カバーの外で食わせるカバークランキング

僕的に永久保存版となった先月号のバサー誌。

カバーの外で食わせるカバークランキング_d0145899_19143988.jpg
クランク好きにとっては、もう表紙だけでヤラれちゃう可愛さですがw、期待を裏切らない超濃い内容でとても面白い号でした♪

んで、この号のバサー誌の記事ですが、自分的にとてもシンパシーを感じる記事が2つありました。

それがこの二つ↓

カバーの外で食わせるカバークランキング_d0145899_19192922.jpg
カバーの外で食わせるカバークランキング_d0145899_19193759.jpg
北大祐さんの”シャロークランク道場”と、吉田幸二さんの”でかいバスは中層で釣ってきた”という記事の二つ。

実は僕、実釣記事はあまり読むことがないのですが、この二つの記事はがっつり熟読させて頂きました。(^o^)v

詳しい内容は、是非バサー誌をご覧頂ければと思いますが、お二人の話の中で共通しているキーワードは中層がキーになっているという事。

カバークランキングと言えば、カバーに当ててリアクションバイトを狙うというのが常套手段というか、一般的に認識されている方法だと思いますが、もちろんそれはクランキングのテクニックの一つだと思いますが、それが全てではないと思うんですよね。

僕自身のカバークランキングの話をさせて頂くと、実は見えているカバーに積極的に当てていくことはそれほど無いです。
もちろん巻いているうちにカバーにコンタクトしたりすることは多々ありますし、カバーに当てることがバイトトリガーになることはありますが、だからと言って是が非でもカバーに投げ込まなければ釣れない、カバーに当てなければ釣れないとは全く思っていません。(^o^)v

カバーの外で食わせるカバークランキング_d0145899_19322992.jpg

こんなカバークランキングの教科書に出てきそうなウッドカバーとか、ついついアグレッシブに攻め込んでしまいたくなりますが、僕はあまりこういうカバーの中にクランクを放り込む事はないかも。汗

なぜカバーの奥底にあまりクランクを入れこまないかというと、引っかかるのが嫌だからw

引っかかってしまったらそのスポットを潰してしまいますし、ルアーを無くしてしまうかもしれません。(真顔)

そして、うまくクランクがカバーをすり抜けてくれたとしても、もし狙ったウッドカバーがコケやヌルやウィードやゴミなどで覆われていた場合、クランクにそれらが絡みついて、これまたチャンスを逃してしまう可能性が高くなります。(いいところに入ったのに、ルアーがコケやヌルでべっちゃり覆われててガッカリした事ってありませんか?w)

もしこんな写真のようなウッドカバーの中を狙いたい場合は、僕の場合はシンプルにソフトベイトやジグって感じのチョイスをするかな~?という感じ。
そして、こんな感じのスポットでクランクを投げるとしたら、僕自身はウッド周辺を狙う事が多いです♪

それには理由があって、根掛かりさせてスポットを潰してしまうリスクを減らしたいというのもあるのですが、それ以上に思うのは魚をカバーから引っ張り出してきて食わせたいという事と、カバー周辺をウロチョロしている魚を狙いたいという事。
もちろん、水面下には見えない枝などが張り出してて、そこに魚が付いてる場合もあります♪

凄く乱暴な言い方になりますが、魚にはヒレが付いて泳ぎ回れるので、カバーの外までお魚さんにお出まし頂いて食いついてもらえばいいやん?という超殿様商売的上から目線クランキングとでも言えばいいのでしょうか?w

そして、北大祐さんや吉田幸二さんも記事中でおっしゃっていますが、カバーに固執しないでサスペンドしている魚ほどデカい事が多いという事もあります。

この魚は今年の夏キャッチしたナイアガラリバー最大級のラージマウス。
バンクにレイダウンが連続しているエリアの沖の、ブレイクライン上で食ってきた完璧なサスペンドフィッシュでした。
カバーの外で食わせるカバークランキング_d0145899_20533490.jpg

ここから先に書かせて頂く事は、ハードルアー全般の釣りに言える事ではないかと自分は考えているのですが、ハードルアーでの理想的な食い方はいきなり見えないところからすっ飛んできて、一気にストライクしてくる食い方ではないかと考えています。

逆にクランクをだらだらとチェイスしてくる魚って、バイトに持ち込むことが非常に難しいように感じます。(少なくとも僕はそう)

すっ飛んで食ってきてくれる魚って、すっ飛んで来る最中に絶対食う!という強い意志を感じますし(魚がホントにそう思ってるかは知りませんw)、一気に食ってくれるのでフッキングも容易♪

んで、そんな食わせ方をするのに、一番大切と自分が考えている事は、バスがルアーの存在に気が付いた一番最初のタイミングで、どこまで深く信じ込ませることができるか?という事がとても重要なキーとして考えています。

そんな感じの事を考えながらクランキングを行っているので、クランキングをする際はウッドカバーの中を直撃ではなく、あえてカバー周辺に投げ込んでバスとクランクの間に距離を設けて、その間を作り出している感じが多いかも。

バスにルアーを気が付かせるために、何度も繰り返してカバー周辺に投げることも多いです。

カバーの外で食わせるカバークランキング_d0145899_20400485.jpg
じゃあ、どうやったらファーストコンタクトで、バスに深くルアーを信じ込ませることができるか?という話ですが、僕自身がキーとして重要視しているのは、ベイトフィッシュとのマッチング(ルアーのシルエットやベイトフィッシュが泳いでいるであろうコースやレンジなど)、ルアーが発するアピールの強さや種類(きらめき、音の大きさや音質など)です。

特に音はとても重要と考えていて、ソフトベイトの色と同じぐらい、ハードベイトが発する音は重要ではないか?と個人的には感じています。

ご参考までに下の動画をご覧頂きたいのですが、NLWルアーで言えば、オチアユWPやチッパワRBサイレントはこんな感じの音を水中で発しています。


サイレント仕様のこれらのルアーでもこれだけの音を発してますし(ラトルルアーは爆音レベル)、音は水中では空中の何倍も速い速度で伝わりますので、たとえバスにはルアーが見えなかったとしても、音によってルアーの存在に気が付く事って結構あると思うんですよね。

そして、自分の経験の範囲内の話でしかありませんが、上の動画にあるような金属接触音系の音はバスが好きな音の一つじゃないかな?と感じています。(あくまで想像ですw)

なので、僕的にはクランクの音を聞かせ、バスにやる気を出してもらってカバーの外まで出てきてもらう、もしくは浮いて来てもらって食いついてもらうというイメージのクランキングを行う事が多いです。

そんなクランキングなので、中層で食わせることが多くなるのですが、その時に重要になってくるのが中層での誘い。

もちろん、ダァーとただ巻きしてて食ってくることも多いのですが、リーリングに変化をつけることで、ただ巻きでは食って来なかった魚が食ってきたりすることも多々あります。

そんな話を下の動画でしてみましたので、もしご興味のある方がいらっしゃいましたら試してみて下さい♪


ちまたでは、西根さん!2回巻きって言ってるのに、動画ではリールを3回巻いているじゃないですか!?とツッコミ入れられまくりのこの動画w
リーリングの抵抗が無くて勢い余って3回巻いちゃってますが、そこは気にしないでくださいw

次回のブログではチッパワRBスローフロートモデルを用いた中層クランキングの話をさせて頂きますね~♪

つづく・・・




by nishinelureworks | 2018-10-29 21:38 | テクニック | Trackback

ルアー開発、釣り、その他もろもろの徒然記


by nishinelureworks
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31