マーテンスのタックル
2009年 05月 15日
この写真のシマノリール、僕的に凄く気になったのがメタマグ。
写真に写っている3つはメタマグで、一つはキュラド(日本で言うスピードマスター?)
何でアーロン・マーテンスが日本モデルのシマノリールを使っているんだ?と疑問だったんですが、
聞いた話によると、昨年、超ビッグフィッシュが続出した伝説のファルコンレイク戦で、リール数台がブチ壊れ、それを機会にシマノリールに入れ替えたっちゅう話ですわ~。(しかも自費で)
で、次に気になったのはメタマグの黒ハンドル。
黒ハンドルって、確か7:1のハイギアモデルのはずなのですが(カタログをもう一回見直してしまいました。笑)、ハイスピードギアのリールでクランクベイトを使っているという事が非常に興味深く、これまた面白いなーって。
すると、ツカケンさんからタイムリーに教えて頂きました!!(ありがとうございます!)
アメリカ人のクランキングですが、アメリカ人のクランキングのスピードは日本人が普通に考えているスピードよりかなり速いらしく、そもそもローギアでクランキングするという概念が無いらしいです。
日本では『マキモノにはローギア』が割と一般的だと思うんですけど、アメリカでは誰も使っていないっちゅう話。(確かに、アメリカ人のクランキングを見てたら、ローギアなんて必要ないわな~って僕も思う。笑)
そもそも、クランクベイトに対する概念からしてアメリカ人と日本人では大きく違うような気がします。(どちらが正しくて、どちらが正しくないという話ではないですよ~)
僕自身、ハイスピードリールはまだ未体験で、ツカケンさんに教えて頂きましたら、
今回のマーテンスのような強烈なストップ&ゴーを用いる釣り、スタンプやロックに強烈にヒットさせるディープダイバーの釣り、バイブレーションなどの基本スピードの速い釣り、トップウォーターなどのラインスラックを使う釣りには7:1は良いそうです。
ちなみに、ツカケンさんによると、クランキングに向いているのはメタマグ(もしくはメタマグDC)の6.2:1が非常にいい感じだそうですよ~♪
メタマグのギア比&剛性感がクランクの振動とマッチして、非常にセンシティブに感じられるそうです。
んー、メタマグが欲しくなってしまった!!(笑)
『感度』というと、とかくロッドの事ばかり語られますが、リールから得られるインフォメーションってのもロッドの感度と同じぐらい重要という事ですねぇ。
んー、やっぱメタマグ欲しいっ!!(笑)
ちなみに、ツカケンさんからはTS1610MLFの秘密?も教えて頂いたのですが(爆chのツカケンさんのコラムを読まれている方はご存知の話)、そこまでやるか~~?!って話で、益々ロクテン溺愛状態に。(笑)
このロッド、素人考えの浅はかさで、グラスブランクをカーボンテープで締め上げた構造だと思っていたんですが、実はそれだけじゃなかったんですね~。(汗)
んー、ここで書いていいかどうか分からん話なので詳しい事は割愛させて頂きたいと思いますが、もはやグラスロッドという括りでは語れない竿ですね。
たぶん、シマノだから作れた竿。
いや、シマノだからこそ作れた竿だと思います。
こんな事書いているとシマノの回しモンみたいで何ですが(笑)、改めてシマノの技術力の高さ、そしてツカケン兄ぃの基本コンセプトの高さに感服した次第です。
んー、ツカケンさんと話しているとマジで勉強になる事だらけですわ~。(感謝!)