シンドラールアーの酒向君との出会い
2015年 11月 14日

トロント・エアポートにて大親友の酒向君と再会。(感涙)
酒向君との出会いは今を遡る事15年前、BC州バンクーバー。
目を閉じると、15年前、バンクーバー近郊のサイプレスマウンテンでバンクーバーの美しい夜景を眺めながら、酒向君と未来の夢を語り合った事を今でも鮮明に思い出すことが出来ます。
当時の僕は、カナダに移住したばかりで、まだ右も左のわからないような暗中模索&悪戦苦闘の真っ只中。
そして、僕を訪れてきてくれた酒向君はプロルアービルダーになるという夢を目指してチャレンジ中の19歳の若者。
たった数時間の出来事でしたが、とても想い出に残る出会いでした。
”西根さん。オレ、ルアービルダーになりたいんです。”
自分の夢を語る彼。
眼下に広がるバンクーバーの美しすぎる夜景。
漆黒のキャンバスの中、地平線の彼方まで続くバンクーバーのナトリウム灯のオレンジ色の明かり。
空を見上げると、まるでプラネタリウムに居るかのような満点の星空。
そんなはっとするような美しい光景の中、自分の隣に居るのが美しい女性ではなく、むさくるしい男と言うのが笑えますが(笑)、その時、僕たちは一つの約束を交わしたのでした。
”またカナダで会おう。お互いルアー作りで飯を食えているようになろう。”
あの日から15年・・・・・この時間の流れの中で僕も色々あったし、酒向君も色々あったと思います。
でも、お互いに自分の夢を諦める事無く、今もルアーを作り続けられている幸せ。
今年の夏、15年越しの約束を叶えられた事は、これ以上なく嬉しい出来事でした。
その酒向君ですが、今や渓流ルアーフィッシングの世界では超有名人。
彼がハンドメイドで製作しているシンドラールアーは、渓流アングラー達に絶大なる信頼を受けている逸品です。

美しい仕上がりに目を奪われますが、実戦の中で鍛え上げられた実力は本物。
石の上にも3年と言いますが、石の上にも3年を5回もやり遂げている彼は兄弟のような存在でありながらも、本当に心から尊敬するルアービルダーの一人です。
そんな彼の今回のカナダ旅行記が、ルアーマガジン・リバー誌にて3回の短期連載で掲載されるとの事。
第一回目の記事では、我がNLW地下工房探訪記を書いてくれています。


現在発売中のこの号に掲載されておりますので、もし宜しければご覧になってみて下さい。
NLWにとっての大恩人でもある酒向君。
NLWルアーの日本国内デリバリーにおいて、スタジオソラさんに業務を引き継いで頂くまで、酒向君の多大なる協力無しにはNLWルアーの日本国内販売はあり得ませんでした。
素晴らしい人との出会いは、人生において最大の宝物ですね。
酒向君とは、これからも切磋琢磨してルアー作りの腕を磨いて行ければと思っています。
サトシ、ありがと~~!
これからもお互い頑張ろうぜぇ~~!\(^o^)/
■ シンドラールアーHP http://schindlerlure.com/