高比重ワームがボトム放置でやらかしてくれる事
2013年 11月 19日
っても、ハードベイトバカが書く事ですので、まぁそういう意見もあるかもね~?ぐらいに受け止めておいて頂ければ、これ幸いです。(笑)
自分が大好きなゲーリーさんのワーム達♪
名作の中の名作達ですよね!!
今回の記事とは全然関係無い話になりますが、今回のブログを書くにあたって、
どれゲーリーさんのワームの写真を撮るかーって、ワームのストックボックスをガサゴソ探したら、出てくるゲーリーさんは208番カラーばっか。
もう、どんだけ208番が好きやねん!って一人ツッコミ満載でした。(笑)
この208番カラーですが、琵琶湖で釣りをしていた頃からの偏愛カラーで、何か知らんが良く釣れるので今でも超お気に入り♪
それも、使う前に太陽光に2~3日さらしたバージョン(紫外線チューン?笑)は溺愛中の溺愛なのであります。
写真一番上のヤマセンコー7インチが天日干しした後の208番カラーなんですけど、他のと比べて色が随分変わっているのが分かりますでしょうか?
そして、色が変化するだけではなく、紫外線があたることによって何かミラクルな化学変化でも起きるのか、素材が更に柔らかくなりつつも粘りが出て(←ココ重要)、アクションの艶めかしさが増しながらも、ハリ持ちも若干良くなってくれます♪
太陽パワーでゲーリーワームさん達を熟成させる技。超お手軽ながらも実用的なチューン(って言っていいのか?笑)ですよ~。
って、いきなりのっけから話が大脱線しすぎですね!(汗)
ここからが本題です。
先日、何故ヤマセンコーは釣れるのか?という身の程知らずなビッグなテーマで書かせて頂きましたが、個人的に高比重ワームのメリットを最大限生かせるのはノーシンカーリグでの使用ではないかと感じています。
もちろん、ノーシンカーリグ以外に色んなリグで高比重ワームが大活躍するのは間違いないのですが、それを話し出すと収集が付かなくなるので、ここはノーシンカーリグという前提で話を進めさせて頂きますね。(なんちゅう強引な。笑)
まず、高比重ワームをノーシンカーで使った場合、自分なりに感じるメリットを羅列させて頂くと、概ね下記のような感じでしょうか?
1. 飛距離が出る!
2. 沈降速度が速く、自発的アクションが出やすい!
3. 水中での存在感が凄い!
1に関してはもはや語るまでもないですよね。
そして、2に関しても良く語られている話なので、ここで僕が語るまでもないかと。(笑)
ヤマセンコーが沈む時のウネウネアクションとか、ノーシンカーで使用しても沈降時にテールが動くグラブとか、ゲーリーさんのワームはホント生命感たっぷりです。
3に関しては、色々なご意見があるかと思いますが、塩がたっぷり練り込まれたワームのずっしりした存在感って、ハンポワ系などの高浮力ワームには無い存在感があると思うんですよね~。
物凄く強引な比較写真になりますが、参考までに現在自分が開発しているゴビゾー君(ノンソルト4インチ)とヤマセンコー7インチの重量差の比較写真を撮影してみました。↓(全くどこの暇人だか。笑)
ヤマセンコー7インチと同じ重さだけのゴビゾー君を並べてみると~~
なんと!
ヤマセンコー7インチx1本=ゴビゾーx4.5本分もある!(驚)
ヤマセンコー7インチは26.1gもあるので、それだけで存在感たっぷりですが(笑)、塩をたっぷり練り込まれたワームって、水中で凄い存在感があると思うんですよね。(質量がある分、水圧にも負けないで動いてくれるでしょうしね~)
余談になりますが、エリー湖とかで釣りをしていると、ハンポワ系ワームが良い時と、高比重系ワームが良い時が真っ二つに分かれる事があります。
あくまで僕の経験内の話(しかもエリー湖&ナイアガラリバー限定)ですが、エリー湖のスモールマウスがハンポワ系のワームを好む時は、大抵の場合は水が澄んでいてシャイナー等を食っている時。
対して、高比重系が良い時は、水に濁りが入ってて、スモールマウスが底からあまり離れずにゴビーやクローフィッシュを偏食している時。
もちろん例外はあるでしょうし、他にも理由はあるかと思いますが、エリー湖などで濁りが入った時に高比重系が良くなるという事には、それなりの理由があると思うんですよね。
あくまで想像でしかありませんが、普段は視覚に頼って捕食活動を行う事の多いスモールマウスですが、濁りが入って視覚が効きづらい場面では、高比重ワームならではの存在感や水押しパワーが威力を発揮し始めるのではないかと。(あくまで想像でしかありませんが)
って、またもや話が脱線しすぎですね。(滝汗)
ってな訳で、ここから先が本当に書きたい事。
ハードベイトバカな僕が、高比重ワームが超スゲー!って思う点は、ブログのタイトル通り、
実はボトムに着底してからの動きなんです!
