ルアーロストを減らそう大作戦 Part 3 『クランクベイトの根掛かり率を減らすには?』
2013年 07月 06日
今日のテーマは、如何にしたらクランクベイトの根掛かり率を減らす事ができるか?
クランクベイトって言っても、色んな種類がありますよね。
シャロークランクとか~

ディープクランクとか~

世の中にはホントに星の数ほどのクランクベイトが存在します。
ルアーを作っている人間がこういう事を言うのも何ですが(笑)、ホント、なんでこんなにあるの?ってなぐらい多種多様なクランクベイトが世の中に存在しています。(それがまたクランクベイトの魅力でもあるんですけどね。笑)
そんな奥深いクランキングの世界で、積極的にカバーやボトムへコンタクトさせていくカバークランキングを行う際、なんと言ってもおっかないのが根掛かりですよね!!
最悪、根掛かりしてしまった場合、先日ご紹介させて頂いた根掛かり回収機の出番となる訳ですが(記事)、それでもやっぱり根掛かりの恐怖は付きまとうもの。
カバークランキングを志すアングラーにとって、根掛かり対策は永遠のテーマではないかと思います。
では、根掛かりを無くすことはできるのか?
それをゼロにはできないかもしれないけど、アングラーが色々な事に注意を払う事によって、根掛かりを減らす事は可能だと思うんですよね~。
その第一歩ですが、カバークランキングを行う場合に根掛かりを減らす一番の近道は、障害物回避性能の高いクランクベイトを使う事ではないかと思います。
凄く当然というか、当たり前すぎる話ですが(笑)、バルサ製のハイフロートクランクとか、スクエアービルとか、そういう障害物を狙う事を前提に設計されたクランクベイトを選ぶ事によって根掛かりがかなり減るのは周知の事実ですよね。
でも、それだけでは不十分。
更に根掛かりを減らしたいのであれば、それぞれのルアーの特性を知っておくべきだと思うのです。
今使っているルアーが水中で今どういう状態にあるのか?
障害物にコンタクトした時に、どういう挙動を見せるのか?
水中のルアーの状態を感じられているかいないか。そして、ルアーの特性を知っているか知っていないか。
というのは、物凄く大きな差だと思うんですよね~。
じゃあ、それをどうやって知ったらいいの?って話になるのですが、
自分のお勧めは、自分でテストし、自分の目で確認して、自分の体に叩き込むべし!という事。
って言うと、なんか難しい事のように感じられるかもしれませんが、何も難しい事ではないんです。
具体的に言うと、
根掛かりしても簡単に回収できる場所にある障害物にクランクベイトをコンタクトさせてみて、実際にどういう事が起こるか確認するだけ。(笑)
ご自分がお使いになられているタックルで、色んなクランクベイトをカバーにコンタクトさせてみましょう。
それもただ単にカバーを通すだけではなく、角度を変えたり、スピードを変えたり、カバーのタイプを変えてみたり。
それを行い、自分の目で実際に起こる事を確認することは、とても大切な事と思います。
それを実際に行う事によって、このクランクは早いスピードで強くカバーにヒットさせた方がいいとか、逆にカバーにコンタクトした瞬間にリーリングを止めて浮上回避させた方がいいとか、このクランクはリップラップに向いているけどソフトカバーには向いてないとか、色んな事が分かってくると思います。
それが理解できた上で実戦投入すれば、同じカバーに投げ込むにしても、自信度が全く異なってくると思うんですよね~。
そして、それが理解できた上でもう一つ大切と思うのは使用タックル。
昨今のカバークランキング用のタックルはかなり完成されたシステムだと思いますが、でもそれが全てではないと思います。
人によっては、セオリーとは全然違うタックルが向いているかもしれませんし、それよりも大切なのはそのタックルへの信頼度や熟練度ではないかと思うんですよね。
幾ら良いタックルを使っていても水中のルアーの様子が感じ取れなければ意味が無いと思いますし、極端な話、ジグロッドみたいなピンピンのタックルを使っていても水中のルアーの様子を完璧に理解できているのであれば、カバークランクできちゃう人もいるかもしれません。(笑)
それはロッドやリールだけではなく、ラインについても言える事だと思います。
フロロがいいとか、ナイロンがいいとか、PEがいいとか、それも使うシチュエーションそれぞれで違うと思いますし、人によって考えもそれぞれだと思います。
が、どんなタックルやラインを使うにしても大切と思うのは、ラインインフォメーションを常に感じ取れているかどうか?という事。
例えば、ディープクランクで入り組んだカバーとかを狙う時とか非常に分かりやすい例だと思うのですが、
障害物の向こう側に投げたルアーが障害物に近づいてくるに従って、ロッドの先に伝わってくるブルブルが弱まっていくことがありますよね?
これはルアーがカバーにコンタクトする前段階で、ラインがカバーに接触している状態。
ロッドティップに伝わるブルブルがだんだん弱まってくるのと引き換えに巻き抵抗が重くなってくる=カバーにルアー接近しているという前触れでもあります。
そんな水中の様子を感じ取り、かつその上で、そのルアーがどういう風にカバーを回避するかという事を知っていれば、使い手はそろそろカバーが来るぞ~~と事前にカバーの存在を察知できますし、心の準備ができます。
根掛かりする時って、いきなりガツンと根掛かりする時もありますが、多くの場合は前触れみたいなものがあるので、それを感じ取れているかどうかはとても大きな違いになると思います。
そう言う意味でも、自分が使用しているタックルに、どれだけ自信が持てるのか?そして熟練できているのか?という事はとても大切ですよね。
遠回りかもしれませんが、色々と実際に試してみられることによって得られる事は多いと思いますよ~!!
と言う訳で、本日は、カバーを狙う際にどうしたら根掛かりを減らす事が出来るか?という事について書いてみましたが、次回は全く別の視点で、今の自分の釣りスタイルの核になっている対カバーのハードベイトアプローチ法について書かせて頂きますね~。

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