Eliteシリーズ カリフォルニアデルタ 最終結果
2010年 03月 16日
優勝したのはジョン・クリューズ!!

優勝ウェイトは72ポンド6オンス!!
ジョン・クリューズのウィニングエリアになった場所は某水路のデッドエンド。

遠くの丘に見えるのはカリフォルニア名物の風力発電の風車ですねー。
この場所は水深4~8ft(約1.2m~2.4m)あったとの事で、今回のコールドフロントの影響を受けづらかったようですね。

使用ルアーは、1~3日目がスウィートビーバーのフリップ。
そして、最終日はギャンブラー社のBBクリケットというソフトベイトにチェンジしたそうです。
僕の記憶が間違っていなければですが、
確かジョン・クリューズが優勝するのは今回が初めてだったと思います。
そして、2位はスキート・リース!!

僅か1オンス(約28g)、ジョン・クリューズに届かず!!
ムッチャ悔しそうですねーー!!
”I’m speechless right now. I had a great week overall, but I hate finishing second. I really hate it. All you can hope for is to keep positioning yourself to get the victory and they will come.”
要約すると、”2位フィニッシュが嫌でたまらない!!”(要約しすぎ?笑)
まさに、1オンスを巡る天国と地獄。
ホントにトーナメントの世界って厳しいですねー!!!(だからこそ感動も大きいんでしょうけど)
ちなみにスキート・リースのパターンですが、
デッキの上には3本しかロッドを用意してなかったみたいです。
用意していたのは、クリーチャー系ベイト(ルアー名不明)、チャターベイト、チガークローの3種。
メインルアーはチガークローのフリップだったみたいですね。
んー、それにしても、ムチャ悔しいだろうなー。。
以上、デルタ戦はそんな感じでありましたーー!!
ホントに、毎日のように順位が乱高下したトーナメントでありました。
補足になりますが、桐山さんが3日目の模様をブログで書かれていたので、もし宜しければご覧になってみてください。(詳しい使用タックルデータとか書いて下さっています)
■ 桐山さんのブログ → http://kotakiriyama.com/blog/?p=214
ちなみに、僕の今回の一番の驚きは4日間を通して10ポンドオーバーが一本も出なかった事ですかねー。
今回の条件があまりにも厳しかったとは言え、正直、春のデルタで10ポンドが一本も出ないなんて、ちょっと驚きました。(汗)
去年あたりから、凄く気になる噂を聞いているのですが、去年だか一昨年にデルタで大規模なグラスキル(除草)が行われたらしく、デルタ名物のウィードが激減してしまっているようなんです。
グラスが一掃された後は、もの凄い釣れたらしいのですが、今は10ポンドを超えるようなドデカイヤツは減り、釣れるのは3~4ポンドぐらいの中型サイズが多いとの話。
話によると、水中を埋め尽くす藻が無くなった事により、海からアザラシが上がってこれるようになり、トーナメントの時なんて、マリーナでバスが放流されるのを待っているそうです。
デカイヤツはアザラシに食われてしまったんじゃないか?って話もあるんですけど、今回の結果を見る限り、それもありえそうな気もしますね。(涙)
カリフォルニアデルタで長年釣りを続けている友人によると、
あのビッグフィッシュファクトリーとして名高いカリフォルニアデルタですが、
実は15~20年ぐらい前はそれほどデカイヤツは釣れなかったらしいんですね。
バスもフロリダ種ではなくノーザンが主体で、ウィニングウェイトも1日平均15ポンドを釣ってくれば勝てるぐらい。
あれほどデカバスが釣れるようになったのは、年々増えるウィードと見事に比例していたそうです。
琵琶湖の南湖なんかもまるっきりそんな感じだと思いますが、
水生植物って、魚に限らず水中の生物相を豊かにするんでしょうねー。
そう考えると、来週予定されているクリアーレイク戦も数年前のようなビッグウェイトは出ないかもしれませんね。(時期は最高ですけど)
前回のエリートシリーズのクリアレイク戦の時は、ちょうどグラスキルが行われた少し後だったみたいで、沖のグラスを失ったバスが、マンメイド系の桟橋等に集中しているような状況だったみたいです。
かなり狙いを絞り込み易い状況だったようなので、そんな関係でビッグウェイトが出やすかったというのもあったのかもしれませんね。
去年、ウルトラ級のビッグウェイトを叩き出したガンターズビルにしても、やはりグラスキルの影響で爆発したのでは?(藻が無いので釣り易い)って言われているので、これから数年間は下降線を辿るかもしれませんね。
んー、デルタが早く復活する事を願うばかりです。
色々と考えさせられる事はありますが、なんせ、この景色は最高ですね!!


また絶対行くぞー!!
■ 最終成績
1 John Crews 15- 2 21-13 14-15 20- 8 72- 6
2 Skeet Reese 15- 1 18-13 18-12 19-11 72- 5
3 Greg Hackney 14-14 17- 0 25- 7 12-15 70- 4
4 Michael Iaconelli 14- 0 25-12 14-14 13- 2 67-12
5 Shaw E Grigsby 14- 8 18-14 12- 6 17-15 63-11
6 Stephen Browning 21-11 23- 9 0-13 16-14 62-15
7 James Niggemeyer 2- 8 18- 9 21- 6 16- 6 58-13
8 Dustin Wilks 14-11 14- 6 16-11 10- 4 56- 0
9 Rick Clunn 9-13 18-15 15- 0 11-14 55-10
10 Denny Brauer 12- 5 17- 1 11-10 6-14 47-14
11 Gary Klein 13- 9 21-10 9- 0 3- 0 47- 3
12 Zell Rowland 5- 7 23- 4 12-13 0- 0 41- 8
■ ファイナルスタンディングはコチラ
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