釣行記 【10月27日 エリー湖大ハズシ釣行】
2015年 10月 30日
大ハズシをかましながらも、もの凄く収穫の多い釣行でもあったので、ここはあえてブログ記事。(笑)
この日の状況ですが、結論から先に言うと、ポールさんもプライベートで釣りに出てたみたいで、後で聞いたら、5本で30ポンド(約13.6キロ)ぐらい行ったというスーパーヘビーウェイトの可能性があった日。(ポールさんも凄いがエリー湖のポテンシャルも凄い!!)
対する僕は、小っちゃいの3匹&3匹の推定合計ウェイト5ポンドと、ポールさんのキャッチしたバスの1匹にも満たないショボショボ野郎。(笑)
ポールさんと一体何が違ったのか、Let's検証です!

■ フィールドコンディション(エリー湖)
天候:曇り
風:無風→東7m/秒
気温:3~11℃
表水温:13.5℃
水質:クリアー
仕事に追われたり、体調を崩したりと何だかんだあってなかなか釣りに行けないでいたのですが、ようやく念願が叶った2カ月ぶりの釣り。久しぶりの釣りという事もあって、興奮は最高潮!
もう、頭の中は冬前の荒食いビッグスモールマウスがバコバコと妄想マックスです。(笑)
ナイアガラリバーの何時ものボートランプからボートをおろし、お目当てのスポットに向けて久しぶりのバスボートラン!!
目指すスポットはボートランプからナイアガラリバーを遡り、エリー湖を横断した先のアメリカ領。
距離にすると、片道おおよそ30キロぐらい。
エリー湖では超珍しいベタ凪の中での走行は気分爽快そのものです♪
無事にエリアに到着後、エリアの探索開始。
お目当てのエリアはエリー湖で最も湖流があるエリアにある水中岬。
このエリアには水中岬が二つあり、まずは短い方の水中岬から魚探掛け開始です。
この水中岬は岸から1.4㎞ぐらい沖まで張り出しているのですが、まずは水中岬の沖の水深12mぐらいのエリア(岸から2㎞ぐらい)から魚探掛けを開始し、浅い方に向けて魚探を掛けてみます。
が、たまにベイトフィッシュがチラホラ映るぐらいで、生命感もそれほどなくイマイチな感じ。
試しに9mラインぐらいに出たベイトボール目掛けてシューティングを試みてみるも無反応。
そのまま4mラインまで魚探掛けをしながら進み、流入河川の河口の沖にあるハンプでジャークベイトのジャーキングやソフトベイトのドラッギングを試みてみるもこれも不発。
と言う訳で、お次は本命の長い方の水中岬探索に移ります。
ボートで5分ぐらい走り、長い方の岬に到着すると、岬の先端部と思わしきエリアに船が何艇か集結しており、何か期待できそうな感じ!

この長い方の水中岬ですが、規模は最初の岬よりも大きく、全長2.5㎞ぐらいあり、岬上のフラットも遥かに広大。
エリー湖でも指折りのスポットとして知られています。
一番流れが強い場所にある広大なフラットを持ったハードボトム&ロックの水中岬。
そりゃ、魚が居て当然ですよね♪ ^ ^
で、この有名な岬を浅い方から魚探掛けしながら深場に向かうと、やっぱり9mラインでベイトフィッシュの反応が出始めます。
そして、更に進んで水中岬の先端が沖のフラットにフェードアウトする辺りで、魚探に素晴らしい反応が出始めたので、ここで釣り開始!!
もうね、魚探には魚の反応がわんさか!\(^o^)/
ドリフトして、岬の先端を横切る度にこんな反応が出まくります。↓

が、これが不思議なぐらい食わない!!
魚探の画像を見る限り、完全に爆釣間違いなし状態なのですが、何故か全然食って来てくれません。(涙)
周りの船を見てもロッドが曲がっている光景を全然見られず、様々なルアーを試してみるも不発。
この魚探画像を見る限り、何時かは食うんじゃないかと粘りに粘ってみるも、不発の時間がどんどん過ぎるばかりで、気が付けば日が西に傾いてあっという間に夕方に。。。汗
ってな訳で、太陽さまに尻を叩かれる格好で移動を決意!
アメリカ領のエリアは経験不足でよくわからない場所が多いので、再びエリー湖を横断してカナダ領の何時も釣っているエリアに向かいます。
そこで、ディープハンプ沖に点在するロックエリアをプロトジグスプーンで狙い、ようやく生命反応!
まず一匹目の34センチ。

殆どボウズこくかという状況だったので嬉しい1匹!!(喜)
そして、2匹目の37センチ。

3匹目の43センチ。

スモールマウス君達は冬に備えて餌を食いまくっているらしく、巻き上げてくると水面で小魚を吐いたり、ボートデッキにフンをまき散らしてくれたり、元気いっぱい。(^o^)
餌を飽食してて、お腹もパンパンです。

が、残念ながらスモールマウス君は3匹で打ち止め。
この後、何故かゴビー爆釣状態に入り(ルアーはジグスプーン。笑)、極めつけはこのスーパービッグゴビーさん!!

