Nishine Lure Works 裏日記

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KVDのウィニングパターン詳細

BassFanにKVDのウィニングパターン詳細が掲載されておりましたので、僕のかなりインチキ英語ではありますが(汗)、簡単に要訳させて頂きますね。

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■ フィールドコンディションの推移
トーナメントが始まった週は非常に寒く、水温は40F前半。(摂氏に換算すると5~7℃ぐらい?)
水温が低い事もあって3日間のプラクティスは相対的にスローだったみたいです。
特にレイク・カラワッチエリアのフロリダストレインのラージマウスはスローで、多くのプロがこのエリアでプラクティスをしていたものの全く不発。
この結果を受けて往復4時間のベニス行きを決行した選手が多数出たみたいですね~。

が、もし気温が上昇傾向になったらどうなるか?

プラクティス最終日の水曜日、気温、水温ともに一気に急上昇した模様です!

水温はトーナメントのデイオフとなる木曜日も上昇し続け、一気に15F(約9℃ぐらい)上昇。
最終的には64F(約17.7℃!!)まで達したそうです。

そして、この水温上昇に伴い、今まで沈黙していたレイク・カラワッチのジャイアントフロリダバスがスポーニングを開始!!

フォグディレイでベニス遠征組が釣り時間を失う中(初日は2日目よりは少しだけ長く釣りが出来たみたいですが、大きくフォグディレイとなった2日目は僅か1時間の実釣時間しかなかったそうです)、レイク・カラワッチの巨大なメスバスが炸裂!!

が、それは決して簡単にバイトを取れる魚ではなく、スポーニングに入ってきているものの簡単に口を使う状況ではなかったようです。

そこで、KVDのリアクションベイトによる攻略が火を噴いたという訳ですね~~。

KVDはこれらのバスに口を使わせるために、レイク・カラワッチのタンクプールでスピナーベイトとクランクベイトを使用し、2日目に勝利への一歩を進めることになります。

KVDは状況の変化に合わせてスピナーベイトからクランクベイトにスイッチ。
誰よりも先にアジャストに成功し、同スポットを釣っていた他の選手が悩んでいる中、一人ウェイトを積み重ねて行く事になります。

そして4度目のクラシック優勝を決め、BASSの生涯獲得賞金額は遂に5ミリオンを突破しました。


■ プラクティス
今回のウィニングエリアとなったレイク・カラワッチですが、2001年KVDがベイユーブラックで勝った当時は実はまだ汽水域だったそうです。

ここで昨日の記事を読んで下さった方に謝らなければならないのですが、昨日の記事では『ブラキッシュウォーター=黒っぽい水』って書いたのですが、スペルの読み違いで大勘違いをしておりました。(汗)
この場合のブラキッシュウォーター(Brackish water)は塩分を含んだ水と言う意味です(僕はBlackish water=黒っぽい水と読み違えていました)ので、訂正させて頂きます。(スミマセン!)

この2001年の時点ではまだ汽水域だったレイク・カラワッチですが、Davis Pond projectという湿地帯復元を目的とするプロジェクトの元、ミシシッピーリバーの水が引きこまれ淡水化が進められたようです。
そして、ルイジアナ州はこのレイク・カラワッチにフロリダ種のラージマウスを移植。
その移植が成功して、レイク・カラワッチでビッグバスがキャッチされ始めたとの事です。

KVDはもちろんレイク・カラワッチの噂は知っていたものの、オフィシャルプラクティス初日は2001年に優勝したベイユーブラックからプラクティスを開始。
が、水温が低く濁りが入っていた為、それほど良いクオリティーのバスは釣れなかったようです。

で、下記のコメントをしています。

"This time of year, things change fast,"
"I (had) an idea of what areas potentially hold fish, but I ruled out Venice long before (practice). I knew the Mississippi would be cold – I live where it starts and I knew there was no way you could fish 3 days there without being fogged in. I wasn't going to gamble that.


要約すると、

この時期は、(コンディションの)チェンジが早い。
ポテンシャルのある魚をホールドしているエリアがどこかは理解しているが、プラクティスを始める前からベニスは消去した。
ミシシッピーリバーの水は冷たく、この時期、3日間の釣りを霧抜きで出来ない事を知っていたので、そこでギャンブルしない事にした。


"I went to an area in Bayou Segnette. It was cold, but when I saw what the lake looked like, and all that grass out in front of that barrier – you don't have hard bottom in very many places of the Delta, but bass need a hard bottom to spawn. And it had all that bait out in front of it. I kind of said, 'This is going to be the place.' I checked it two times in practice and never got a bite.


