Nishine Lure Works 裏日記

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カテゴリ:ルアー開発( 88 )

Made in CanadaなNLWルアー達

Made in Canada & Made by HandsのNLWルアー達。

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この記載を見て、たまーにMade in Chinaですか?

って、間違えられます。(爆)

確かにぱっと見た感じはMade in ChinaMade in Canadaって似てますよね~~。(笑)

まぁ、今の時代Made in Canadaって製品を探す方が難しいのは間違いないです。

んで、このMade in CanadaなNLWルアー達ですが、NLWを立ち上げてから5年間、常に悩まさせ続けられている事があります。

その一つが材料の入手。

現在のNLWルアーは、フックが日本製(オーナー社製)、そしてパッケージボックスを香港から直輸入している以外は、概ねアメリカからの輸入材料を主原料としています。

カナダは基本的にモノが無い国なので、原料の殆どを輸入に頼らざるを得ないのは仕方が無い部分もあるのですが、これが結構厄介なんですよね~。

原材料費や輸送費のコストはどんどん高くなっていくばかりでかなり厳しいものがあるのですが、それ以上に厳しいのが、政府の規制やらなんやらで今まで普通に手に入っていたものが手に入らなくなると言うのは本当に悩まされます。(涙)


今まで規制が入ったものをざくっとあげると、油性ラッカー、発泡ウレタン、トップコート用のウレタンクリアー等に規制が入っています。

その都度、使える材料探しに奔走し、そして新素材に合わせた製造工程の構築しなければならない訳ですが、油性ラッカー抜きでルアーを作るって、本当に厳しいものがありますね~。(特に製造効率の面で)

昨年末も油性のウレタン塗料に規制が入り、ようやく新規格に対応した水性ウレタンの選定と製造工程を構築できたばかりなのですが、これが結構ややこしいんすよねー。

硬化してしまえば水性ウレタンも油性ウレタンと全く遜色ない仕上がりと耐久性を持つんですけど、硬化時間が長く掛かる関係で製造工程が落ちまくり。
何とか改善できないか未だに研究中です。

そして、それらの規制に加えて今回はパールパウダーまでカナダの販売店で入手できなくなるそうな。(大泣)

あまり泣き言みたいな事は書きたくないですけど、もうホント、カナダ政府は国内産業を潰すつもりか?って言いたくなります。(ペイント屋さんも怒りまくり)


っても、規制は規制でどうしようもないし、幾らペイント屋さんを拝み倒しても手に入らないものは入らないので、現実を受け入れて前進していくしか無いですねーー!!


自分に残された最終手段は、陸路でアメリカに買いに行くか、個人輸入のみ。(これらの手段で入手したものに関しては規制の対象外)

材料を入手できないという事を理由に、ルアーがクオリティーダウンするような事だけは絶対にあってはならないので、あらゆる可能性を模索して行きたいと思います!!
by nishinelureworks | 2011-02-15 05:02 | ルアー開発 | Trackback

今日の太っちょクランク君

太っちょクランクミドルダイバー君のウレタンモデル初号機が完成しました!!

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ミドルダイバー君♪

もう、可愛くてしゃーないです。(笑)


現在、スーパーシャローモデル、シャローモデル、ミドルダイビングモデルと3機種の開発を進めているのですが、まずは一番難易度が高そうなミドルダイバー君から先に着手しています。

んで、ドキドキしながらこのプロトモデルを泳がせて見ましたところ、現段階の完成度はプロトを100点とすると80点ぐらいの感じですかねー。

このプロトモデルでは若干のピッチ低下が見られました。

その原因と考えられるのはこれ↓

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リップでは無いかと。

プロトモデルで使った1.5mm厚のポリカーボ板の重量は2.0gだったのですが、このウレタンモデルに装着されているリップ重量は4.2g。

リップ重量に2倍以上の違いがあります。

リップの重量が増えると言う事=アクションの反復時に掛かる負荷が増えると言う事でもありますので、ピッチが落ちるのは当然の結果ですよね。(笑)


よく言われる事で、「基盤リップは薄いので水切りが良い」という定説がありますが、それはもちろん事実の一つだと思いますが、それが全てではないと僕は考えています。

それ以上に大切と思うのは、「基盤リップの薄さから来る軽さ」

ツカケンさんとか、B7ディープ等のディープダイビングクランクベイトに積極的に基盤リップを導入されていますが、リップがデカいディープクランクでの基盤リップの効果は絶大です。


また逆説的に捉えると、プラリップならではの重さを利用したアクションセッティングと言うのも大いにありえます。
僕が知る限りですが、ウィグルワートなどはプラリップの良い点を最大限に引き出しているルアーと感じています。



って訳で、太っちょクランクミドルダイバー君の課題が見えてきました♪

とりあえず、リップを削り込んだらどうなるか試してみたいと思いますーーー!!
by nishinelureworks | 2011-02-04 03:39 | ルアー開発 | Trackback

チタン磨き

昨日は半日ぐらいかけて真空脱泡機のチタン板磨きをしておりました。

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耐水ペーパーでえんやこら~~♪

しかし、磨いても磨いてもちっとも鏡面にはなってくれません。(当たり前だっつーの)

もうね、最後は殆ど何かの修行状態。(笑)

シコシコとチタン板を磨いていると、

何の為にオレは磨いているのだ?

