NLW開発ルアー暴露大会 その1 - ジャークベイト115mm
2015年 08月 11日
ニシネエンヤスニヤラレテバシャウマノヨウニハタラキツヅケワークスしてて、ブログの更新が滞りまくっております。(汗)
そんな事もあって、今年は釣りに行く時間もなかなか作る事が出来ずにいるのですが、今年は釣りになかなか行けない→行けないので妄想が爆発→変なルアーが次々と出来てくる・・・という、妄想暴走&創作モードがスイッチオン。
日ごとに工房に転がっている変なルアーが増殖して行っております。(笑)
同時進行で開発しているモノが多すぎて、自分でもこんがらがって来たので(←アホ)、ここいら辺で一発、ブログでも書きながら、作っているモノを整理整頓してみようかと~♪
当ブログは、これからしばらくの間、単なるアホルアーの羅列ブログになるかもしれませんが、どうぞお付き合いくださいませ~。(笑)
ってな訳で、始まりましたNLW開発ルアー暴露大会のトップバッターはジャークベイト115㎜!!
まずは製品化が近そうなモデルからご紹介させて頂きますね♪
現在リリースされているNLWルアーの中で、ジャークベイト系ルアーはスライドダート85Fというモデルがラインナップされておりますが、クランクベイト系の機種数と比べると、ジャークベイト系のラインナップは非常に貧弱と言うか、薄い状態となっております。
クランク系を羅列しますと、ビーツァM3,M5,M7、チビビーツァS2.5、デカビーツァMG5、ブレードクランクM5R、ファットブル1,2,4,8と計10モデルのラインナップ。
対するジャークベイト系はスライドダート85Fの1機種のみ。
しかも、そのスライドダートにしても、クランク系から派生したモデルで、クランクベイトとジャークベイトのハイブリッドのようなルアーとなっております。
ミノーと名がつくモデルにはオチアユミノー125FRがありますが、これはブレードが2枚も装着された変わり種ルアー。(笑)
そんな事もあり、現在のNLWルアー群達の中に、真の意味でジャークベイトと呼べるルアーは存在しないと言っていいのではないかと思います。(^o^;)
NLWに純粋なジャークベイトが存在しない理由・・・・・
実はこれには理由がありまして、中学生時代に始めたハンドメイドルアー作りの原点がミノープラグであった事や、遠藤師匠の元でルアー作りの修行をしていた6年半の間、ミノープラグオンリーで芦ノ湖や中禅寺湖のトラウト達を追いかけていた事など、自分自身の中でミノー系ルアーへの思い入れが強すぎて、逆に作れなかったという、どうしようもないコダワリが理由であります。(汗)
では、何故そんな僕がジャークベイトを作ろうという気持ちになったのか?
それはひとえに、オンタリオに引っ越してきてエリー湖やナイアガラリバーで釣りをするようになって、真にその必要性を感じたからであります。
広大なフィールドに散っているスモールマウスを狙っていく際に、ジャークベイトほど有効なルアーは無いという事を心底痛感した事。
そして、市販品の中に自分が100%満足できるジャークベイトが無かったことから、じゃあ、無いなら作ってみようか!と。(^o^)v
それがこのジャークベイト115㎜の出発点になっています。
開発コンセプトや詳しいルアーの解説等は、またリリースが近づいたらご説明させて頂きたいと思いますが(リリース時期は今のところ未定です)、このジャークベイトには自分の持てるモノ全てを注ぎ込んでいます。
ひたすらジャーキングしまくってボロボロになった発泡ウレタン製プロトモデル。
このプロトモデルでは、いい魚を沢山釣らせてもらいました♪
オンタリオでのスモールマウス自己最高記録となる51.5センチのビッグスモールマウス!
BC州でキャッチしたパーソナルレコードの52.5センチ(SMB)は未だ更新できておりませんが、このジャークベイトでキャッチしたビッグスモールマウス、嬉しかったなぁ。(喜)
オンタリオ湖ではビッグレイクトラウトもキャッチ!
スモールマウス狙いでジャーキングしてたら、ドスンとビッグサプライズ!\(^o^)/
この他にも本当に沢山のスモールマウスをキャッチし続けてくれています。
んで、このジャークベイト君ですが、開発当初より秘めたる想いがありまして、このルアーはどうしてもインジェクションで作りたい!という気持ちが強く、設計の段階からそれを想定した作りになっています。
今まで発泡ウレタン製のソリッドルアー一本でやってきたNLWが、何故にインジェクション?ってなもんですが、このジャークベイトはどうしてもインジェクションで作りたい理由があったんですね~。
理由は幾つかあって、
サスペンドモデルを作る際の精度。
ジャーキングで激しく使われた際の耐久性。
ラトルインモデルの可能性。
シースルーカラー。
北米市場で戦えるルアー。
等が主な理由。
もちろん、スイムアクションのレスポンスだけに焦点を当てるならソリッドルアーに軍配が上がりますが、全ての要素のバランスを考えると、このルアーにはインジェクションがマッチしていると考えています。
要は、インジェクションだからといって廉価版を作るという気は毛頭もなく、ルアーにマッチしたベストな素材を求めた結果、インジェクションだったと。(^o^)v
ジャークベイトの他にも、インジェクションが向いていると思うルアーは色々ありますが、要は適材適所って話ですね♪
プラスチックの削りカスまみれになって削り出した中空プラスチックのプロトモデル用ブランク。
このモデルでは、発泡ウレタン製のソリッドモデルと比較しても遜色ないアクションのキレを出すことに成功しています。
中空プロトでの1stフィッシュとなったナイスレイクトラウトさん。
んで、このジャークベイトインジェクション化プロジェクト、やはり高価な金型製作費等、資金が必要になるので、家内制手工業ワークスなNLWにはなかなか実現への道のりが遠かったのであります。(結果、2年以上プロトタイプをテストし続けているという。汗)
そんな中、今年に入ってから様々な幸運や人との出会いが重なり、遂に実現の可能性が見えてきた次第です。
自分的には、トリプルインパクト以来となるインジェクションルアーの製作。
インジェクションルアーを作るなら、それに慣れた製造工場にお願いするのが一番手っ取り早いと思うのですが、それだとどうしても自分の見えない部分で作業が進んで分からない事が出てくるので、悩んだ結果、金型屋さん探しから自力で行い、自分が足を運べる範囲で作業を進めれる状況構築を目標に頑張り中です。^^
幸いな事に、オンタリオ州はカナダ最大の工業地域でもあり、トヨタ、ホンダ、GMC、フォード、クライスラーなどの工場もある関係で、金型&プラスチック成型が出来る会社も豊富にあり、現在、人伝で紹介してもらった会社にて金型製作を進めてもらっています。
パソコンでルアーの3Dデーターを見ながら悩み中のカナダ人のエンジニアさん。(笑)
このルアーが上手く行くかどうかはこのエンジニアさんの腕に掛かっています。(笑)
ルアーの金型なんぞ作った事のない会社ですので、上手く行くかどうかはやってみなければわからないというか、最後は出たとこ勝負ですが、そのリスクを背負っても、やってみる価値はあるんじゃないかと信じてやっています。(^o^)v
今のところ金型を製作する前段階のところまで来ており、現在の自分は、その時が来るのに備えて銅パイプ相手にウロコ目を入れる練習中~。
製品化には、まだまだ幾つもハードルを乗り越えて行かなければなりませんが、全力で取り組んで行きたいと思います!