普通は10センチそこそこのゴビーさんですが、このゴビーさんは19.5センチと、自己記録を大幅に更新するモンスターサイズ。
ゴビーってこんなデカくなる魚だったのね~。(知らんかった。笑)
ってな訳で、いよいよ本格的に日が傾き、残念ながらこの日の釣りはタイムアップ。
安全を最優先で、完全に太陽が沈む前に納竿としたのでした。

んで翌朝、ポールさんと電話で話したら、なんと!30ポンドぐらい釣ったという話を聞いて、ポールさんの凄さを改めて思い知るばかり。(凄すぎる~!)
しかも釣れたルアーは、ポールさんと開発を進めているドロップショットミノーだったとの事!
電話の向こうで、
”ヒロシ、昨日はドロップショットミノーがベストだった。色は〇〇。
他のソフトベイトも色々試してみたけど、ソフトベイトはそれしか食わなかったよ。
ジグスプーンにも食って来たけど、つつくようなショートバイトが多くて、昨日はイマイチだった。
狙ったのは30~35ftのブレイクで、ブレイクの下にいる奴より、エッジに浮いているヤツの方が食ってきた。”
という話。
そんなポールさんの話を聞いて、ううううう~~~と、更に頭をかきむしるボク。(^_^;)
まさに、それとほぼ同じ事をやってたのに、僕の推定合計重量5ポンドですから、この違いは何だ~~~?と。(笑)
そんな話の中、ポールさんが言うメタルジグのショートバイトの話は、もの凄く納得。
僕自身、ショートバイトを何度も逃してて、今日はそんなもんだと思っていたのですが、結局のところ、それはプライムパターンではなかったという事。
ポールさん曰く、魚探に魚の反応が出ても食わない時は食わないし、ちょっとした違いで釣果に大きな差がでるとの話が、深く深くアホルアービルダーの心に刻み込まれたのでした。(笑)
魚探にドンドン出てくる素敵な魚の反応に心を奪われて、結果、動けなくなってボウズ寸前まで追い込まれたボクに対し、きっちり釣れる魚を探し出して、マックス級のウェイトをキャッチしているポールさん。
そう言えば、ポールさんと釣りをした時って、魚探とかそんなに見てないのに、ポールさんが船を止めた場所には何時もごっそり魚が居たのを思い出します。(エリー&ナイアガラで魚を見つける一番簡単な方法はポール艇を探す事だ、と言われているぐらい。笑)
最高レベルのガイドの実力、本当にオソルベシです。
ってな訳で、ココから先は釣れなかった理由の僕なりの推論。
基本的に似たような条件&似たような釣りをしており、ポールさんと大きな違いは無いように思うのですが、今回キーになっていたのでは?と自分なりに思うのは「風」。
この日吹いていた風は、エリー湖では珍しい東の風だったのですが、この風はエリー湖の湖流と全く逆方向から吹いてくる風な事もあって、風でカレントが弱まっていたように思います。
普段のエリーであれば、カレントと同じ向きに風が吹く事が多いので、船の舳先を風上に向けて、トローリングモーターでコントロールしながら湖流に乗せてドリフトさせて行くのですが、この日は全く逆からの風で、何時もと逆方向に船が流れて行く状況。
推測ですが、湖底付近は何時もと同じく西→東にカレントが効いているものの、表層だけ風に押されて逆方向に流れて2枚潮みたいな状態になっていたのではないかと。
結果、ボートは表層の流れに乗って東→西に流れて行く訳ですが、この時、魚へのアプローチに重大な欠点があったんじゃないかと考えています。
要するに、普段であれば、カレントに頭を向けてバス達は西を向いている事が多く、ルアーもカレントの上流側の西→東に流れていくので、アプローチとしては自然。
が、この日の状況は魚は何時もと同じく西に頭を向けているにも関わらず、ルアーは東→西(魚の尻尾側)から流れてくるので、極めて不自然なアプローチになってしまっていたのではないかと。
そう考えると、かなり合点がいくことが多く、カナダ領でかろうじてキャッチした3匹のスモールマウス君の後、パッタリとバイトが無くなってしまったのですが、その時の状況がまさにこれで東の風がドンドン強くなってきてボートが普段のカレントとは全く逆方向に激しく流され始めるにしたがってアタリが無くなりました。
果たしてこれが釣れなかった正しい理由かどうかはわかりませんが、それならばもっと違ったアプローチ法があったはずなので、それを湖上で感じ取ることが出来ず、試せなかったのが本当に悔しい限り。
やっぱ釣りに行かないと釣り勘も鈍るし、もっともっと釣りに行かなければですね~。
今年はとりあえずサバイバル最優先&来年へ繋がる意味ある1年にしたいと覚悟を決めて動いていたので、なかなか厳しい部分もありますが、今年中、もしまた天候が許してくれるようだったら、エリー湖のビッグスモールマウスにチャレンジしたい!!
その時釣りに行けるように、今自分に出来る事に全力で取り組んで行くしかないですね。
あの広大なエリー湖で、魚を探していく事の難しさ、その時、その場にマッチしたルアーで的確なアプローチが出来るかどうか。
そして、何よりも大切なのは無事に帰って来る事。
色んな意味で決して甘くない湖ですが、やっぱなんだかんだ言って僕はこの湖が好きでしょうがないです。
ってな訳で、大ハズシフィッシングの報告でした~!(^O^)v
■ 使用タックル
ロッド : ノースフォークコンポジットTCR610M
リール : メタニウムXT
ライン : レッドスプール16ポンド
ルアー : プロトジグスプーン30g(シルバーパール)