今年の春にリリースしたチッパワRBですが、大変ありがたい事に想像していた以上のご反響を頂き、ただただ感謝するばかりです。
特に釣果面での反響は自分の想像をはるかに超えるもので、沢山の方にご愛用頂き、チッパワが多少なりともお役に立てている事に大きな喜びを感じています。
ツイッターやインスタグラムでは、発売以後、現在に至るまで毎週末チッパワでの釣果報告を見ない週は無いと言ってもいいぐらいの状況で、本当に感謝の一言しか出てきません。(大感謝)
チッパワを気に入って下さり、ご愛用下さっている全ての方に心よりお礼申し上げます。
本当にありがとうございます!
そんなチッパワですが、当初からお話させて頂いていました通り、シリーズ展開を念頭に置いて開発をしております。
チッパワRBのリリース時に、このモデルは素うどんという表現をさせて頂きましたが、その言葉に込めた想いはチッパワシリーズの中核になるのはチッパワRBであり、チッパワシリーズの出発点はオリジナルのRBモデル(サイレント&ノッカー)であるという事。
システムクランクは世の中に沢山あるかと思いますが、大部分のシステムクランクはボディーサイズが小さい~大きい、潜行深度が浅い~深いという感じの方向性だと思うんです。
が、このチッパワシリーズが目指している方向性はそれとは少し違う方向性で、簡単に言うと、共通ボディーでその場の状況や魚のコンディションなどに合わせて、より細やかなアジャストが可能になる方向性を考えています。
例えばですが、同じボディーでハイスピードクランキングできるモデルと、スナッグレス性能を強化したカバー特化モデルの2種類があったら便利だと思いませんか?
このチッパワシリーズに今後どんなモデルが加わり、どのようなシステム図が描かれて行くかは楽しみにしていて頂ければと思いますが、そんな方向性で考えています。
と言う訳で、このチッパワRBは、チッパワクランクベイトシステムの幹となるベースモデル。
ベースモデルなので、ポジション的にはほぼほぼ素うどんです。(笑)
が、美味しい素うどんを作るのが難しいのと一緒で、製作者の立場からすると、こういうベーシックなモデルって実は作るのが難しい~。(汗)
誤解を受けるのを恐れずに言わせて頂くなら、何の特徴もなく、目を惹くような新機構を持っている訳でもない普通のクランク。。。
普通だからこそ作るのが難しい。今回の開発はそんな開発でした。
そんなチッパワシステムを構成するチームメンバー達が形になり始めました!

この写真はプロトタイプの一部ですが、現在全11モデルを予定しています。
これが今年のICASTで公開した全システム図。(2018年9月現在)

チッパワRBのサイレント&ノッカーモデル(システム図上は同一モデルとしています)をシステムの中核とし、同一ボディー形状でそれぞれの方向に特化したモデルを開発しています。
システム図の見方
浅
↑
ワイド ← チッパワRB → タイト
↓
深
これらのモデルにつきまして、ICAST会場で簡単な説明動画を撮影してみましたので、下記にリンクを貼り付けておきますね。
ルアーのメカニズムの観点で言えば、ワンボディーで様々なセッティングを施すというのは、ルアーを作られたご経験のある方であれば、その難しさをご理解頂けるかと思うのですが、実際の話、下手すると改悪にしかならないというか(汗)、最悪の場合どっちつかずの中途半端な事になってしまう危険性もあるんです。
チッパワのシステム展開はそんなリスクに常にさらされながら、微妙なセッティングとせめぎ合い、一つ一つのモデルを煮詰めて行っているという感じです。
ワンボディーでのシステム展開という手法がなぜチッパワでは可能なのか、その続きは明日させて頂きますね♪
つづく