チッパワトーク第5話です。
今回の話はチッパワのボディーシェイプについて書いてみたいと思います。
チッパワのボディーシェイプで最大の特徴になっているのが、セミフラットボディー。
前から見るとこんな感じ。
少し斜めから見ると、こんな感じ。
ボディーサイドがフラットになっているのがご覧頂けるかと思います。
クランクベイトのボディーシェイプを大雑把に分類すると、ラウンドボディーとフラットサイドボディーの2種類に分類できると思いますが(超大雑把w)、チッパワはその中間的なボディーシェイプとなっています。
このラウンドボディーとフラットサイドボディー、それぞれのボディーで得意としている事、苦手にしている事があります。
ザクっと書くと、
1.ラウンドボディー
■得意な事
浮力が強い
濁った水の中でアピールできる強いアクションを出しやすい
浮力が強いので障害物回避性能を高めやすい
ボディー重量があるので、カバーなどにピンスポットキャストを決めやすい
コロッとしたボディーがカワイイ(←これはどうでもよいw)
■苦手な事
クリアーウォーターが苦手(な事が多い)
2.フラットサイドボディー
■得意な事
浮力が弱い
魚っぽいナチュラルなアクションを出しやすい
クリアウォーターや中層でのバイト誘発能力が高い
水温低下時等のスローコンディションに対応できる事がある
フラットサイドクランクを投げていると、クランク通っぽい気がする。(←これもどうでもよいw)
■苦手な事
投げにくい
根掛りしやすい
超大雑把ですが、こんな感じでしょうか?(超大雑把ですので、異論は認めますw)
で、チッパワのセミフラットサイドボディーですが、狙ったのはこのラウンドボディーとフラットサイドボディーの良いとこどり。
フラットサイドクランクならではのバイト誘発能力の高さを持ちながら、ラウンドボディークランクの投げやすさや障害物回避性能を持たせたボディーになっています。
言ってみれば、ファットフラットサイドクランクと言っても良いのかもしれませんね。
実釣においても、ラウンドボディークランクの主戦場となるマディー~ステインウォーターのカバークランキングから、フラットサイドクランクが活躍するようなクリアウォーターの中層クランキングまで、実に様々なフィールドからチッパワフィッシュのレポートを頂いています。
良く飛び、よく泳ぎ、良く釣れる・・・・
チッパワシリーズのシンプルな開発テーマを理想的な形で実現させてくれたのが、このセミフラットサイドボディー。
チッパワはこのボディーを手に入れる事によって誕生したのでした。
チッパワトーク#5 End