Nishine Lure Works 裏日記

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KVDシークレット!!

先日開催されたBASSエリートシリーズ第2戦の「キシミーチェーン戦」でKVDが、リップレスクランクのハードジャーク&フォールという特別な釣り方で優勝しましたが、その事について興味深い記事がBASSウェブサイトに掲載されておりました。

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KVDがこのトーナメントで使用したのはストライクキング社レッドアイシャッドという新型リップレスクランクベイト。(バイブレーションプラグ)
このルアーをグラスのアウトサイドエッジのコンタクトスポットで用い、激しいジャーク&フォーリングアクションでリアクションバイトさせるというものです。
トーナメントの詳細はこちらでレポートさせて頂いておりますので、もし宜しければご覧下さい。
http://beatour.exblog.jp/7501846/

今回のバスマスターウェブサイトの記事は、このレッドアイシャッドについて全2編に渡って紹介されています。
詳しい内容はこちら ↓ ↓ ↓

■ パート1 http://sports.espn.go.com/outdoors/bassmaster/fishingtips/news/story?page=b_KVD_redeyeshad
■ パート2 http://sports.espn.go.com/outdoors/bassmaster/fishingtips/news/story?page=b_KVD_redeyeshad2

で、例によってかいつまんで内容をご紹介させて頂きたいと思います。
すっげえ長文になると思いますので、もし時間のある方はどうぞ♪


まずはパート1から。
このページではレッドアイシャッドが完成するまでのいきさつが書かれています。

ストライクキング社の開発者であるフィル・マークス氏によると、このルアーは偶然に出来たものではなく、しっかりとした意図があって作り上げられたものとの事。
足掛け30ヶ月、数カ国でのテストを重ねて完成したそうです。(開発期間だけはウチのSD85Fも負けてませんな。笑)

なんでも、このルアーを開発する時に、KVDから出た要望は、他のリップレスクランクに無いものをこのルアーに求めたそうなんです。

このルアーの最大の特徴はフォール時にもアクションする事らしいのですが、スイミングアクションとフォールアクションを両立させる作業はかなり難航したらしく、開発者のフィル・マークス氏いわく、今まで手がけてきたルアーで最も開発が難しかったルアーとの事です。

このルアーのアクションを決定付ける要素としては、「3箇所に内蔵されるウェイトバランス」、「プラスチックの比重」、「ボディーシェイプ」、「内部空気容量」等があるのですが、これらのどれか一つが欠けても、このルアーのアクションは実現しないそうです。
特に重要なのは、3箇所のウェイトポジションで、このセッティングは難航を極めたらしいですね。

高重心位置のウェイトは「ウォブルとフラッシング」。
腹部に設置された低重心位置のウェイトは「フォールアクション」。
そして、鼻先に設置されているノーズウェイトは「リトリーブ時の安定感」。

に関係しているのですが、そのどれか一つをいじっただけで、他の2箇所のウェイトに悪影響を与えてしまうほど微妙なセッティングが施されているみたいですね。

ちなみにKVDが求めた事は、
「箱から出した状態で真っ直ぐに泳ぐ事(トゥルーチューンを必要としない)」
「キャスト性能」
「耐久性」
「ラトルがうるさすぎない事」



開発者いわく、このルアーを開発する際の膨大なプロトのテストでも、「この男(KVD)のエナジーは尽きる事が無かった」ってコメントしています。(笑)

現在のところ、このレッドアイシャッドは1/2オンスモデルのみのラインナップですが、3/4オンスモデルが開発中、そして1/4オンスモデルがデザイン段階との事です。


そして記事のパート2
こちらのページではKVDの実際の使用法が紹介されています。

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KVDは下記の5つのキモを紹介しています。

1.グラスフラット
12フィート(約3.6m)ぐらいまでのグラスフラットでの使用が最もイージーとの事。
具体的には、キャストしたらルアーを沈めてスローリトリーブ。
そんでもって、ルアーがグラスに引っ掛かったらジャークしてグラスを切り、そのまませミスラックラインを出しながらボトムまでルアーを沈めるという使い方。この使い方をした際にレッドアイシャッドはフォール時にウィグルアクションを発生して、バスのバイトを誘発させるそうです。
キーになるのは感度で、KVDは17ポンドのフロロカーボンを使用。
ちなみに、ロッドはクアンタムのクランキングロッド、リールはクアンタムエナジーの5.1:1のローギアーリールを使用。

