はい、糸の結び方記事第2弾です♪
今日の裏日記でご紹介させて頂くノットは、今回の研究で見出したノットではありませんが、僕が過去30年間メインノットとして用いている遠藤ノットをご紹介させて頂きます。
この遠藤ノットですが、僕のルアー作りのお師匠でもある遠藤龍美さんが30年以上前に考案され、非常に優れた結び方にも関わらず、あまり紹介される事もなく知られていないので、この場で記録に残しておくべきではないかと思い、取り上げさせて頂く事にしました。
このノットもユニノットやパロマーノットと同じく、かなり簡単な手順で結べるにも関わらず、安定した強度を得られるノットです。
強度的にはパロマーノットとユニノットの中間ぐらい。
パロマーに近い強度を持ちながらもパロマーよりも簡単に結べると言うのが良い点ではないかと思います。
このノットで特筆すべき点ですが、糸が弱ってきて他のノットでは締め込んだ際に糸がチリチリになったりプチッと切れてしまうようなバッドコンディションの糸でも比較的頑張ってくれるというのが最大の特徴ではないかと思います。
もちろん使っている糸がそんなバッドコンディションになる前に交換するのは鉄則だとは思うのですが、度重なる根掛かりを無理やり引っ張るとか、ビッグフィッシュ連発など(←これは最高ですね♪)で、糸が伸びきってしまってヨレヨレになってしまったり、ハードな釣りでラインのコーティングが逝ってしまって、夕マズメを迎える頃に糸がヨレヨレになってしまってる時とかありませんか?
もちろん僕もビッグフィッシュを連発しすぎて糸がヨレヨレになっちゃうことは日常茶飯事ですが(←これはウソw)、こうなっちゃっても現場で糸を新品に巻き替えるということはかなり難しいので、弱ったラインで騙し騙し釣りをすると言うことはあり得る状況だと思います。

糸がこうなっちゃうと、もうノットの強度は望めませんし、気を付けて結んでもこんな感じのチリチリ状態になってしまう場合は糸の寿命が近い可能性が高いです。
安定したノットには下記3点の共通点があるんじゃないかと僕は考えているのですが、遠藤ノットは1の締め込み時のラインのストレスが少ないのが、弱ったラインでも比較的強度を保ってくれる要因になっているのではないかと考えています。
1. 締め込み時にラインに与えるストレスが少ない
2. 滑って抜けない
3. どこか一点に力が集中しない
前振りが長くなっちゃいましたが、そういうエマージェンシー能力はおまけとしても、メインノットとして十分信頼に足りるノットだと思います。
実際、僕自身この遠藤ノットを30年間使い続けてきて、ノットのすっぽ抜けなどでのバラシは一度も経験した事がありませんし、自信を持ってお勧めいたします。
逆に言えばこのノットに全くストレスを感じなかったが故に、そこで30年間の思考停止に陥ってしまってたと言うのもあるのですが💦、まぁそれぐらい素晴らしいノットということです♪
という訳で、結び方の動画をご紹介させて頂きますのでなにかの参考にして頂ければ幸いです。