真冬のクランキンテク

今日は真冬のクランキングの話を少し。

真冬のクランキンテク_d0145899_201551.jpg

あくまで僕自身の勝手な思い込みではありますが、
冬場のクランキングでは概ね以下の2パターンを試す事が多いです。

超ユックリか、リアクションか。

で、今日は超ユックリ巻きの話をさせて頂きたいと思いますね。

以前、何度かこの事について書かせて頂いたのですが、
アメリカのバスプロも行っている真冬のフラットサイドクランキング

このフィネスなクランキングが冬場~早春に掛けて有効になる時があるんですよ~♪


あくまで僕の経験ではありますが、冬場のクランキングではフラットサイドクランクが圧倒的に良いような気がしています。(今、バス依存2さんが開拓中のブレクラのフォローパターンってのも凄い可能性を感じますけどね~。)

で、このフラットサイドクランクの釣りなんですけど、僕的にはクランクを使ったミドストってイメージで使っています。

すんごい乱暴な表現ですが、クランクのウォブル&ロールをワームのシェイクに見立てる感じ。(乱暴すぎ?笑)

フラットサイドクランクを超ユックリ引くと、何とも言えないナチュラル感があるじゃないですか。
あのアクションは低水温時のバスに口を使わせる力があると感じています。


クランクベイトの最大の持ち味は、トリプルフック剥き出しなので、触れたら刺さる感じのイメージ。
ここでもラウンドボディーには無いフラットサイドの強みが生かされると思うんです。


冬場の釣りって言えば、なんと言ってもサスペンドシャッドなどのサスペンドルアーの釣りが定番ですが、フラットサイドクランクにはフラットサイドクランクならではの強みもあるって考えています。

それがカバー回避能力!!

サスペンドルアーでは即根掛りしてしまうようなカバー周りとか、
フラットサイドクランクの独壇場になる場面は多いですね~。


冬場のショートバイト&弱バイトを取る方法ですが、刺さりの良い細軸フックにチューンするのも効果的と思います。

あと、フックに関してもう一つ大切と思うのはテールフックの装着方向。

冬場って、ルアーの尻尾をそっと咥える事が多いので、
テイルフックを装着する時に下の写真の方向で装着すると上顎にしっかり掛けれる確率が高くなります。

真冬のクランキンテク_d0145899_2233240.jpg

写真では解り辛いかもしれませんが、オーナー社のバランスドフックなどの場合、フックポイント一本の側が上向き。

2本の側を上向きにすると根掛りは若干減ると思いますが、テイルフックがバスの口の中に入った時に、上顎の壁をフックポイントが滑ってしまうというか、フッキングの力が分散されるように感じます。(気のせいかもしれませんけど~)

その点、フックポイント一本を上向きに装着した場合は、フックポイントが上顎の中で立ってくれる気がしています。

あとはタックルバランスかな~~。

やはりグラス、もしくはグラスコンポジットの竿が良いと思いますね~。
あと、あえてスピニングロッドを使うと言うのも大アリだと思います。


この釣りについては、テスターのりょうさんからも非常に参考になるコメントを頂いておりますので下記にご紹介させて頂きますね♪

このコメントを頂いたのは10月末と、冬と呼ぶには少し時期は早いですが、
冬場にも十分効果のある方法だと思いますので、参考にしてみてください。


真冬のクランキンテク_d0145899_2382844.jpg

このヨンパチ君ですが、超弱ダートアクションで釣れたものです。

真冬のクランキンテク_d0145899_2401632.jpg

前回の(10月22日)に、同じくSD85Fで釣ったヨンロク君もアクションで、
ラインを張らず緩めずなテンションで維持し、
超弱めにチョンチョンとアクションし、
再び張らず緩めずなテンションで維持しフローティング。

イメージとしては、弱って水上へ浮上するベイトが、時折狂って動き出すって感じ。
ホントに、バスにそう見てもらえてるかは、いささか疑問ですが(汗)

激しいスライドダートアクションが持ち味なSD85Fですが、
基本的なアクションがシッカリされている分、
こんなスローアクションでもキッチリとダートしてくれます。

また、サイズは小さいもののビーツァで釣れたバスは、中層のスローリトリー
ブで使用。

真冬のクランキンテク_d0145899_2431634.jpg

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この時期から春までは時期は、私自身がよく使用するリトリーブスピードで、
イメージは「クランクベイトのミドスト」なんです。

まぁ、クランクをボトムノッキングとトップ以外で使うと、
必然的にミドストにはなるのですが…。

ミドストを琵琶湖のガイドで習った事があるのですが、
バスやベイトの居るレンジを、
まるでジグヘッドをサスペンドさせているかのように漂わせるんですよね。

それをバスに見せて食わす…。
ボクのクランクミドストもまさにそんな感じで使用しています。

これから益々水温が低下してきますが、水温が下がれば下がる程欠かせないテク
だと思っています。

(まだ「秋」ですが、このテクで今回釣ったバスは、どれも「冬」の色や体温を
してたバス達です)


と、以上のお話でしたー。(りょうさんありがとうございます!)


以上のお話に補足して、クランクの超ユックリ巻きが全然ダメな場合でも、
リアクションで口を使わせられる時があるので、コチラも試してみて下さいね。

具体的に言えば、枯れグラスなどに半根掛りさせてやって、ハングオフさせた瞬間に食わせたりとかです。


あと、最後になりましたが、冬場のクランキング(クランキングに限りませんが)で何よりも大切なのは時合だと思います!

低水温になればなるほど、バスがアクティブに活動している時間が短くなるので、これを外すと全くダメって事も大いにありえます。

時合。
フィーディングエリア。


チャンスは短いですが、冬場、バスが動いている時は集団で動いている時があるので、連発ヒットと言う事もありえます。

僕の経験的には、水が温まる3時~4時ぐらいにバスが動く事が多いような気がしています。


厳冬期のクランキング・・・・・・・けっしてイージーではありませんが、きっと一生忘れられない魚になると思いますよ~。


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by nishinelureworks | 2009-12-11 02:54 | テクニック | Trackback

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