KVDいわく、この釣法で釣れる魚は通常のクランキングで釣れる魚ではないらしく、ボーナスフィッシュというか、良いサイズのバスである事が多いようです。


2.岬、もしくはグラベルフラット(古砂利フラット)の中に存在するスタンプや岩
これらのエリアで、基本的な使用法はグラスフラットでの使い方と同じ。
大切なのは必ず何かにコンタクトさせ、コンタクトした後にルアーをストップさせてやる事。
バイトはフォール中か、フォール後にリールを巻き始めた瞬間に集中するそうです。

心配なのは根掛りですが、KVDいわく、その点も考えてバランスを取っているので、他のリップレスクランクほど頻繁には根掛りしないそうです。


3.ディープでのヨーヨー釣り
これも使い方は基本的には同じでディープボトムでのリフト&フォール。
現在発売されている1/2オンスモデルで、水深15フィート(約4.5m)ぐらいまで狙えるそうです。
ボトムや、その他の何かにルアーがコンタクトしたら、同じくルアーを止めてフォールでバイトを取るみたいですね。
キモはラインセッティングで、この釣りの場合は10ポンドまでラインサイズを落とすそうです。(もちろんフロロカーボン)

現在、開発している3/4オンスモデルが出れば(7月ごろ発売予定)、この釣りはもっとやりやすくなるとのコメントです。


4.カラーの選定
クリアウォーターの場合、バスにルアーのバイブレーションや音を感じさせつつも、バスの目の前にルアーが到達する直前まではルアーを見せたくない為、「ナチュラルカラー」がベスト。
ナチュラルカラーは視認性が高くない為、ルアーを突然バスの前に出現させる事によって、リアクションバイトが取り易いとの理由。

濁った水でも考えかたは一緒だけど、バスからルアーを見えるようにヘルプしてあげる事が必要。
従って選ぶ色は「ダークカラー」もしくは「蛍光カラー」。これらの色は濁った水の中でもバスから発見され易いそうです。

基本的な考え方はクリアウォーターでもマッディーウォーターでも一緒で、バスにルアーの存在を知らせつつも、直前まで見せないというのがリアクションバイトを取る上で大切みたいですね。

ここで僕が気になったのはマッディーウォーターでのカラーセレクトですが、一般的には「マッディー=チャートリュース」って考えかたが良く知られていると思いますが、ダークなカラーも効くんですねぇ。
これには僕自身も凄く納得する事があるのですが、僕のマッディーウォーター系でのシークレットカラーって実はブラッディーシャッドなんです。
濁っているから明るい色というだけではなく、濁っているからこそルアーのシルエットがはっきりと見えるダークカラーって事なんだと思います。
マッディーウォーター系のカリフォルニアデルタのシークレットカラーもですしね!!

5.フック交換
バイトが浅い時などはフック交換も有効的。
KVDはマスタッド製のラウンドベンド&ショートシャンクフックに交換するそうです。
フックが絡まってしまうと、フォール時のアクションが損なわれてしまうので、ショートシャンクフックを使用するそうです。


以上が今回の記事の概要でした。




う~ん、僕もレッドアイシャッドを探してみようかなぁ~。(すっかりKVDにハメられているオイラ。笑)
一体どんな動きをするんでしょうねぇ?気になりません?

そんでもって、Nフォームでこんなルアー作ったらどんな動きをするんだろう?
妄想は尽きませんな。(笑)


ちなみに今回の記事を読んで真っ先に思い出したのは何を隠そうこのルアーでした。
                    ↓ ↓ ↓
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シマノのベビーアンジュレーター!!
このルアーも超低重心に設定された腹部のハイエナウェイトの恩恵で、沈む時にヘンな動きをするんですよ~。
KVDの言うレッドアイシャッドのウィグルフォールとはちょっと違うと思いますが、フラフラ~っスライドフォールをします。
僕の記憶が間違っていなければサイレントモデルの方がこの動きが出やすいはずだったのですが、どうだったかな?
今度もう一回投げてみようっと。(笑)

残念ながらこのベビアンは既に廃盤になっているみたいですが、もしご興味のある方は探してみて下さい。

そういえば同じくシマノのソルトウォーター用のオシアバイブ(ハイエナウェイトバージョン)は、このフォール時のロールアクションを意図して開発されていたはず・・・・。
実物を見たことが無いので何とも言えませんが、シマノの開発者さ~ん、もしこのブログをご覧になっていましたら教えて下さい!!(笑)
by nishinelureworks | 2008-04-30 06:17 | テクニック | Trackback
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