Made in CanadaなNLWルアー達
2011年 02月 15日

この記載を見て、たまーにMade in Chinaですか?
って、間違えられます。(爆)
確かにぱっと見た感じはMade in ChinaとMade in Canadaって似てますよね~~。(笑)
まぁ、今の時代Made in Canadaって製品を探す方が難しいのは間違いないです。
んで、このMade in CanadaなNLWルアー達ですが、NLWを立ち上げてから5年間、常に悩まさせ続けられている事があります。
その一つが材料の入手。
現在のNLWルアーは、フックが日本製(オーナー社製)、そしてパッケージボックスを香港から直輸入している以外は、概ねアメリカからの輸入材料を主原料としています。
カナダは基本的にモノが無い国なので、原料の殆どを輸入に頼らざるを得ないのは仕方が無い部分もあるのですが、これが結構厄介なんですよね~。
原材料費や輸送費のコストはどんどん高くなっていくばかりでかなり厳しいものがあるのですが、それ以上に厳しいのが、政府の規制やらなんやらで今まで普通に手に入っていたものが手に入らなくなると言うのは本当に悩まされます。(涙)
今まで規制が入ったものをざくっとあげると、油性ラッカー、発泡ウレタン、トップコート用のウレタンクリアー等に規制が入っています。
その都度、使える材料探しに奔走し、そして新素材に合わせた製造工程の構築しなければならない訳ですが、油性ラッカー抜きでルアーを作るって、本当に厳しいものがありますね~。(特に製造効率の面で)
昨年末も油性のウレタン塗料に規制が入り、ようやく新規格に対応した水性ウレタンの選定と製造工程を構築できたばかりなのですが、これが結構ややこしいんすよねー。
硬化してしまえば水性ウレタンも油性ウレタンと全く遜色ない仕上がりと耐久性を持つんですけど、硬化時間が長く掛かる関係で製造工程が落ちまくり。
何とか改善できないか未だに研究中です。
そして、それらの規制に加えて今回はパールパウダーまでカナダの販売店で入手できなくなるそうな。(大泣)
あまり泣き言みたいな事は書きたくないですけど、もうホント、カナダ政府は国内産業を潰すつもりか?って言いたくなります。(ペイント屋さんも怒りまくり)
っても、規制は規制でどうしようもないし、幾らペイント屋さんを拝み倒しても手に入らないものは入らないので、現実を受け入れて前進していくしか無いですねーー!!
自分に残された最終手段は、陸路でアメリカに買いに行くか、個人輸入のみ。(これらの手段で入手したものに関しては規制の対象外)
材料を入手できないという事を理由に、ルアーがクオリティーダウンするような事だけは絶対にあってはならないので、あらゆる可能性を模索して行きたいと思います!!