Voice From The Water 『超えられない壁』
2010年 12月 31日

あれやこれやトライしてみているのですが、この偶然出来たダイバー君をどうしても超える事ができません!
橋脚にブチ当て、尻が折れて偶然出来た尻折れブレクラM1R君を発端にしてスタートしたこの開発。(記事)

幾つかのプロトモデルを経て、かなりの手応えを感じたブルブル君。(記事)
このモデルも、モールドが変形して偶然出来た突然変異君でした。(記事)
そして、この偶然出来たボディーに思いつきでダイバーリップを付けてみたこの子。

自分が想像していた泳ぎとは全く違う動きを見せてくれました。(記事)
偶然に偶然が重なって生まれたルアー。
正直、プロトモデルを作っても作っても、この偶然出来たルアーを超えられない自分の力の無さに、言いようの無い無力感を感じます。
自分はまだまだ。。
ホントにまだまだです。
中学生時代から30年近くルアーを作り続け、ひたすらルアーの事を考え続け、
それでも自分の能力では到達できない世界がある。
正直、悔しいです。
自分のベストを尽くして出た結果だから、自分の足りなさを恥ずかしいとは全く思わないけど、
ルアーカーバーとしての自分の力の無さが悔しい。
何よりも、こういう形になりたいんだよっ!って、木の中から訴えかけてきてくれているはずのルアーの声を聞いてあげる事が出来なくて、申し訳ない気持ちで一杯です。
そして、前進する活力を与えてもらった気がします。

偶然生まれてきてくれたこの子に素直にありがとうと言いたいです。
ありがとう!!