えっ?何言ってんの?ボトムに着底したら、それで一連の動きは終わりでしょ?って言われてしまうかもしれませんが、高比重ワームの真骨頂って、実はフォール時に発生させる自発的アクションだけではなく、ボトムに着底してから発生させる二次的な動きも非常に重要ではないかと思うんですよね~。
高比重ワームがボトムに着底してからやらかしてくれる事・・・。
端的に言うと、高比重ワームって素材に重さがあるが故に、ボトムに着底した後も、少しでも深い場所に落ちて行こうとする特徴があるんですよね。
そうなんです。
高比重ワームさん達は、ニュートンが発見した万有引力の法則に従って、ボトム着底後も動きたがっているという。(笑)
具体的な例としてヤマセンコーのノーシンカーリグの話をしてみましょうか。
使用リグは、ヤマセンコーのノーシンカー。
使用場所はリップラップやテトラやスタンプ。
使用時期は水温15度ぐらいのプリスポーン。(←これはどうでもいい。笑)
ってな条件下の元、水平フォールするようにセッティングされたヤマセンコーをリップラップに投げ込みます。
着水後ただちにウネウネしながらボトムに向かって沈んで行くノーシンカーヤマセンコー。
そして、着底。
おそらく、最もバイトが多いのはこの瞬間ではないかと思います。
が、もしここでバイトが来なかった場合、次に何が起こるかというと・・・・。
着底後のヤマセンコーは重力に引かれて、転がる、もしくは滑り落ちるように、少しでも深いところに落ちて行こうとします。
そして、転がり(もしくは滑り)落ちて行った先で何かに接触した瞬間、身をブルンと振るわせ、更に深いところに落ちて行こうとする。
以下、その繰り返し・・・・。
何となくイメージは伝わりましたでしょうか?
自分的には単にノーシンカーリグの放置プレーをしているつもりだったのに、実は自分の見えない場所で、こういうミラクルな事が起こっているかもしれないという!(笑)
もし機会があれば是非、目視できるエリアで試してみて頂ければと思うのですが、もうね、岩の上を滑り落ちて行ったヤマセンコーが、何かに接触して身をブルンと震わせたり、リップラップの穴とかに潜り込んで行ったりする姿は、完全にヤマセンコーという生き物っすよ!(笑)
これって、高比重ワームでしか出せない動きだと自分は思うんですよね~。
悔しいですが、ハードベイトではほぼ無理と思われる動きですし(仮に動きが出たとしても絶対根掛かる。笑)、高浮力ワームを無理やり沈めても、高比重ノーシンカーが見せてくれるようなナチュラル感たっぷりな穴もぐりの術(笑)はなかなか再現が難しいです。
というのも、例えば高浮力ワームをジグヘッドに装着して、高比重ワームと同等な沈降スピードを得たとしても、ボトムへの着底状態は点での接地になるので、ジグヘッドがスリップして落ちて行かない限り、その場でワームが漂う事になります。(もちろんそれが良い時もある)
対して、高比重ワームはボディー全体が重たいので、ボトムへの着底状態はウェイトが分散する状態となり、ボトムにちょっとした起伏や斜面の傾きしかなくても下に落ちて行きやすい状態となります。
しかもご丁寧な事に、ヤマセンコーとかイモグラブとかファットイカとか、ボディー断面が真円形状なので、コロコロと転がりやすいという。(笑)
ってな訳で、脱線しまくり&無駄に長い記事となってしまいましたが、端的に言うと、
高比重ワームは穴もぐりの術が得意!
であるというお話でした。(笑)
ゲーリーさんのワームを放置プレーしている時に、もしかしたらそういうアクションをしているんじゃないか?ってイマジネーションを膨らませながら釣りをしてみるのも楽しいかもですよ~♪