パユート誕生秘話 中編 ~by なべさん
2012年 11月 15日
非常に長編で2回では収まりそうにないので、3回に分けて掲載させて頂く事にしました!(笑)
と言う訳で、パユート誕生秘話 中編です!!

■ パユート誕生秘話 前編 → http://beatour.exblog.jp/17164212/
と言う訳で、そこから真冬に入り、翌年がどうも不調でちょこちょこパユート君も触ったりはしてたんですが、どうもなんとも煮詰まらないまま2011年はすぎていきました。
普通にそこそこ釣れるI字系プラグではあるのですが、特に変化がないまま過ぎていき(この年はNLWスモラバに頼りっきりだったような1年でした)迎えた2012年。
春の訪れが若干自分的には遅いなあってな感じで、いつもの池で朝練を開始した4月初頭。
今思えば、ある意味勘違いから突然パユート君が別物な破壊力を有するようになったわけであります。
4/1朝練、まだシャローにはサシてきてない感じで、ミドルレンジの底ベッタリの障害物周りのピンにダウンショットやネコリグを落としても一瞬アタるけどノッテくれないってのが複数回続いてたんです。
で、フッキング重視でハードベイトというチョイスはありだろうと、少し深いところを探る用パユート君(ブレードを重めに変更したもの)を実は用意しておったので、ブレードを変更したパユート君をフォールさせて、そのピンを狙ったところトリプルフック効果なんでしょうが一発で44cmが釣れてしまったんですよ。

で、何が勘違いかっていうと、重いだろうと思って交換したブレードの重量を後で測ってみたら、ブレード単体で見ると後から付けたブレードの方が確かに重かったんですが、一緒にセットで交換したスイベルのサイズが小さい&軽く、実はブレード&スイベル両方で見たら重量は全く一緒だったと・・・・。
重くなって深いところを探りやすくなってるだろうと思っていたのですが、実は全然重くなってなかったと。。。
ただ、ブレード自体は素材が重くはなっていたせいか、引き抵抗が若干変わり、自分の感覚ではなんとなく微妙に増して感じられるようになったので良しって思ってそのままのセッティングで使っていたんです。
で、この勘違いセッティングでのパユート君が、バスがシャローにさしてきた4月後半からいきなり炸裂しまくったんですよね。

45upから50upが連発!!
しかもバイトの出方が今までに経験したことのないような強烈な引ったくりバイトばっか。
それがこちら↓
Nishine Lure Works裏日記 ナベちゃんレポート 『ちょっと遅め?の春が来たぁ』
■ http://beatour.exblog.jp/15778403/
使い方としては、ルアーが目視できるようなシャローレンジのただ巻き。
ミドル速度でただ巻きしてると下からモンドりうって喰ってくるって状態。
ブレードクランクのデビュー時もプリのバスが衝撃的なバイトをしてきてたんですが、あの時のバイトの出方はブレード周辺にバスがじゃれ付くような感じが多かったんです。
ブレードクランクの場合は、まとわり付くような絡み方をしてからフッキングに至る(何度も目視出来たのでまさしくじゃれ付いてきてたんです)という感じで、当時は「ブリリーン」バイトと呼んでいたんですが、
今回のパユートへのバイトは音で表現すると「ドスッ!」
突然お腹周辺にタックルくらったかのような強烈に重みの乗ったトルクフルな一撃引ったくりバイトばっかりだったんです。
まさしく疑いも無くというに相応しい強烈バイトの連発で、「完全にハマッた」「バスを狂わせてるな」と確信を持てた私は、ドアフターバスにはどうなんだろうと思い、これまたブレードはそのままにドアフター対応にちょこっとイジッてみたんですよね。
狙いはドアフターで動きの悪いバスでもゆっくり喰えるようにということで、超スロー巻き用としてフロートシール貼りバージョンを用意してみました。
そしてそのドアフター用バージョンがこれまた衝撃的な釣れ方でデビューしたわけです。
それがこちら ↓
Nishine Lure Works裏日記 ナベちゃんレポート 『そろそろ回復?』
■ http://beatour.exblog.jp/15985477/
場所によってはまだネストがあった時期、ちょい投げピッチングの至近距離で、しかもこちらの姿を見て逃げていったバスが速攻戻ってきての強烈バイトの連続。(西根注:ナベさんが釣られているのはネストのバスではありません。詳しくは上記記事をご覧くださいませ~)

流石にここまで強烈な反応があると、いったい何がこれまでのんとどう違うのん?と気になりまくるわけですが、
正直な話、何がバス君の気に障りまくっているのかはバス君に確認出来んので分かりません。
が、このバージョンでのパユート君のアクション上での特徴としては、実は相当一生懸命観察しないと確認出来にくいんですが、スローからミドルスピードで一定速で引いていると、背中が本当に微細に・・・多分左右に幅 1mm程度あるかなっ?てくらいにピラピラピラピラ動いてるんです。(正直、早巻き時は目では確認できませんのでどうなんでしょう?)
そして、この動きに同調する音がチキチキチキチキとこれまた微細に発生しているようであります。
偶然の賜物でしょうが、ブレードのみならずスイベルも交換したことにより、トータルでの長さや重さのバランスが変わって絶妙なアクションと音などが出たってことなんでしょうねえ。
これだけの釣れ方と絶妙なアクションが確認出来たもんで 、これは完全に決まったと思い、この春 ブレードその他同じパーツを探して、西根さんに再現・体現してもらうべく交換パーツ等をカナダ向けに発射したわけであります。
と言う訳で、ナベさんからカナダに届いたブツを装着して突撃した夕練で何が起こったか?

なべちゃんチューンパユート君の初陣で、いきなり44センチのスモールマウスがヒット!
そして、その後夏場に突入し、殆どのハードベイトが沈黙する中、パユートのみが釣れ続けるという事態に。。汗
しかも、食ってくるバス君のバイトの出方が、なべさんのおっしゃる通り、強烈な反転バイトばかりという事実!
長年眠っていたパユート君の扉が遂にカナダでも開いたのでした。。
続きは最終章にて!