人生とは何だ?

生きるって何だ?


とか、意味の分からん事が頭に浮かんできます。(爆)


んで、磨き続けること数時間、チタン板はようやくこんな感じに。

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鏡面仕上げには程遠いですが、流石にここでギブアップ。(涙)

ホントはもっと磨きたかったんですが、病み上がりだったせいもあって最後は変な汗も出てくるし、自分的には全然納得できないんですけど、今日のところはこれぐらいでお許しくださいとチタン板様にお願いしました。(爆)


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とりあえず、無事にマイナス30気圧まで減圧できる事が分かったので、無理やり納得050.gif


まぁ、新しい板を買ってくれば一瞬で解決できる問題でしょうし、普通はそれが正しい判断でしょうけど、磨いてみて初めて分かった事もあるし、これはこれでいい経験でした♪

っと言うわけで、ようやくデカイモールドを作る準備が整いましたーーーーー!!
by nishinelureworks | 2011-01-30 23:29 | ルアー開発 | Trackback

塗るか磨くか

モールド製作に使う、真空脱泡機のチューニングをしてます。

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昨日14mmの穴をあけたチタン板をひとまず組んでテストしてみました。

この真空脱泡機は、ジャーの中を真空状態にする事によって、負圧で材料の中の泡を取り除く機械なんですけど、今まではジャーのサイズが小さくて、小さなモールドしか作れなかったので、ジャーのサイズをアップしてデカイモールドを作れないかと画策中。

この春に発売予定のオチアユ君シリーズを製品化するのにデカイモールドを作る必要があるので、どうしてもクリアーしなければならないハードルです。

そこで、チタン板でサイズアップしたテーブルトップに、巨大ジャーを導入する事にしました!!

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                   (左:現在使用中のジャー、右:巨大ジャー)

これだけデカイジャーなら、スイムベイトのモールドだって作れそうです!!(喜)


んで、テスト結果ですが、泡を抜き取るのに必要なマイナス30気圧まで減圧できる事は分かったのですが、何処ぞから空気が進入してくるのか、マイナス30気圧まで下がるのにエラく時間が掛かってしまいます。(汗)

で、原因を色々考えてみましたところ、どうやら、これ↓が悪さをしているみたい。

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チタン板の鮫肌が原因かも?

空気が進入してきそうな場所はシーリング剤&シリコンパッドで完全にシーリングしているので、考えられる理由は、この鮫肌のみ。

テーブルトップには空気進入防止用のシリコンパッドをチタン板の上に装着しているのですが、どうやら、チタン板の表面の鮫肌を伝って空気が進入しているのではないかという気がします。

鮫肌によってできるチタン板とシリコンパッドの隙間なんて、たかが数ミクロンの世界の話だと思うんですけど、マイナス30気圧はそれも許してくれないみたい。(どんだけ微妙なんだ?)


これを解決するにはチタン板の表面を鏡面仕上げにする必要がありそうですねー。

チタン板を磨きこむか、それとも、チタン板をペイントして鏡面状態を作り出すか。

んー、悩みますねーー。

今日一日、このことで頭が一杯になりそうです。(笑)
by nishinelureworks | 2011-01-26 02:33 | ルアー開発 | Trackback

先日もらったチタン板(記事)に穴を開けてみました♪

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14mm径の穴が欲しかったのですが、手持ちのハンドドリルに14mmドリルが付けられなかったので、H湖のTakaちゃん宅に行って穴をあけさせて貰いました。

さすがはログハウスビルダーのTakaちゃん、プロ仕様の高級ハンドドリルを持ってたので、それを借りて穴あけ!!

パワフルなドリルでスムーズに作業が完了しました!!(Takaちゃん、ありがとう!!)


んで、穴を一個開けて、んじゃ帰るわーーー。(笑)

穴を一個あけるために片道30キロ。往復60キロ。

ご近所だと思ってたんですけど、よく考えたら全然近所じゃないっすね。(爆)


今晩は、このチタン板を機械に取り付けてチューンナップです♪
モールド製作マシーンのパワーアップが成功するといいなーー!!
by nishinelureworks | 2011-01-25 10:20 | ルアー開発 | Trackback

ニシネアナログワークス

太っちょクランクのマスターモデル作りが進行中です。

まずはミドルダイバー君から製作中~♪

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何時ものことではありますが、完全手作りのマスターモデル。

通常、リップなどのセッティングはCADとか高度な切削機械を駆使して精度を出していくのが普通ですが、そんなもん無いので、NLWでは当たり前のように手作りです。(笑)

ウッドをシコシコと削ってリップを作り、取り付け位置も装着角度も全て勘。(爆)

そして、手作りで作ったマスターモデルをシリコンで模って複写。

最先端技術の欠片も無いアナログ的な手法です。


正直、超時代遅れな方法である事は間違いないですし、最先端技術と比べると精度は低いですが、僕はこの方法が凄く好きなんですよね~。

たぶん、自分の性に合ってるんでしょう。

って訳で、今日もニシネアナログワークスしてます。(笑)
by nishinelureworks | 2011-01-24 10:15 | ルアー開発 | Trackback

今日の太っちょクランク君

ようやく、太っちょクランク君のウロコ彫刻済みプロトモデルの第一号機が完成しました!!

