エリー湖を渡ってアメリカ領に釣りに行く
2013年 12月 10日
■ 12月2日 フィールドコンディション(レイク・エリー)
天候 :霧(視界3.9kmの予報)
水温 :3.7~4.1℃
気温 :3℃
風向 :南西微風(約1.5m/S)
水色 :クリア
この時期には珍しい微風だったこの日。ルアー製作をほっぱらかしてエリー湖に行ってきましたよ~!(おいおい。笑)
目的は開発中のゴビゾー君&ジグのテスト。
ゴビゾー君&ジグへのバスの食いやフッキング率等の検証が今回の釣行のメインテーマです。
ってな訳で、厳冬期への階段を転げ落ちて行っている途中のエリー湖にボートを浮かべます。
気温は3℃。
水温は一体何度だ?
ドキドキしながら魚探のスイッチを入れると・・・・・
なんと!3.7℃しかねーーーー!!(驚)
3.7℃って、魚釣れるの?(汗)
つか、バス君凍ってない?(滝汗)
こんな水温で果たしてテストになるんかい?と、思いっきり疑心暗鬼に駆られながら、スキーターのバウをエリー湖南岸に向け、アクセルを踏み込みます!
目指す先はアメリカ領!
オンタリオ州内はバスが禁漁期に入った為、バス釣りをしたければエリー湖を縦断して対岸のアメリカ領に行くしかない!
霧が出ている為、自分が向かうべき対岸のアメリカ領は全く見えず、水平線の向こう側は真っ白。
予報では視界は3.9kmって事なので、GPSで自分のポジションを確認をしながら、真っ白な水平線の向こう側に向けてひたすら走ります!!
この日は風は風速1.4m/秒ぐらいと、この時期にしてはかなり穏やかな日だったのですが、湖中央部に近づくにつれてウネリが多少出てきます。
ウネリ自体の高さはたいした事ありませんが、ウネリが2方向から来る複雑なやつで走りにくいったらありゃしません。(汗)
湖中央部のアメリカとの国境付近で動画を撮影してみたのですが、自分の周囲360度が水平線~。
はっきり言って、超コエェエエエーーー!!(怖)
自分が縦断しようとしているエリアは、エリー湖の一番東端のどん詰まりで、対岸との距離は17キロほどしかありませんが、もし南西からの風が強さを増してきた場合、このエリアは370km先のエリー湖西端から風が吹き抜けてくる場所なので、一体どれほど荒れるのか・・・・想像するだけでオトロシイ。(汗)
自分のバスフィッシング人生でここまで心細い思いをしたのは初めてです。
そして、ようやくお目当てのエリアに到着。
すると、霧の中に釣り船を発見!!
おお、同志の友よ~~~!
顔も見た事ない人たちですが、もう心の友状態です。(笑)
浮いている船団の中に、カナダ側から渡ってきているっぽい船も数艇居たので、最悪エンジントラブルとかあってもレスキューをお願いできそうで一安心。
ってな訳で、探索開始です!
水温を見ると、4.1度。
もはや目くそ鼻くその世界ではありますが(笑)、カナダ側より0.4度水温が高いです。
完全に初めてのエリアなので、魚探でボトムを拾えるギリギリぐらいのスピードで走り回り、ボトムの様子を見て回ります。
この作業をするたびに何時も思う事なのですが、マジでサイドスキャン欲しいよーーーー!!(笑)
ボトムの起伏や岩などを見つけてはGPSにウェイポイントをマークしていきます。
そして分かった事は、船団が出来ている場所は、水深9mまで続く水中岬の沖に広がる12~15mのフラットエリア。(岸からの距離は4~5キロぐらい)
来る前、ポールさんにもらったアドバイスは水深12~14mがキーだって教えてもらっていたので、まさにドンピシャ!!
ってな訳で、釣り開始!!
ウネリが1mぐらいある上に、カレントもかなり強くてステイは無理なので、ボトム変化を多く確認できたラインめがけて船が流れるようにボートポジションを取りドリフト開始です。
ちなみに、ボートが流れるスピードは2km/時前後。
水深12~14mぐらいのディープウォーター&強いカレントがあるので、とりあえずドロップショットリグを置き竿で出してドラッギング状態にしておき、そしてキャスティングではNLWスモラバ+ゴビゾー君のスルーショットリグで探ります。
このスルーショットリグは、自分が勝手にそう呼んでいる創作リグで、対エリー湖のディープ&ゼブラマッスルエリア用として、色々試行錯誤して考え出したリグ。
このリグをドリフトに対してダウンクロスに投げて、ボトムをU字に切っていく感じで探っていきます。
カレントがかなり強いので、3/4オンスウェイトでもボトムをギリギリで感じ取れるぐらいではありますが、何とか釣りになります。
そんな事を繰り返しながら数100mぐらい流されたあたりで、コツコツーンとスルーショットにアタリ!!
