エリー湖をバスボートで走る 【波の谷間のトラバース走行】
2015年 11月 03日

ご覧下さいました皆様ありがとうございます。m(__)m
が、動画をご覧下さった方の中に、激荒れの中を爆走~!みたいな誤解をされている方も多いっぽいので、ここで一応説明させて頂きますね。
この動画中のバスボート走行ですが、決して激荒れの中を爆走している訳ではなく、至って普通な何時ものエリー湖を、何時もと同じく普通に走っています。(安全マージンを3割ぐらい残して走っています)
この日は風速4~7m/秒ぐらいの風が吹いており、多少波立ってますが問題の無いレベルで、気分爽快なバスボートランを楽しめました♪(^o^)v
Boat : Skeeter ZX200
Outboard : Yamaha HPDI200HP
Propeller : 25M
本当に荒れると波高5mとか行ってしまうエリー湖ですから、危険の大きさは他のフィールドの比ではないですし、実際、釣行時の8割ぐらいは波の中の走行が主。
んで、そんなエリー湖の波の中をこの3年間バスボートで必死こいて走りまくって学んだことは、どれだけ波や風と上手く付き合っていけるかという事でした。
特に僕の船は19.5ftと小さく(エリー湖の標準サイズは21ft)、波の中では木端のようなもの。
そんな僕の船でエリー湖で釣りをする時に最重要な役目を果たしてくれているのがビルジポンプ、ホットフット(フットアクセル)、キャスティングシートの3点セット。
この荒波3点セット(笑)が無いとエリー湖では釣りにならないと言っても過言ではないですね~。(^o^)
湖は広いですが波が出ていることが多くてアクセルをワイドオープンに出来る時が少ないので、もはや最高速性能とかどうでもよく(全開走行は燃料ばっか食うし。笑)、自分がバスボート走行で意識しているのは”衝撃の少ない走り”と”低い回転数でどれだけ船を浮かせられるか”の2点。
波と言っても、色々ありますし、波によって走り方やエンジンのトリム角等も全然違うので一概には言えませんが、その時々で出来る限り波の衝撃を軽減できる走り方を心がけています。(なんせ、僕の船ったら15歳の老兵なので、無茶したら壊れそうだし~。笑)
ちなみに上の動画中の波ですが、波の高さは少しありますが、湖流と逆方向から風が吹いてきた時によく立つタイプの波で、高さの割にはそれほどパワーが無い波。
もし、風がカレントと同じ方向に吹いた場合は、非常にパンチが効いた波(というかウネリ)になる事が多いのですが、動画の波は比較的走りやすい波でした。(^ ^)
ご参考までに説明させて頂きますと、動画中の走行は下記↓のような感じの航路で走っています。

メッチャ手抜きな図ですが(笑)、大まかに描くとこんな感じです。
風上の東に向かってスタート後、北に向けて方向転換。
その後は波と波の谷間をトラバース走行しています。
波と波の間に僅かに出来る平坦な場所をトレースする感じの走り方ですね~。
そのレーンを外さない限り、平水面を走っているのと同じような状態となるので、船へ受ける衝撃をかなり小さくすることが可能です。
図にするとこんな感じ(青いウネウネが波のトップ)↓

が、実際はこんな綺麗に波が並んでくれてる事はまずないので、ベタ凪の時のようにハンドルを真っ直ぐ構えてひたすら直進と言う訳には行きません。
動画をご覧下さった方より、”西根さんの船、チャインウォークしてます?”みたいな質問も頂いたのですが、僕の船は残念ながらチャインウォークするほどスピードは出ないので(苦笑)、動画中、フラフラと左右に頭を振りながら走っているのはチャインウォークしている訳ではないんです。
実際はこんな感じ↓で、波のトップを避けて、谷間のフラットな部分を目掛けて左右にステアリングを切りながら走っているので、フラフラとチャインウォークしているように見えてしまったのかもしれませんね。(^ ^)

で、この時の重要点は、次の谷間に移る瞬間。
波の谷間のなるべくフラットな部分を選んで走っている訳ですが、次の谷間に移る瞬間、どうしても波をかすめてしまう瞬間があります。
この図で言うと、黄色い丸印のタイミング。↓

この黄色い丸印のタイミングで衝撃を受けるので、ボートが波に当たる(もしくはかすめる)瞬間、少しだけステアリングを切り、衝撃をステアリングワークで逃がしてやります。
上手く言葉で表現できませんが、僕の船の場合、横方向からの波の受ける時は、ハルにドンって水の塊が当たる前に下写真のボートサイドのエッジ(チャインっていうのかな?)↓で、波を切って力を逃がしてやる感じ。

動画中ぐらいの波の高さなら、たいていの場合ステアリングワークで対応できますが、ステアリングだけで対処しきれない場合は、ここにアクセルワークが加わります。
何もしないまま直進してしまうと、波で船が跳ねまくってしまいますし(=船にストレスが掛かる)、波走行での鉄則は船をジャンプさせない事だと自分は考えています。
トリムに関しては基本は下げめですが、僕の船の場合は目いっぱい下げてしまうと波当たりが強くなりすぎてしまい小さな波のギャップまで拾ってしまうので、船を浮かせ、かつ船首のバタつきを抑えられるぐらいのトリム角で走ってます。(波によって変わります)
おそらく船によって走り方は違うんだろうなぁって思いますが、僕が乗っているスキーターZX200の場合は、船を浮かせて船底に水と一緒にエアーを巻き込ませながら滑走させた方が乗り心地が柔らかくなる&スプレーを浴びづらくなる(スプレーが風で押し戻されてくる前に先に進んでしまう)ので、ある程度のスピードで滑走させた方が快適かつ軽快に走れるという感じですね~。(^o^)v
なんせ、波走行で重要な事は、視界を広く持って周囲の状況の全体像を把握しつつも、目の前に迫りくる波一つ一つに的確に対応して行く事ではないかと自分は思っています。
そして、何より大切なのは決して無理しない事でしょうね~。
撤退の勇気を持つ事。
波は気合で挑むもんでもないと思いますし、無茶に突っ込んでいっても船を壊すか、ケガをするだけでしょうし、無理をしないのが一番と思います。(僕も何度、船を降ろさずして泣く泣く家に帰った事か。涙)
今回、エンジンカウル上にカメラを設置したら、思ってたよりもいい感じで撮れたので、また機会がありましたら、別のタイプの波走行の動画撮影にトライしてみますね~。(^ ^)