"But on Wednesday, the official practice day, it warmed up and we were looking at a warm front coming in and I thought, 'This is the pace to win, no doubt.' I had three bites back in there (on Wednesday), but one was an 8- or 9-pounder. I made up my mind that I'd gamble on this place. From the first moment of day 1 it was like lights-out back there. I knew I made the right decision."


自分はベイユーセグネットの、あるエリア(タンクプール)に行った。
寒かったが、そこでは障壁となっていたグラスが無くなっているのを目にした。
デルタではハードボトムは少ない。
しかし、バスはスポーニングできるハードボトムを必要としている。
そして、そのエリアにはベイトフィッシュが居た。
そして、ここ(が自分が釣るべき場所)だと思った。

プラクティスでは2度チェックしたがバイトを得る事が出来なかった。

しかしオフィシャルプラクティス最終日となる水曜日、温暖前線がやってきて暖かくなった。
そして、これは優勝できるペースだと思った。

その日は3バイトあり、その内の1匹は8~9ポンドある魚で、この場所でギャンブルしたいと心に決めた。
初日を終えた時、自分は正しい判断を下したと言う事を知った。


■ コンペティション

Day 1: 5, 19-03
Day 2: 5, 22-08
Day 3: 5, 28-00
Total = 15 69-11

初日、霧が晴れ始めた頃、レイク・カワラッチではKVD、アーロン・マーテンス、スコット・ルークの船が接触するほど近接して浮いていた。
そしてその他にもブランドン・パラニウク、デレック・レミッツなどの選手も同エリアを釣っていた。

初日は、アーロン・マーテンス(1位)、スコット・ルーク(2位)、KVD(3位)。

KVDはルアーチェンジ後は、動く事を止め、同じスタンプに何度も繰り返してキャストを始めた。
これが他の選手と異なっていた点。

2日目はこのエリアに魚が一気に入ってきた。
カラワッチを釣っている皆が魚をキャッチしたが、その中でもKVDはベストだった。

何故ならば、KVDは朝の時間にバスがスピナーベイトに体当たりしてきている事を感じ、彼らは捕食でルアーを食ってきている訳ではない事を感じ、バスの隠れた攻撃性を呼び起こす必要性を感じた。
そして、スクエアービルを持つストライクキングのKVD1.5にスイッチ。

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このルアーは非常に人気の高いRC1.5に近く(少なくとも見た目は)、KVDがカラーを調整したもの。
そして(KVDの)ゲームが始まった。

そして、KVDは3日目、このクランクで28ポンドをキャッチし優勝。


■ ウィニングパターン詳細

以下、KVDのコメントです。

# "The one thing I've learned over the years in tournament competition is that you have to trust your instincts. The thing that probably helped me more than anything and what won this tournament is some experience I had in the past with knowing how fish react to these types of extreme weather changes. Based on time of year, and with the full moon, I knew those fish would be in that area on Friday. Whether it's cold or not, they're coming. If it had been cold, I would have caught them on a (Strike King) RedEye Shad. It got warm and on the first day I caught them on a spinnerbait. But I saw 2 hours into today that it had already started to change. They weren't wanting to eat. When they first move in it's unbelievable, and on Wednesday that was the beginning and I think I could have caught some real giants. But it changes by the hour when conditions are like that. They were pretty extreme (weather changes) and the bass move fast."

長年トーナメントを戦ってきて自分が学んだ事は、貴方の直感を信じる事です。
そして、今回のようにコンディションが急激に変化していくような時、魚はどんな反応を示していくかを知る事。
過去のトーナメントを勝った時は、他の何よりもそれに助けられていると思います。

季節的な要素、そしてフルムーン・・・・・仮に寒かろうとなかろうと、金曜日(トーナメント初日)にこの場所に魚が入ってくる事を自分は知っていました。

水曜日に魚が入り始め、魚が入ってきた当初はアンビリーバンブルな状況で、本当にデカイ魚をキャッチできるかも知れないと感じました。

もし寒ければ、自分は(ストライクキングの)レッドアイシャッドで魚をキャッチしていただろうと思いますが、初日は暖かかったので彼らをスピナーベイトでキャッチしました。

