魂のビーツァ復活!!
2016年 01月 23日
製作に大変時間が掛かり申し訳ありませんでしたが、先日ようやく第一陣が完成し、現在日本に空輸中です。

ビーツァシリーズと言えばNLWの原点。
ビーツァの【鼓動】を復活させる事・・・・それはNLWにとって最も大切なルアーをまた再び世に送り出す事。
復活させるなら、このルアーをもっと改良する事はできないか?
正直、ビルダーとしてそんな気持ちもありました。
が、このルアーはこれ以上いじるところが無い超熟成域に到達している事もあり、変に手を加える事はせず、以前そのままの形&バランスで復活させる事を最重要課題としました。
今年の3月に10周年を迎えるNLWですが、10年前、BC州の海でクロソイ相手に開発を始めたビーツァが、その後熟成に熟成を重ねて、超熟成域まで到達出来たことにビルダーとして大きな喜びを感じます。
10年経っても20年経っても釣れ続けるルアーを作りたい。
それが自分の目標でもあるのですが、自分の孫が釣りを始めた時、
”ジーチャンはなー、昔このルアーで釣りまくったんだぞっ!” と、孫が使う最新鋭のルアーに釣り勝ちたい。
それが僕の夢の一つでもあります。(笑)
10年前、食い物にも困るような状態の中、試行錯誤を重ね、必死で完成させたビーツァと言うルアー。
BC州の海でクロソイにルアーを鍛え上げてもらった事・・・。
グシャグシャの牡蠣パイル相手にスナッグレス性能を研究した事・・・。
当時乗っていたピックアップトラックで山に入り、針葉樹林の真っ只中の山上湖でカットスロートトラウトを釣りまくった事・・・。
形になったビーツァを携えてバンクーバー島の湖に遠征し、スモールマウスを狙って凄まじい釣果を得た事・・・。
目を閉じると、そんな様々な光景を今でも鮮明に思い出すことが出来ます。
そして、このルアーはその後、魚達との沢山の出会いはもちろん、沢山の人達との出会いも紡ぎ出してくれました。
沢山の出会いを作ってくれたビーツァに感謝、そして、このルアーを世に送り出した10年前の自分に感謝。
これからもそれに恥じないモノ作りを続けて行きたいですね。
今回の復活にあたって、どんな色に仕上げようかワクワクしながら作業を進めたのですが、せっかく久しぶりの製作なので今までビーツァに無かった色を塗ってみました。
■ Bluegill Male / オスギル


■ Alewife / アルワイフ


オスギルとアルワイフの2色!
塗ってみて思ったのですが、扁平ボディー系のビーツァには、やはりこの系統の色はかなりマッチしますね~♪ \(^o^)/
久しぶりのリリースとなるビーツァM7。
昨年末から続く手首の不調もあって、一時に沢山作れない状況にありますが、これから時間を掛けて製作し続けて行きたいと思います。
順調に行けば、今月末~来月頭には取扱店様に並び始めるかと思いますので、もうしばしお待ち頂ければ幸いです。
取扱店様および問屋様には、近日中にご案内を差し上げますので、何卒宜しくお願い致します。