我が魂のビーツァ。 その2
2008年 03月 01日
以前、ニシネルアーワークスHPのビーツァ開発秘話で、ビーツァのウッドプロトモデルは海の黒ソイ相手に開発を進めたという事を暴露(笑)したことがありますが、ルアー完成後もありとあらゆるフィールドで1年中ビーツァを投げまくりました。
もう、シーズナルパターンなど完全無視!(笑)
フィールドもフレッシュウォーター、ソルトウォーター問わず!
来る日も来る日もビーツァを投げ続けました。
で、感じたこと。
フラットサイドクランクって、実はバスに限らず何でも釣れるなぁ・・・・・・・っていう事。(笑)
テスト中にはバスはもちろん、トラウト、サーモン、黒ソイ、アイナメ、コッド・・・・・と実に様々な魚をキャッチする事が出来ました。(そういえばカナダウグイも釣ったし、テスターの川崎さんはナマズとかも釣ってました。笑)
これって僕的にはかなり重要視している事なんですが、例えばトラウトや黒ソイなどがルアーにバイトしてくる理由は摂餌本能に起因する事が殆どだと思うのですが、そんなタイプの魚が良く釣れるルアーは、概してバスも良く釣れるルアーである事が多いように感じています。(逆にバスだけしか釣っていないと、この事に気が付けなかったりします)
これは僕の勝手な想像ですが、対象魚関係なくユニバーサルに釣れるルアーは、魚の摂食本能を直撃する何かをもっているではないでしょうか。
これこそがフラットサイドに秘められた力というか、通常のラウンドクランクとはまた違った別種の食わせ能力ではないかと感じています。
優れたジャークベイトが魚種関係なく釣れるのは周知の事実ですが、優れたフラットサイドもそれに近いものがありそうです。
まぁ、考えてみればそりゃそうですよね。
ベイトフィッシュのボディーフォルムって、アユやイワシみたいに長細いか、フナやブルーギルみたいに平べったいかのどちらかです。
そう考えると凄く自然の理に適っているというか、ユニバーサルなジャークベイトがあるのなら、ユニバーサルなフラットサイドも存在してもおかしくないと思うんです。
まぁ、色々と賛否両論はあるかと思いますが、僕はそう感じています。
さて、ここからは肝心なフラットサイドクランクの使い方について。
僕自身一番感じているのは、フラットサイドクランクを、ただ巻きだけでしか使わないのは非常にもったいない!って感じています。
むしろ、ただ巻き以上にトウィッチやジャークがヤバイかも!(笑)
これは僕個人の勝手な見解ですが、フラットサイドを単にクランクベイトの延長線上にあるルアーだと考えると、適切な入れ所や使い方がなかなか見えてこないような気がします。
少なくとも僕の場合は、現時点ではただ巻きと同じぐらいトウィッチやストップ&ゴーやジャークでビーツァを使う頻度が高いです。
これはもうビーツァを使い込んでいるうちに自然にそうなったと言う感じですね。
雑誌記事などの影響からか、フラットサイドはカバーに強いと誤解されている方もいらっしゃるかもしれませんが、それはフラットサイドの本質ではありません。(笑)
フラットサイドでどんなに対カバー性能を高めたとしても、対カバー専用とも言える強浮力のラウンドボディークランクには敵いません。
もちろん、ある程度の対カバー性能を持ち合わせたフラットサイドクランクも存在しますが(ウチのルアーで言えばBeatour M5)、カバーをマジで狙うなら断然ラウンドボディーが有利だと思います!!
では何がフラットサイドの持ち味かと言うと、それはバイト誘発能力の高さだと感じています。
特に中層でのバイト誘発能力はフラットサイドならではですね。
それと、前述したような強浮力を持ったラウンドクランクでは絶対に食って来ないようなタフコンの時とか、スレバスをバイトに持ち込めるのもフラットサイドの特徴です。
そう考えるとフラットサイドの入れ所が何となく見えてきません?(笑)
フラットサイドならではのヒラヒラパタパタのハタメキ感は絶対にラウンドボディーでは出せないものです。
だから、トウィッチであり、ジャークであり、ストップ&ゴーなんですよねー。
話はまだまだ続くんですが、今日はこの辺で~~~。
続く。