新製品のご紹介 『NLWスパイダージグ 2.7g』
2014年 06月 30日
大変長らくお待ち頂いておりましたNLWスモラバですが、ようやくリリースの準備が整いました!
と言う訳で、今日~明日と2回に分けてジグの説明をさせて頂きますね♪
■ ルアースペック
ルアー名 : NLW Spider Jig 2.7g/NLWスパイダージグ2.7g
ヘッドウェイト : 2.7g
使用フック : オーナー・バルキースピアー#1/0
価格 : 600円
このジグ君ですが、初号機が完成してフィールドテストに持ち込んだのが2010年の5月。
原型完成から丸々4年、ようやくの事リリースに漕ぎ着ける事が出来ました!
いやぁ、ホント長かった。(感涙)
もう、何度も無理かと思いましたが、晴れてこの日を迎えられた事に感謝したいと思います。
発売に踏み切れなかった大きな理由の一つが、このジグを通常の流通経路で販売した場合、どう計算しても利益の確保が見込めなかったのが一番大きな理由で、ずっと頭を悩ませておりました。
が、時代は移り変わり、アウトレット販売が可能になった今、ようやく実現出来る事になりました!(インターネットに感謝)
そして、この殆ど忘れ去られようとしていたジグ君を見捨てず、ずっと使い続けて可能性を見せ続けて下さったナベさんには本当に感謝。
ナベさんの多大なるご協力なしにはこのスパイダージグの完成はあり得ませんでした。
パユートの時もそうでしたが、ナベさんには本当に感謝しても感謝しきれません。(大感謝)
ってな訳で、前置きが長くなってしまいましたが、以下、ジグの説明をさせて頂きますね!
まず名前ですが、ずっとNLWスモラバと呼んできていたのですが、1/0フックのジグをスモラバと呼んでもいいんだろうか?と言う、実にシンプルな疑問があり、NLWスパイダージグとさせて頂きました。
スパイダーの由来は、これはもう見た目がクモさんっぽいからという理由です。(笑)
んでもって、このスパイダージグのコンセプトになっている事ですが、
とにかくカバーに強いジグが欲しい!!
という欲求が開発の発端になっています。
この4年間、ひたすらこのジグを使い続けて下さっているナベさんは、未だに根掛かりによるロスト無しという驚異的な記録を更新中。
それはもちろんナベさんの技術もあっての事ですが、通常のブラシガードタイプのウィードレスジグとは一線を画すスナッグレス性能を持っていると思います。(たぶん。笑)
このスパイダージグのスナッグレス性能ですが、それにはこのジグが持つ色々な要素が組み合わさって生み出されています。
まず言えるのは、オフセットフックにソフトベイトを仕込む形。
まぁ、言ってみればオフセットフックでリグったノーシンカーワームが根掛かりし辛いみたいなもんですね~。(笑)
使用フックはオーナー社のバルキースピアー。
アウトポイントを持つバルキースピアーの抜群の掛かりの良さやフッキングの深さは、皆さんご存知ですよね~?(^^)
そして、NLWスパイダージグが根掛かりし辛い理由その2ですが、ヘッド位置&スカートも大きく関係しています。
ジグが根掛かりする理由は、フックが何かに刺さるフック根掛かりと、ヘッドが何かに挟まるヘッド根掛かりの2種類があると思うのですが、NLWスパイダージグはヘッド位置をワームのアゴ下~腹部にレイアウトする事によって、フワッとボトムに置くようなソフトランディングを得意としています。
ウェイト位置が後方重心になる関係上、フットボールジグのようなメリハリある動きとか、枝などに宙吊りした時などの誘いは苦手(テールが垂れ下がってしまう)ですが、このボトムへのソフトランディング能力はこのジグのスナッグレス性能に大きく寄与しています。
んでもって、このジグヘッドに巻かれたスカートも対スナッグレス性能向上において重要な役割を担っています。
スカートがクッション代わりになって隙間などにはまり込み辛くなり、はまり込んでもガッツリと深入りしづらくなるんですよね。(ゴビゾーのムナビレも結構いい仕事するパーツの一つです。^^)
この写真の半根掛かり状態でちょいちょいと糸を引くと、スカートの接地部分が支点になり、テコの原理でスルッと隙間から抜け出てくるという按配です。
なので、大抵のジグが苦手とするリップラップなど、石の隙間にヘッドが挟まって根掛かりが多発するような場所でも、意外とイケちゃいます♪
っとまぁ、NLWスパイダージグのスナッグレス性能の秘密はこんな感じ。
このジグを試作する時に最初に考えた事は、ジグとトレーラーの力関係というかバランス。
大抵の場合はジグが主役で、トレーラーはジグの補助的な存在となりがちですが、NLWスパイダージグはソフトベイトを引き立てる黒子的な存在と考えています。
普通のジグだとトレーラーの後ろ半分しか見えなかったりしますけど、NLWスパイダージグはあくまでわき役でソフトベイトが主役。
溺愛しているゴビー君をセットするとこんな感じ。
スカートのフレアは、ゴビーのムナビレの開閉運動のイメージです。
パワーホッグとのコンビネーション。
この場合のスカートの役割イメージは、ザリガニの足のゴニョゴニョ。(笑)
装着するソフトベイトによって役割は変わってくるかと思いますが、あくまでソフトベイトという主役を支える存在でありたいなぁ~と。(^^)
なのでスカート選択にも、僕なりの想いを込めてます。
これは僕個人の勝手な好みでありますが、NLWスパイダージグのスカートは少な目にしています。
と言うのも、スカートが多すぎるとスカートのフレアが、開く>閉じる>開く>閉じると、単なる開閉運動になってしまいがちで、自分はどうもそれが苦手なんですよね~。(それがダメという訳ではなく、完全に自分の好みの問題です)
自分が好きなラバーの動きは、スカートの開閉運動の中で1本1本のラバーが生き物みたいに蠢くようにフレアする動き。
色々テストしてみた結果、自分的に一番しっくりきたのはこのシリコンスカートでした。
凹凸が付いたシリコンスカート君、なかなかいい感じで蠢いてくれますよ~♪(笑)
しかし、問題もあり、この凹凸シリコンスカート、とにかくタイイングし辛い!!
いや、テキトーに巻くだけなら何の問題も無いのですが、スカートを綺麗にフレアさせ、かつ生命感のある蠢きを出そうとすると、スカートの凹凸の向きもしっかり揃えて巻かないと、綺麗にフレアしてくれないんですよね。(涙)
凹凸をきっちり揃えて巻く方法&スキルがなかなか確立できなくて、かなりてこずりましたが無事にその方法も編み出す事が出来ました。
スカートについては、デフォルトは少し長めにしてありますので、お好みでカットして頂ければと思います。
ちなみに、このNLWスパイダージグにソフトベイトをセットした場合ですが、何種類かのワームをセットしてみましたので参考にして下さい。
このNLWスパイダージグ2.7gですが、日本時間の7月1日(火曜日)の夜8時頃よりオンライン販売を開始させて頂く予定です。
今回よりNLWの新オンラインストアーでの販売になりますので何卒宜しくお願い致します。
■ NLWアウトレットショップ http://outlet.nishinelureworks.jp/(商品はまだアップになっておりません)
スパイダージグの実際の使用例や、応用例については明日書かせて頂きますね~!