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超低水温リバーでスモールマウスを浮かせるアプローチ

ちょいと間が開いてしまいまいたが、前日の釣行記の続きです。

前回の釣行記、コールドウォータークランキング編はコチラ

クローズドエリアからの帰り道の途中、

”ナイアガラリバーで少しスモールマウス狙いをしてみよう!”

と提案してくれたポールさん。

なんと、まさかのラージマウス狙い→スモールマウス狙いのゴージャスプラン!!

もう、興味はマックスです!\(^o^)/

何たって、この水温が低い時期、強い流れのナイアガラリバー本流でどうやってスモールマウスを釣ったらいいか全くわからんどころか、何処にスモールマウスが居るかすらも分からん未体験ゾーンな釣り。

ポールさんが、この条件下でどんな釣りを展開するか、限りなく興味が湧いてきます。

そして、走る事5分ぐらいでスモールマウススポットに到着!

そのスポットは僕もたまに釣りをするエリアで、地形変化がかなり起伏に富んでおり、ハンプやレッジが沢山存在するエリア。
ポールさんが船を停めたスポットは、そんなエリアのまさに流芯とも言える強い流れの中でした。

正直、えっ?まさかここ?(汗)

流れはかなり強く、80ポンドのミンコタを70~80%ぐらいのパワーで回し続けてようやくボートをステイさせられるぐらいの図太い流れ。

魚探の水温計は水温6℃と表示しています。

このトルク満点の流れ+水温6℃!

もう、僕的には全く釣れる気がしません。
釣れる気がしないというよりも、魚がおるんか?というレベル。(笑)

イメージ的には、もっと流れが緩やかなディープにスクールしてるんじゃないかと想像していただけに、かなりビックリでした。

ってな訳で、スタートフィッシング!

最初のドリフトでは、船を流れに乗せて流しながらジャークベイトで狙っていきます。

が、何も釣れません。

流されながら魚探で確認すると、やはりかなり起伏に富んだエリアです。

そして、2度目のトライ。

今回はちょっと狙い方を変えてみると、ポケットからトローリングモーターのリモコンを取り出すポールさん。

狙いは水深1.5mぐらいから3.5~4mぐらいまで一気に落ち込むレッジ。

そのレッジ付近にボートポジションを取り、トローリングモーターのスポットロック機能を利用して、アンカリングします。

スポットロック機能と言うのをご存知ない方にご説明させて頂きますと、ミンコタ社のTerrovaやUlterraに搭載されている機能で、GPSと連動したトローリングモーターが自動操縦で定位置に船を留まらせてくれるという超かしこいシステム。(詳しい事はコチラの記事をご参照ください)

強い流れの中、普通のケーブルステアリング式トローリングモーターで一か所に留まり続ける事はかなり難しいですが、リモコンのボタン一つでアンカリングできちゃうテローヴァ、ホントに凄すぎです。

そして、ここでポールさんの指示。

”流れをクロスするように斜め45度下流方向に向けてジャークベイトを投げて、ジャークベイトを流れの中を横切らせながらゆっくりトウィッチしろ。”

普段から川の釣りをされている方ならピンと来るかと思いますが、そう!サクラマスとかスティールヘッドなどへのアプローチとまさに一緒のアプローチ!!

ただひとつ違うのは、バンクからではなくボートからそれをやってしまう事。

ポールさんのスキルと、テローヴァのスポットロック機能があって初めて成立する釣り方です。

なるほど!と目からウロコ!!

ダウンクロスでジャークベイトをトウィッチしながらレッジに流し込んで行きます。

このアプローチならメチャクチャ釣れる気がしてくるから不思議です。(^o^)v

すると!

やっぱり食ってきた~~~!!!

ナイスサイズのスモールマウスが連続ヒット!!

超低水温リバーでスモールマウスを浮かせるアプローチ_d0145899_18465018.jpg

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ポールさん、凄すぎるわ~~!!

最初のドリフトで無反応だったのは、おそらくドリフトしながらでのアプローチだと、ジャークベイトが一瞬でスモールマウスの前を通り過ぎてしまい、スモールマウスが反応しきれなかったんでしょう。

活性の高い夏場なら、そんな早い釣りでもスモールマウスは余裕でアタックしてきますが、流石に水温6℃では難しかった模様。


ボートステイ&ダウンクロスにアプローチ法をチェンジした事によって、スモールマウスにスイッチが入る間と、浮いてこれるだけの時間を与える事が出来たのだと思います。

この日スモールマウスがスクールしていたのは水深1.5mから3.5~4mに落ち込むレッジの深い側。

おそらくプロトジャークベイトをダウンクロスで用いると深度2m強ぐらいまで潜っているはずなので、バス達は頭上をゆっくりと横切って行くジャークベイトに浮上&アタックする事が出来たんだと思います。

つか、スモールマウスさん達、水温6度の流芯ボトムから浮いてきちゃうのね~。(笑)

何度も何度も繰り返して同じスポットにクランクベイトを通す事によってスイッチが入ったラージマウスと相通ずるものがありますが、ちょっとしたアプローチの仕方の違いで大きな違いが出るという事を痛切に感じた釣行でした。

それにしてもポールさん凄すぎ!

この人の実力はホント底が知れません。(驚)


今回の釣行がジャークベイトの中空プロトの本格的なデビュー戦でしたが、お陰様で十分すぎるぐらいの手応えを感じることが出来ました。
まだまだ引き続きテストは必要ですが、一歩一歩着実に進めて行きたいですね!

超低水温リバーでスモールマウスを浮かせるアプローチ_d0145899_18471650.jpg

■ 使用タックル
ロッド : ノースフォークコンポジットJPR65L
リール : メタニウムMgDC7
ライン : レッドスプール16ポンド
ルアー : プロトジャークベイト115㎜
by nishinelureworks | 2016-05-13 19:44 | 釣行記 | Trackback

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