フックの話 【フックが刺さっている角度の違いによる強度の違いは?】
2017年 03月 06日
今までの記事
■ その1 http://beatour.exblog.jp/23857569/
■ その2 http://beatour.exblog.jp/23863646/
■ その3 http://beatour.exblog.jp/23896175/
■ その4 http://beatour.exblog.jp/23906229/
色々書いているうちに、自分の中で疑問が疑問を呼び、すっかり収集が付かなくなってしまっております。(笑)
と言う訳で、今回の疑問はフックが刺さっている角度の違いによる強度の違い。
頭の良くない自分は、あれこれ考えても分からんので、シリコンラバー実験です。(笑)
今回のテストに使っているフックは前回の記事でも書きました通り、概ね6.5~6.6kgぐらいで壊れる針です。
その条件になっているのが、この刺し方をした時。

対象物に対して垂直方向に刺さった場合のテスト結果が、6.5~6.6kgで伸びる、もしくは折れてシリコンラバーから外れるという結果でした。
じゃあ、こういう刺さり方をして、この方向(ラインの方向)に力が加わった場合はどうなるのか?

気になりませんか?(笑)
と言う訳で、バネばかりで計測してみました。
じわ~っと負荷を掛けて、負荷が増加するごとにフックを抜いて確認してみます。
3.5kgの負荷が掛かった状態。わずかにフックが開き始めています。

4.2kgの負荷が掛かった状態。フックの開きが若干進行しています。

そして、最終的に4.9kgの負荷が掛かった時点で、フックはこの状態になり、シリコンラバーから外れました。

もちろん、シリコンラバーへの刺さり方(深さや微妙な角度の違いなど)の違いで、数値は異なって来ると思いますが、垂直方向では6.5-6.6kgまで耐えたフックが、この写真の掛かり方の場合は4.9kgでフックが伸びて外れてしまうという、非常に分かりやすい結果となりました。
このテストをした感想は、この掛かり方をしている時は強く(2本刺さっている場合はなおさら)

この掛かり方をしている時に、この方向にラインを引くとヤバい

という感想。
なので、ルアーがこんな感じで引っ掛かっている時は、ファイトに細心の注意を払った方が良いかも?

たまにあるパターンなのですが、フロントフックが外れて、テールフックオンリーになってるようなケースとか、こうなってたら結構ヤバいかもしれません。
実際に力を加えてみると・・・

フックにテコの力が掛かり、簡単に伸びて外れてしまいました。
と言う訳で、今日のシリコンラバー実験でした~。(^o^)v