しかし、2時間で状況が変化し始めている事を理解しました。
彼らは食いたがっていない。

急激に変わっていくコンディション。
1時間ごとに状況は変化し、バスの動きも非常に早かったです。


# About the spinnerbait bite: "Aaron and I pulled up the first morning in fog. I threw a spinnerbait out there – I had the area pretty well lined up. Really, four of us knew what was going on in there – Scott Rook, Derek, Aaron and myself. We were the ones who really had that dialed in the first day. A couple of other people kind of came in and around. All of us spent time there. Right away, Aaron started cursing – he was throwing a spinnerbait. A couple hours into it, I had five or six come in and bump it – ram into it. What happens is, when they start thinking about spawning, they don't want to eat anymore. You have to make them react. The key in the beginning, and why a lot of guys missed it to start – a lot of guys went in there and didn't catch much at all – is these fish wanted that bait real slow. I was really slow-rolling it. I saw a lot of guys winding real fast, but I knew that wasn't the deal. You had to move it real slow."

スピナーベイトのバイトの関して。

アーロンと自分はまだ霧が晴れない朝一にスピナーベイトでキャッチ。
同スポットにアーロン、スコット、デレック、自分の4人が入り、ここで何が起こっているか知っていました。(翻訳がとても難しいのですが、自分達4人が初日の鍵を握っていると言う意味だと思います)

アーロンは2時間ほどスピナーベイトを投げ、そして自分も5匹か6匹釣った後、スピナーベイトに体当たりしてきているのを感じました。

それは、彼らがスポーニングを意識し始めるに従って捕食を止めた事を意味し、彼らの反応を呼び起こす必要がありました。

多くの選手が見逃した最初のキー(沢山魚をキャッチできなかった事)は、これらの魚達は非常にゆっくり泳ぐベイトを欲していた事です。
多くの選手が非常に早くリールを巻いているのを見ましたが、でもそれが正解で無いことは知っていたので、自分は非常にゆっくりスローロールしました。
本当にゆっくり動かす必要があったのです。


# About his switch to the crank on day 2: "By the end (of day 1) the spinnerbait bite was dwindling. It had changed that much. I could tell. The second morning, we had a short day and I fished (the spinnerbait) for an hour and had three bites and five misses. It was time to make a change. Knowing the way the fish were banging that bait, I knew I had the perfect medicine – a new square-bill we just came out with (at Strike King). It's only been on the market for a month – the KVD 1.5. It comes in a 2.5 and I threw both, but the 1.5 was the deal. I experimented through colors but pretty much caught every bass that second morning on chartreuse with a black back, (although) I did catch one 4-pounder on the spinnerbait. The water color in there, and when the bass get funky, they don't like bluegill in there. A firetiger or chartreuse/black-back in stained water around the spawn is real good."

2日目クランキングにスイッチした事について。

初日が終わる頃にはスピナーベイトへのバイトは減少していました。
2日目は釣り時間が短かったので、朝の1時間スピナーベイトを投げたのですが、3バイト5ミスでした。(これってKVDはバスのバイトと体当たりを感じ分けていると言うことですよね。驚)

これが(スピナーベイトへの体当たりが多発した事)チェンジのきっかけで、自分はこれを解決する完璧な方法を知っていました。
それがストライクキングから発売になったばかりのスクエアービルのKVD1.5です。
同時発売された2.5も投げてみたのですが、1.5の方が正解でした。

色々なカラーを試してみたところ、2日目多くのバスをキャッチしたのはチャートリュースブラックバックカラーでした。(スピナーベイトでも同じカラーで4ポンドフィッシュを1匹キャッチしたようです)

釣っている場所の水色、臆病なバス、ブルーギルも好きではない様子。

スポーニング期のステインウォーターでは、ホットタイガーとチャートリュースブラックバックがとても良いです。


# About the importance of that day-2 change: "I do think I won it on day 2. You don't want to jinx yourself – but I was pretty confident going into (day 3) that I'd figured out what I needed to do. I was watching the other guys and they weren't doing it. The thing I've learned, out of all the top fishermen in the world, and I've been around all of them – I've fished against Roland Martin and Hank Parker and all them – is the guys who are really good, and Aaron is one of those guys, they're very perceptive. They notice little, bitty things. Like the first day when we went in there, there were mullet everywhere in practice, but Aaron said, 'Where did all the mullet go?' He was exactly right. Today, the (place) was alive with bait again. Those perceptive skills are what separate really good anglers – something like noticing how a fish hits a bait or doesn't hit a bait."

