釣行記 【ハイプレッシャーバスへのロングディスタンスアプローチの重要性】

先日のタローさんとの釣りでもの凄い衝撃を受けたのが、シムコー湖の超シャローに点在するボート桟橋に着くハイプレッシャーバスを狙う釣りでした。

何に驚いたかって、人間のプレッシャーを消すことが出来れば、プレッシャーが掛かったバスでも食って来るんだ・・・・と言う事。

シムコー湖はジンクリアーな水質&遠浅な地形な事もあって、まさかそんな沖のブレイクラインから遥か離れたドシャローのボートドックに魚が付いているなんて想像もしていなかったのですが、タローさんが見せてくれたのはまさにそんな桟橋からバスを引き出していく釣りでした。

シムコー湖のシャローに行ってみるとボトムに藻がびっしり生えており、パーチやサンフィッシュが沢山泳ぎ回っている事も沢山確認出来たので、確かにバスが居てもおかしくない感じではあったのですが、分かりやすいスポットなだけにフィッシングプレッシャーも相当な物らしく、普通のやり方ではなかなか釣れないとの事。

ジンクリアーなシムコー湖の水質。(偏光グラス越しに撮影しているので少し茶色写ってますが実際は無色透明です)
釣行記 【ハイプレッシャーバスへのロングディスタンスアプローチの重要性】_d0145899_22483002.jpg
ボトムはこんな感じの藻に覆われています。
そして、ボート桟橋からボートが出入りするルート上の藻がスクリューで掻き飛ばされてボトムが露出しており、バスやベイトフィッシュはそのディッチを利用して、沖と岸を行ったり来たりしている感じ。

タローさんによると全てのボート桟橋にバスが付いている訳でなく、特定の条件を備えた桟橋のみバスが付いているらしいのですが、タローさんが、この桟橋にはバスが付いているよって言う桟橋には100%バスが付いていました。
何故その桟橋にバスが付くのかその理由はタローさんにも分からないとの事でしたが、バスが付く桟橋は決まっているとの事。

んで、そんなバスが付いている桟橋を重点的に狙っていく訳ですが、バスは当然桟橋の下のシェードに入っており、ルアーをその下に滑り込ませる必要があります。

今回は開発中の進化型ゴビゾー君のノーシンカーリグでトライしてくれたのですが、その釣りがちょっと衝撃的でした。

何が衝撃的って、タローさんのボートポジション遠すぎ!!

最初のアプローチでは、タローさんがボートをかなり桟橋から離れた場所で止めたので、てっきりボート桟橋周辺のウィードでも釣るのかと思いきや、実はそこがタローさんのボート桟橋狙いのポジション。

通常、ボート桟橋などを狙う時って、離れてもせいぜい10~15mぐらいじゃないですか。
が、タローさんのディスタンスは優にその2倍~3倍近く。

僕とか普通にキャストしてもギリで届くかどうかって距離だったので、下手したら30mぐらい離れていたんじゃないかと思います。

んで、そんな遠距離からスキッピングで桟橋下の僅かな隙間にルアーを滑り込ませていくタローさん。(驚)

場所が分かってしまうので写真は非掲載とさせて頂きたいと思いますが、タローさんのキャスティングスキルの高さにただただ驚くばかりでした。

シュパパパパーーーと、100発95中ぐらいで(たまに失敗する。笑)、そんな遠距離から進化型ゴビゾー君がボート桟橋の下に見事に滑り込んで行くのは、もうそれだけで見る価値のあるモノでした。

そして、桟橋にルアーを滑り込ませた後は放置し、ルアーがボトムに着いた頃合いを見計らってワントイッチ。

そして、これもんです。
釣行記 【ハイプレッシャーバスへのロングディスタンスアプローチの重要性】_d0145899_13153377.jpg
それも1匹だけではなく、何匹も連発。(汗)

もう一つの驚きはタローさんのタックルで、ラインはPE(10ポンド)直結だった点。
こんなジンクリアー&ハイプレッシャーなバス狙いならフロロリーダーを付けたいなぁ~などと自分は思ってしまうのですが、タローさん曰く、これで普通に釣れるけど?との事。

たしかに、タローさんが使っているラインはボトムの藻の色に同化する色でしたが、PE直結のリーダー無しでも食うんやと。(笑)
そもそも、フロロリーダーを付けたら、あんなロングディスタンスのスキッピングは無理でしょうし、タローさんのキャストスキルがあってこそ成り立つ釣りなんでしょうね。

使い込みすぎたリールでベアリングからシャーシャー変な音をさせながら(笑)、確実にルアーを桟橋の下に滑り込ませ、次々とバスを仕留めて行く姿はカッコ良すぎでした♪

ちなみにレイクシムコーでは、夏場暑い日が続くと、ディープからドデカイスモールマウスがシャローにフィーディングに上がって来るらしく(シャローにパーチが沢山居る)、そう言う魚もサイトでロングディスタンスで狙っていくとの事でした。

このタローさんの釣りを見てて思ったのは、ディスタンスの重要性

濁っている水ではそれほどではないかもしれませんが、クリアウォーターでは自分達が知らず知らずのうちに、狙う前にバスにプレッシャーを与えているのかもしれませんね。
逆にバスがこちらの気配に気が付く前にルアーをプレゼンテーションする事が出来れば、通常のアプローチでは食ってこないようなバスが食って来る可能性があると言う事でしょうか。

ちなみに、進化型ゴビゾー君ですが、タローさん曰く、この釣りは高比重のスティック系ソフトベイト(ノーシンカー)を使っているんだけど、このプロトモデルは同サイズのどのルアーよりも遠くまで飛び、スキッピングがしやすいので、よりディスタンスが取れると喜んでくれていました。^^
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研究を重ねた結果、プロトモデルにここまで塩を入れる事ができるようになったのが、ゴビゾー君を劇的に進化させてくれました。(より、色んなシチュエーションで使えるものになった)

んー、ポールさんもそうですが、タローさんにしても、フルシーズン、ほぼ毎日のように湖に出ている人達のレベルはちょっと異次元。
もうね、自分のヘタクソさ加減をただただ痛感するばかりです。

まだまだ修行が足りんぞー!もっと釣りに行かなければ!!(笑)

by nishinelureworks | 2017-07-29 23:52 | 釣行記 | Trackback

ルアー開発、釣り、その他もろもろの徒然記


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