前回、前々回とクランキング話について書かせて頂きました。
今年発売したチッパワRBスローフロートモデル。
今回の話はそんなスローフロートモデルさんが主人公の話なんですが、実はこの話、モギハノンから琵琶湖でも凄い可能性がありそうな気がするので詳しい話を教えてください!とのリクエストをもらっていましたので、モギハノンの熱烈なリクエストに応えて書いてみたいと思いますw
背中に燦然とゴールドに輝くSFのロゴ。(他のモデルもゴールドのロゴだけどw)
このモデルですが、シャロークランクなのに低浮力という特殊性が高いモデルという事もあって、リリースの際、ちゃんと売れてくれるのかな?受け入れてもらえるのかな?というのが凄い心配だったこと。
なんせ浮力が弱いですから、浮力が弱い=すんごい根掛りそうな感じですw
単純に考えたら、根掛かりしそう→使いどころがわからない→売れないというドツボにはまりそうな雰囲気むんむんw
が、少なくとも、自分自身が必要としているし、世の中にはきっとこのモデルを必要として下さる方が少しは居て下さるはず!と信じ、リリースに踏み切った次第でした。(何時ものニシネデタトコショウブワークスw)
んで、自分自身が日頃釣りをしているエリー湖やナイアガラリバーでSFモデルをどんな感じで使っているかという事は
前回のブログで書かせて頂いたのですが、その話はかなり特殊な釣りであまり役に立たないかも?な内容だったので、今回はもしかしたらこれからの時期にお役に立つかも?な内容の話をしてみたいと思います♪(^o^)v
今日してみたい話は、タローさんが見せてくれたSFモデルのカバークランキング。
この日は動画撮影メインの釣りだったこともあって、クランクで釣った写真を撮ってなくて記事を書くのに困っているのですが(写真はソフトベイトで釣った魚。汗)、タローさんの事を簡単にご紹介させて頂くと、NLWの北米プロスタッフであり、ポールさんと同じくフルタイムガイドで、バス、トラウト、マスキー、パイク、ウォールアイと様々な魚種を狙うバーサタイルアングラー。
タロー・ムラタというバリバリの日本人名でありながら、全く日本語がわからない日系人ですw
そんなタローさんに、あらかじめチッパワRBスローフロートモデルを送って試してもらっていたのですが、しばらくした後、”ヒロシ、SFモデルで凄く釣れる方法を発見したので、今度釣りに来ないか?”と誘ってもらったのがこの日の釣りでした。
そんなタローさんが連れて行ってくれたのは、オンタリオ湖に繋がるラグーン(内湖)のマリーナ。
前日に寒冷前線が通過した影響で気温は10度ちょっと、水温は15度ぐらいだったと思います。
通常ならジグやノーシンカーなどが登場しそうなシチュエーションで、おもむろにチッパワRBスローフロートモデルをラインにくくりつけ、ボートとボートの間や、ボートとボートドックの間のわずかな隙間にチッパワRBスローフロートモデルを投げ込み始めるタローさん。
ボートポジションは写真↑ぐらいの感じ。
タローさんがチッパワRBスローフロートモデルを投げ込んでいる隙間には水面下50センチぐらいまでウィードが生えており、普通はクランク(しかもスローフロート)は投げ込まないでしょ?っていうような場所。
そんな、わずかな隙間にクランクを投げ入れ、ウィードに突っ込ませることもなく、まるで中層でジグを操ってるような丁寧なアプローチ&リトリーブでクランキングしていきます。
百聞は一見に如かずという事で、どんな釣りかは下の動画を是非ご覧ください。
英語ですが、リールのリトリーブ方法やロッドティップの位置など、とても参考になる映像だと思います♪(^o^)v
動画をご覧下さった方に、この時の条件がどんな感じだったか?という事を補足説明させて頂きますと、この日、この場所では7~8センチぐらいのベイトフィッシュの群れがウィードの上っ面を泳ぎ回っており、バス達はボートやボートドックのシェイドのウィードの陰で、回遊してくるベイトフィッシュを待ち伏せしている感じ。
そのバス達も、マリーナ中に散らばっているわけではなく、数匹のスクールでキースポットにいる感じ。
そんな中、タローさんがチッパワのスローフローティングモデルを泳がせているのは、まさにベイトフィッシュが泳ぎまわっているレンジでした。(←ここ重要)
要するに、タローさんが行っていたのは、そんなベイトフィッシュを待ち伏せしているラージマウス達をSFモデルの特性を最大限に活かして、カバーの中から誘き出してバイトさせていくというクランキングだったんです。
って書くと簡単そうですが、丁寧かつメリハリのあるストップ&ゴー、チッパワRBスローフロートモデル独特のストップモーション時のシミーアクションでバスを食わせていくテクニカルな釣り。
SFモデルならではのストップモーション時の水馴染み感や、泳ぎ出しのレスポンスの良さが可能にしてくれる誘いではないかと思います。
チッパワRBスローフローティングモデルが水中でどんな動きをしているかはこちらの動画をご覧ください♪(これは日本語でしゃべってますw)
ちなみに、上の実釣動画をご覧になって、タローさんのリトリーブスピードのスローさと丁寧さに驚かれた方もいらっしゃるんじゃないかと思うのですが、それはもう傍で見ていると、クランクを巻いているというよりも、中層でジグを躍らせているように見える釣り。
実際の話、あんなにゆっくり動かしたらバスに見切られそうなものですが、水温が低い時ってバス君達の判断力が鈍るのか、意外と見切られない事も多いんですよね。(これは低水温期のジャークベイトの釣りでもそうですよね)
低水温期は、場合によってはルアーの動きが速すぎて食いきれない(もしくは食いに来てくれない)という事もあるかと思いますので、これからの時期、もしそんな場面に出食わされたら試してみてください。(^o^)v
そうそう、この釣りに関してですが、タローさんいわく、ピンスポットキャストを決めるのにSFモデルの重量が凄いアドバンテージになると言ってましたので、そのこともお伝えしておきますね♪
という訳で、タローさんが見せてくれたチッパワスローフローティングモデルのカバークランキング話は以上です!
最後に余談になるのですが、現在北米でも販売中のチッパワシリーズですが、気温が下がるにつれてスローフロートモデルの注文が増加中。
殆ど宣伝してないにも関わらず、「ハイシーズンのベーシックモデル」→「低水温期のスローフロートモデル」への切り替わりが分かりやすすぎて、ちょっとビックリしているところですw
これは一体どういうことなのか、個人的にとても興味深いですね~。
チッパワRBスローフロートモデルを用いたカバークランキング・・・これからの低水温期、可能性がある釣りではないかと思いますので、是非参考にして頂ければ幸いです~♪
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