2日目のチェンジで重要な事。
自分は2日目に勝つと思いました。貴方はジンクスで自分を縛り付けては行けない。
自分は自分が必要にしている事を見つけ出すと自信を持って3日目に進みました。
他のアングラーを見ると、多くのアングラーはそれをやっていないという事を学びました。

自分は、ローランド・マーチンやハンク・パーカーをはじめ、優れたアングラー達と競ってきました。
アーロンはその一人ですが、彼らに共通しているのは感覚が鋭い事です。
彼らは些細な事にも気がつきます。
この敏感な事を感じる能力こそが、本当に良い釣り人をかどうかの分岐点だと思います。


# About how he fished the crank: "What helped me a lot being able to throw the crank was I could find stumps. I saw when the water was low and a little bit clearer that there's not 30 feet of water in there where there's not a stump. It's like a swamp that flooded. So I knew how many stumps were there. I learned (on day 2) what I had to do, and (on day 3) I went out there to a certain area where the stumps were close, put down the Power-Poles and fan-casted. With the crank, I'd make multiple casts to the same stump. I got a fish (on day 2) where I made four or five casts to the same stump, then caught (it). At that point I was like, mmm hmm, I know exactly how to fish – real methodically. I don't think the other guys got that (on day 2). Today I started by doing the same thing and it didn't take long at all. In the first half hour, I made four casts to the same stump and had a 4-pounder eat it."

クランキングについて。

クランクベイトを投げる事によって自分の助けになるのは、スタンプを見つけられることです。

自分は2日目に自分が何をやるべきか学びました。

確信しているエリアが近づいてきたらパワーポールで船を固定し、適当にクランクを投げ、スタンプを見つけたら一つのスタンプに4~5回のキャストを行う事によって魚が食ってくる事を知ったのです。

そしてその結果は3日目の朝、最初の30分で出ました。
一つのスタンプへの行った4回目のキャストに4ポンドがバイトしてきたのです。


■ ウィニングタックル

ロッド : Quantum Tour KVD cranking rod(カーボンコンポジット)
リール : 5.3:1 Quantum casting reel
ライン : 20-pound Bass Pro Shops XPS fluorocarbon.
ルアー1 : Strike King KVD 1.5(chartreuse/black-back)
*KVD1.5のフックは、Mustad KVD Elite Triple Grip treblesの2番に交換。
ルアー2 : KVDシグネチャースピナーベイト3/8オンス(chartreuse/sexy-shad)
*ブレードはコロラドとウィローブレードのコンビネーション。(BPSのみで流通)


# About the KVD 1.5: "The unique thing about the lure is I spent over a year working with our lure designer to try to build a bait that's unstable when you reel it in. Most baits wobble, either tight or wide, but mainly come straight back to the boat. This bait doesn't do that. It doesn't matter if you reel fast or slow. It just kind of kicks around and that's what triggers the bass. It's inconsistent and it tells them it's something they should target. And the bait really deflects (off wood) well. It just jumps when it hits."

KVD1.5について。

このルアーの開発には1年以上費やし、デザイナーと共に不安定なベイトを作る事を目指しました。

多くのルアーはウォブルアクションで、タイトかワイドかの違いはありますが、大抵のクランクベイトは真っ直ぐ泳いでボートに戻ってきます。

このルアー(KVD1.5)はそのように泳がず、巻くスピードが早くても遅くても関係ありません。
それは周囲を蹴飛ばすよう?(意味が分からない表現です。汗)で、それがバスにとってトリガーになります。
その気まぐれな動きがバスに、ターゲットだよーと訴えかけます。(超意訳です。笑)
そして、ウッドカバー等にコンタクトした際に、ジャンプするように上手くカバーをかわしてくれます。


っと、超ヘタクソな翻訳で申し訳ありませんが、以上のような内容でしたーー。

■ 記事引用&写真拝借 BassFan




つーか、朝の5時半からこの記事を書き始めて、今10時15分。(爆)
自分の英語力の無さと日本語力の無さに情けなくなるばかりですが、
5時間近くもブログを書いているっちゅう。(ヒー疲れたーーー。汗)

今から仕事しまーす!!
by nishinelureworks | 2011-02-23 03:13 | アメリカトーナメント | Trackback
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ルアー開発、釣り、その他もろもろの徒然記


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