オチアユミノーのナノテクコーティング!!

本日2度目の投稿です!!

先日、オチアユミノーの出荷が完了致しました!!

オチアユミノーのナノテクコーティング!!_d0145899_434369.jpg

大変時間が掛かり申し訳ありませんでしたが、100%オンタリオメイドのオチアユミノー君をようやく出荷することができました!!(喜)

流通経路の違いにより、入荷時期は異なると思いますが、NLW取扱店様は下記の通りですので、何卒宜しくお願い致します。

■ NLW製品取扱店様


さて、今回出荷させて頂いたオチアユミノー125FRですが、実はある試みにトライしてみています。

その試みとは、今回出荷させて頂いたオチアユミノーに施した新コーティング剤の導入!


詳しい事を書き出すとキリがないのですが、クロームカラーって実はもの凄く面倒な代物で(汗)、トップコートが剥げやすいという弱点を持っているんですね。

簡単に言うと、コーティングとコーティングの間に金属膜みたいなものを作る関係で、その上に塗ったトップコートが剥げやすくなってしまうんです。

通常のカラーリングであれば、トップコートに含まれる有機成分が下塗りを微弱に溶かして食付いていくんですけど、クロームカラーはその浸食をシャットアウトする関係で、トップコートの定着が、通常ペインティングほどは高くないんです。

しかも、クロームの光沢を出す為に、下地は完全鏡面仕上げでなければならないと言う2重苦。(サンディングで表面を荒らしてペイントの食付きを上げられない)

なんせ、面倒この上ないのがクローム仕上げなんですけど(作られた事のある方ならわかるはず。笑)、明らかに釣果が変わってくる場面も多いので、どうしても作りたい。(笑)

クロームカラーの耐久性を上げるためには、純粋にトップコートとして使用するコーティング剤の耐久性に頼るしかないというのが、今の自分の結論です。

んで、そんな頑丈なコーティング剤は無いものかと探しまくりました!!

アメリカのケミカル会社に電話してスペシャリストの話を聞いたり、ペイント屋さんに通ったり。

で、そんな試行錯誤の末、ようやく一つだけ可能性のあるコーティング剤が見つかりました!!

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                  新コーティング剤が塗られたオチアユミノー達

そのコーティング剤とは、あのメルセデスベンツに使用されているコーティング剤と同じもの!!

最近のメルセデスベンツの一部車種に導入されているコーティング剤なのですが、
最新のナノテクノロジーが導入されたコーティング剤で、異常なまでの耐擦り傷性能を実現したコーティング剤です。(おそるべしメルセデス。汗)

僕の半分腐りかけた脳みそでは詳しい事は理解不能ですが(笑)、塗料の中に超極小のセラミック粒子を混ぜ込むことで、もの凄い耐久性を実現しているようです。

関係者にとっては笑うに笑えない話でもあるのですが、そのあまりにも高い耐擦り傷性能(英語ではscracth resistanceという言葉で表す)から、サンディング&バフ掛けできない→補修する時は全面塗り替えするしかない!と車の修理屋さんから恐れられている塗料でもあります。(笑)


そんなナノテクノロジーなコーティング剤を見つけ、耐久テストを進めていたのですが、これが素晴らしいの一言!!(感動)

オチアユミノーのナノテクコーティング!!_d0145899_5295692.jpg

釣れる釣れない関係なしに、最近、暇さえあればこのオチアユミノーを投げているのですが、現段階でついた傷と言えば、このうっすらと付いたフックサークルのみ。(驚)

もちろん、無理やり傷をつけようと思えばつけることは出来ますが(笑)、かなり劇的にトップコートの寿命が延びるのではないかと思われます。

ルアーのコーティング剤って、車と同等かそれ以上に過酷な環境に置かれる機会が多いと思うのですが、このナノテクコーティング剤は今まで自分が手にしてきたコーティング剤の中では間違いなくナンバー1の性能を秘めていると感じています。


・・・・・が、弱点もあって、最大にして唯一の弱点はコスト!!(汗)

コストがマジ半端ないんです、このナノ君。(涙)

なんせ、通常のコーティング剤の2~4倍の価格と、値段もド級。(滝汗)


正直な話、こんなコーティング剤を塗ってたら、メルセデスベンツは高くて当然!と思いましたもん。(もし可能なら、自分の車にも塗りたい。笑)

今回のオチアユミノーも、採用したい→でも高い→やっぱ採用したい→でも高い・・・・
と葛藤の末、え~~い悩んでてもしょうがねぇ~~、採用しちまえ~~~~~塗っちまえ~~~~~!!

と、半切れ状態で導入させて頂いた次第であります。(爆)


他のモデルではコスト不足に陥るのが確実なので(導入する為には価格改定が必要)、とりあえず、オチアユミノーと、デカビーツァのクロームカラーのみにこの新コーティング剤を導入してみたいと考えています。

って、ルアーの話よりもコーティング剤の話の方が長くなってしまいましたね。(汗)

とにもかくにも、オチアユミノー、何卒宜しくお願い致します!!


明日から、オチアユミノーで頂いた釣果報告を順次ご紹介させて頂きますねー♪
by nishinelureworks | 2011-10-27 06:09 | Ochiayu | Trackback

ルアー開発、釣り、その他もろもろの徒然記


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