばっか&釣り&ルアーテストにならないので、自分は船を出す事はありません。

が、そんな高低差1.5m以内の安全圏とも言えるウネリの中にも注意すべき危険な波があるんですよね~。

注意すべき危険な波その1は、ウネリの中に混じった引き波等の不規則な波。

五大湖の風波と向き合うシリーズその2(記事)でも書かせて頂きましたが、引き波はいかなる状況下においても危険ですね~。
しかも、ウネリの中だと迫ってくる引き波に気付きづらいのがやっかいなところ。(怖)

ウネリの中でのドリフトフィッシングとか、もしかしたらロッドティップやラインを見ている時間よりも、周囲の波を見てる時間の方が長いかもです。


そして、注意すべき危険な波その2は、2方向から来る複雑なウネリ。

エリー湖とかでよくあるパターンなのですが、例えば前日まで強い南西風が吹いていた翌日、風向きが北西強風に変わった時など。。
南西方向からの残存ウネリと、北西方向からのニューウネリがミックスし、複雑なウネリが立っている時が結構あります。

この場合に何が起こるかと言いますと、2方向から来るウネリのタイミングがシンクロした結果、2m以上の高低差を持ったウネリがいきなりやってくることがあったりと、結構危険。
この手のウネリは風向の変化だけではなく、岬等で湖流が大きく変化する場所にも出やすいので、航行にはかなりの注意が必要です。
なんせ、2方向からのミックスウネリは走りにくい事この上なし!(汗)


ちなみにこの動画は、エリー湖のウネリを風上に向かって走っている時に撮影したもの。


一方向からの素直なウネリで、高低差は1.5m前後。

これぐらいの高さのウネリであれば、走行に特に支障はないですが、連続ジャンプ台に突っ込んで行くようなものなので、自分はのんびり走行派です。(船を壊したくないし~。笑)

が、ただ単にゆっくり走ればいいというものでもないみたいで、ウネリの高低差がある中をゆっくりとアイドリング走行したら、船首が下がって逆にウネリに刺さりやすくなるので、常にプロップでトラクションを掛けながら、アクセルワークで船首を高い位置にキープしながら走る感じ。

船首を上げる事によって実質的に使える喫水が深くなるので、ウネリの中の航行ではアクセルワークで船首をリフトできるかどうかがとても大切かな?って思っているのですが、実際どうなんでしょう?(正しい走り方は知りません。笑)

船首を上げるだけならトリムを上げれば簡単に上がりますが、これだとウネリを乗り越えて行く際に、船首の抑えが利かなくて(船首部の)アップダウンが激しくなり、高く跳ね上げられた船首は、当然の事ながら次の瞬間大きく下に叩きつけられるので、次のウネリに刺さりやすいという悪循環にハマりがちに思います。

なので、自分の場合、ウネリの中を風上に向かって走る時は、トリムを一番下まで目いっぱい下げ、船首のばたつきを押さえつけながらも、船首を上げる努力をするって感じでしょうか。(正しい航行法かどうかはわかりません。笑)

非常にありがたいことに、自分の船はガソリンタンクが船尾にレイアウトされているので、ウネリの中を走らなければならなさそうな時は、ガソリンタンクをなるべく満タンにしてスタンヘビーにし、フロントデッキのストレージになるべくモノを入れないで、できる限りフロントの軽量化に努めています。(できればトローリングモーターも重量の軽いモーターガイドにしたいぐらいですが、自分的にミンコタだけは譲れないので、荷物で軽量化。笑)

大切と思うのはアクセルワークで、ウネリを登る時はアクセルオン。
そして、ウネリの頂点を超えた瞬間にアクセルを微妙に抜いて不必要にジャンプしないようにし、ボートの腹でバコーンと着水ではなく、尻からソフトランディングさせる感じで走ってます。
かといって、アクセルを抜きすぎると船首が下がって次の波に刺さりかねないので、ウネリを降りている最中もアクセルコントロールに集中してプロップのトラクションは完全に抜かない感じ。(言葉で説明できん。笑)

誰かに習った訳ではないので、これらの走り方が正しいかどうかはわかりませんが、大体そんな感じで走ってます。

ちなみに、上の動画のウネリの中を風下に向かって走るとこんな感じになります。



動画では平水に見えますが、そこがワナ。(笑)

実際には1.5m前後の高低差があるのですが、侵入する方向によって、ウネリの見え方がこれだけ違うというのをご覧頂けるかと思います。

ウネリを下っていく時は、ウネリをさかのぼっている時に比べてウネリの高低差を確認し辛いので、侵入スピードを誤ると結構激しい腹打ちを食らったりはよくあるかも。(この動画中でも着水失敗が2~3度あり←所詮はヘタクソドライバー。笑)

いずれにしても、ウネリを風下に向かって走っていく際も、ウネリの頂点を超えた瞬間に一瞬だけアクセルを抜いてソフトランディングを心掛ける事と、なるべくウネリの頂点が低い場所めがけてステアリングを切っていく感じでしょうかね~。(ウネリの中を風下に向けて走る時は、船首がバタバタしない範囲でトリムを少しだけ上げる時もあります)


あと、ウネリの中を横方向に進む時ですが、これはもうシンプルにウネリの谷間をトラバースしていく感じ。
盛り上がった水で船の両側の景色が見えないような時でも、ウネリの谷間に走行ラインを取れればプレーニング走行も可能ですし、ボブスレーのコースを走っているみたいで結構スリリング。(自分は嫌いではありません。笑)

いずれにしても、フットアクセルは自分的には絶対必要なアイテムですね~。

d0145899_7123289.jpg

アクセルコントロール以外にも、ハンドルはやっぱ両手でしっかりと握りたいですし、もう、これなしでは考えられません。(笑)

いずれにしてもつくづく思う事は、自然条件は刻々と変化しますし、うねりや波と上手に付き合いながら安全に楽しみたいものだなぁって思います。
by nishinelureworks | 2013-12-14 08:49 | テクニック | Trackback
トラックバックURL : http://beatour.exblog.jp/tb/20100722
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
line

ルアー開発、釣り、その他もろもろの徒然記


by nishinelureworks
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30