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段々それっぽくなってきましたよ~♪(喜)

次の仕事は内部構造やリップセッティング等の煮詰めです。

それぞれのモデルで狙う水深や対象カバー、そして釣法が異なってくるので、それぞれのモデルに適したアクションを模索して行きたいと思います。

っても、ボディー形状が決まった時点で、潜在能力の八割方は決まってくるので、ここからの仕事はボディーが秘め持っている潜在能力を如何に無駄なく、限界点まで引きだせるかという点が、これからの勝負です。

特にこのルアーの場合は、アクションレスポンスが最大の武器なので、既存のNLWルアーに施している機構とは全く違ったアプローチが必要そうになりそうですねー。

日々チャレンジあるのみですね!!
by nishinelureworks | 2011-01-21 16:56 | ルアー開発 | Trackback

今日の太っちょクランク君

太っちょクランクのマザーモールドが完成しました♪

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ウロコ彫りマスターモデルのモールド。

これからこのモデルを複写し、各モデル用のマスターモデルを作ります。

今のところ、スーパーシャロー、シャロー、ミドルディープの3機種ぐらいを作ってみようかと思っています。

ワンオフで作った初期プロトモデルでは、かなり良い動きが出ていたので、これを再現と言うか、超えるものを作りたいですね!!
by nishinelureworks | 2011-01-19 05:10 | ルアー開発 | Trackback

チタン

すげーモノを入手してしまいました♪

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50センチx50センチのチタン板!!

今使っている機械を改造しようかと計画してまして、それに使えるアルミ板を探していたんです。

んで、鉄工所に勤めている大家さんに相談したら、

”それなら工場に余りがあると思うから探してきてあげるよ!!”

って神の声。(喜)


その数日後、大家さんが持ってきてくれたのは、
なんと!アルミ板ではなく、チタン板でした!!(驚)

”いやぁ、アルミ板でちょうどいいのが無かったので、チタン持ってきたよ。
チタンでも問題ないべ?”



もちろん問題なんて無いんだけど、チタン板なんて高くて買えないです。幾らですか?

っと、恐る恐る尋ねる僕。(汗)

すると!

”お金なんて要らねーよ。どーせ余ってて使わないんだから。”

”サンキューベリィマッチ!!”


っと、思わぬところから思わぬものを頂いてしまったのであります。

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それにしても、このサイズのチタン板(ちなみに厚みは5mm)って、買ったら幾らするんだろ?(汗)


って言うか、改造しようと思っている機械って5~6万円ぐらいのモノなんですけど、ヘタしたらこのチタン板の方が高いんじゃなかろうか?

完全にオーバースペックですな--。(爆)


と言う訳で、2011年のNLWはチタン板付きマシーンで、虎視眈々と更なるクオリティーアップを目指します!!(笑)
by nishinelureworks | 2011-01-18 04:53 | ルアー開発 | Trackback

ルアーの素

先日ルアーを作りながらふと思ったんですけど、考えてみればNLWルアーって液体から出来ているんですよねー。

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                         ルアーの素達

左の2本がリップ&フレーム用。
右の2本がボディー用。

長年作り続けてきたウッドルアーだと、固体を加工してルアーの形にしていく訳ですが、ウレタンルアーの場合は液体からルアーを形成していく。

素材を混ぜ混ぜしながら、何でこんなトロトロの液体がルアーになるのか、急にすんごい不思議になってきました。

今更ですが、ホント、何でだろ?(笑)

って言うか、今まで何十リットルのこれらの液を混ぜ混ぜしてきたんだろ?


余談になりますが、今年は素材面での改良にも着手してみたいと考えております。

NLWルアーの素材は、ここ3年ほど同じものを使い続けているのですが、先日、可能性のあるプラスチックが見つかり、現在、強度テスト&成型法等を研究中です。

この新しく見つかった素材はリップ&フレームに使えそうなプラスチックなのですが、現段階でのテスト結果はかなり良く、現在、NLWルアーに使っているプラスチックの倍ぐらいの耐衝撃性能を望めそうな感じです。

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                     強度テスト中のフレーム

この写真のフレームは現在強度テスト中のSD85Fのフレームで、コンクリートフロアーに思いっきり叩きつけて破損限界を調べ中です。(お陰で右腕がムチャクチャ筋肉痛。笑)

強度テスト以外の部分では、成型時に多少扱いが難しいところもあるので、もう少し研究する必要がありそうですが、もしこのプラスチックを実用化できれば、リップ&フレームの強度アップできるかもと期待しています。


っという訳で今日も2液を混ぜ混ぜ。

硬化温度や時間を変えたテストサンプルを作り、床パシパシテストでデータ取りです。(笑)
by nishinelureworks | 2011-01-17 06:38 | ルアー開発 | Trackback
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ルアー開発、釣り、その他もろもろの徒然記


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