今日のブログでは10月発売予定のベビーアビノー70Sについてご紹介させて頂きたいと思います。
■Baby Abino 70S
■ルアースペック
ルアー名: Baby Abino 70S(ベビーアビノー70S)
ボディーサイズ:70mm
ウェイト:11g
ルアータイプ:シンキングプロップベイト
沈下スピード:30cm/秒
搭載フック:イチカワカマキリライトワイヤー#8番
搭載スナップ:オリジナルスナップ0+
希望小売価格:2090円(税込価格)
■ カラー(全5色)
このベビーアビノー70Sですが、基本アクションは兄貴分のアビノー110Fと同じくロールアクションを発生させながら泳ぐダブルプロップベイトとなります。
兄貴分との違いは、アビノー110Fはトップウォータールアーですが、このベビーアビノー70Sはシンキング。
そう、沈むんですw
このルアーの着想に至ったきっかけは、ハイプレッシャーだけどスーパービッグサイズのスモールマウスを狙える湖で釣りした時の事。
ソフトベイトすら簡単に見切るジャイアントサイズのスモールマウス達と対峙し、これはちょっとやそっとでは釣り上げられないな?どうやったら奴らが口を使ってくれるんだろう?と悩んでいた時、ある友人のガイドさんがくれたアドバイスが大きなヒントになりました。
そのガイドさんがくれたアドバイスは、
”ヒロシ、今の季節の夏〜秋にかけて、あのクルージングしているジャイアントサイズのスモールマウスをキャッチする方法があるとしたら、バスが通りそうなルートで待ち伏せし、リーチ(ヒル)で餌釣りするのが一番近道だと思う。ルアーで狙うなら、ライブベイトより確率は落ちるけど、超ロングラインを出してプロップベイトをドラッギングするか、もしくはマグナムサイズのスピナーベイトで怒らせて出会い頭に口を使わせるしか無いと思う”
マグナムスピナーベイトの出会い頭パターンは全く別系統の釣りになりますので、ここでは端折りたいと思いますが、要するにあの広大なエリアを単独で回遊しているようなジャイアントサイズのスモールマウスをキャッチするのに求められる条件は、魚の密度が低いエリアで魚を探し出せる(もしくは引寄せる)サーチ能力を持ちながら、魚に見切らせないで食わせられる食わせの能力も持ち合わせている必要があるという事。
サーチ能力に長けたルアーで言えば、例えばクランクベイトなどもサーチ力の面では素晴らしい力を持っていますが、濁りが入っているような時ならともかく、夏場のクリアウォーターのスモールマウス達はルアーを見切るスピードが早く、クランクでは条件がよほど揃わないと難かしそうだなと。(ただの直感ですw)
実際、自分の経験と照らし合わせてみても、僕が普段釣りしているレイクエリーやナイアガラリバーでも同じような傾向があって、バスがスポーニングに入るまでの時期はクランクベイトやシャッドテールのスイムベイトなど、強い振動を発生させるタイプのルアーが良く釣れますが、バスがスポーニングを終えて活発にフィーディングを開始するぐらいの時期になると徐々にパワーダウンし、その代わりに釣れだすのがソフトベイトならシングルテールグラブのスイミングや、スモールサイズで弱目のスイムベイトなど、より細かい振動を発生させるものが良くなってきます。
そして、そのシングルテールグラブが効き出すぐらいのタイミングで効き出すハードルアーがプロップベイト。
自分が通っているフィールドでもこの現象が毎年起こっているので、友人のガイドさんの話を聞いてピーンときた訳です

💡
絶大な集魚力を持つアビノー110FのDNAを持ちながら、食わせ能力の向上を狙ったダウンサイジングボディー。
そして、シンキング化する事で中層にサスペンドしているバス達へのアプローチを可能にしたのがベビーアビノー70Sです。
このベビーアビノーに搭載されているプロペラやブレードはもちろんカスタムメイドの専用パーツ。
ビッグフィッシュが来ても大丈夫なように、アビノー110Fと同じく強固にヒートンを固定できるダブルナットシステムを採用しています。これももちろん専用パーツです。(*ベビーアビノーはカスタマイズを目的にしていませんので、ヒートンの着脱はあまりおすすめしません)
そして、搭載フックはNLWルアーの他モデルに採用しているRCカマキリではなく、カマキリライトワイヤーの8番を搭載しています。

このカマキリライトワイヤーですが、ファインワイヤーのフックという事もあって、オリジナルのRCカマキリより耐久性は少し落ちますが、とにかく刺さり性能
最優先でこのフックを採用させて頂きました。(刺さりの良さが尋常じゃないので、ご使用の際は気をつけてください)
というのも、このベビーアビノーは気難しいバスにも口を使わせられる可能性があるので、そんな時によくありがちなショートバイトのフックアップ率の向上を狙ったセッティングにしています。(魚がルアーに触れた瞬間に、小さくて鋭い針をサクッとまとわりつかせる感じ)
そんなセッティングにしている事もありますので、ロッドは少し柔らかめが良く、ドラグもスムーズなドラグを持ったリールが良いと思います。
そして、これがすごい重要点なのですが、フッキングの際に強くバシッと合わせるのではなく、ロッドに魚の重みが乗ってから巻き合わせというのが良いと思います。
重要な点なので、もう一度繰り返させて頂きたいのですが、コツコツきても”魚の重みが乗るまで合わせない、魚の重みが乗るまで合わせない”と念じながら鋼の意思で巻き続けてくださいw
もしビッグフィッシュの可能性が大いにあるようなフィールドや、カバーが多くてドラグを多用できないようなフィールドではRCカマキリの#7番ぐらいにサイズアップしていただいても良いと思います。
という訳でベビーアビノーさん。
下の動画で説明させて頂きましたので、ご覧頂ければ幸いです。
■ NLW VLOG #74
この動画は軽い説明で終わってますが、完全に中層のサスペンドフィッシュ狙いをしている様子をご覧頂ける内容になっているかと思います。
もっと突っ込んだ内容の動画はルアーが出荷されるぐらいの時期に追加でアップさせて頂きますね♪
このベビーアビノー70Sの販売時期ですが、順調にいけば10月中ば頃に販売開始させて頂ける予定です。
問屋様および取扱店様には近日中にご案内させて頂く予定ですのでどうぞ宜しくお願いいたします。
この秋、ベビーアビノーで楽しい釣りをして頂ける事をお祈りしております!
■ Baby Abino 70S ウェブページ
https://www.nishinelureworks.jp/baby-abino-70s