糸ふけをとって思いっきり合せると、ラインの先に確かな生命反応!!!
うぉーーーー!!キターーーー!!
もう、興奮度マックスです!!
ゴビゾー君をがっつりくわえて浮上してきたスモールマウス君は48センチ、1.75キロのナイスフィッシュ!!
水温4.1度の中、やったりましたぜーーー!!(感動)
しかし、その後が続かないので、ドリフトラインを変更しながら魚が居るスポットを探し続けます。
そして、何度目かのドリフトの後、遂にスモールマウスがスクールしているスポットを発見!!
46センチ!
42センチ!といい感じで連発です。
が、ここでなんとトラブル発生~!!
モーターを引き上げようとしたら、なんと引っ張り紐がほどけた~~~。(涙)
ひぇえええええええ~~~。(汗)
なんせ、足元のデッキはウネリをすくいあげてこんな状態での紐ほどけプロブレム。
復旧作業の為、デッキにかがみこんで下向いて作業しているとマジで船酔い一歩手前です。(汗)
どーでもいい話ではありますが、こういう時に横揺れに強いスキーターはかなりありがたいっす。(その前にエレキの紐を点検しとけよ!笑)
ってな訳で、ズボンはビショビショ&船酔い寸前になりながらも、無事に復旧が完了して釣り再開!!
そして、40UP連発モードに再突入~~~!!
42センチ~46センチぐらいのスモールマウスがガンガン食ってきます。
たまぁ~に、30センチクラスも混じりますが、小さい魚ほど色が白く、越冬状態に入ってるっぽい感じの魚体。
そして、置き竿のドロップショットにはアタリが出ないので、開発中のフットボールジグ+ゴビゾー君を置き竿にしておいたら、そっちにもヒット!!
フットボールジグの置き竿フィッシュですぜ~。(笑)
そして、置き竿フットボールにこの日の最大魚がヒット!!
49センチ2050gのナイスフィッシュ!!
うぉーーーー!!!
フットボールの置き竿ってのが笑えますが、置き竿でドラッギングってのは結構有効っぽいです。(笑)
このフットボールジグのプロトモデルがどの程度のフッキング性能を持つかが非常に気になってたのですが、置き竿でもガッツリ掛かってくれたから合格点かなー?(今後も追跡調査を継続していきたいと思います)
この日印象的だったのは、スルーショットにしてもフットボールにしてもバス君達がかなりしっかり食い込んでくれていた事。
釣れたバス君達全部がこんな感じで丸呑み状態。
水深が12m~14mある上に、カレントが非常に強く、1mぐらいのウネリまで入っているので非常にアタリはわかりづらいですが、自分に感じ取れたアタリはほぼ100%フッキングに持ち込むことが出来ました。(いい感じ!)
ってな訳で、実釣時間4時間ほどでしたが、40クラスだけでも10匹前後の釣果を得る事ができ、非常に濃いテスト釣行となりました。
何せ、魚がスクールしている場所を探し出せるかどうかで天国と地獄ぐらいの差があるエリー湖ですが、寒くなれば寒くなるほどその傾向が顕著になる感じですね。
釣行前に的確なアドバイスをくれたポールさん、そして、こんな低水温にも関わらずこれだけの釣果を与えてくれたエリー湖にただただ感謝です!
氷が張る前にまた出撃できるかどうかはわかりませんが、もうね完全にエリー・マイ・ラブ状態ですよ~。(笑)
エリー湖さん、待っとれよ~~~!
■ 使用タックル1
ロッド : ファイナルディメンションTS172MHPF
リール : ガンメタXT
ライン : レッドスプール16ポンド
ルアー : NLWスモラバ+ゴビゾー4インチ(3/4オンスのスルーショットリグ)
■ 使用タックル2
ロッド : ファイナルディメンション・アンリミテッド166ML
リール : アルデバランMg7
ライン : レッドスプール16ポンド
ルアー : フットボールジグ(プロトタイプ16g)+ゴビゾー4インチ