本日のブログでは12月リリース予定のエリー115MDについてご紹介させて頂きたいと思います。
■ Erie 115MD
ボディー長:115mm
ウェイト:21.9g
潜行深度:2.7m(ただ巻き)
潜行深度:3.9m(ジャーク&ポーズ/アウターウェイトを1個装着)
アウターウェイトシステム:浮力調節が可能
フック:イチカワカマキリ#5
スナップ:1+
希望小売価格:2300円/税抜(2530円/税込)
今を遡ること2012年の晩秋。
エリー湖やオンタリオ湖で使えるジャークベイトが欲しいと思い立って開発を開始したエリー115MD。
あの日から10年・・・
長い長い開発期間を経て、ようやくこの度このルアーを無事に完成させる事ができました。
開発の順番から言えばこのエリー115MDがNLWの一番最初のマスプロダクションモデルになるはずだったのですが、後追いで開発を開始したエリー95SDに抜かれ、エリー115SDにも置いていかれ、それでもなお完成させることが出来なかったエリー115MD。
間違いなくNLWのルアー開発史上で最も難産だったルアーです。
もちろんの事、開発時間を長く掛ければ良いルアーになるというわけではありませんが、このルアーは本当に苦労しました。
その原因の一端にあるのが、エリーシリーズに共通する能力の一つでもあるただ巻き性能とダート性能の両立。
これってルアーのメカニズム的には結構相反する要素で、ただ巻き性能を求めればダートしなかったり、逆にダートはするけどただ巻き時のアクションがイマイチといったルアーになりやすく、その両立は非常に難しいものになります。
しかもエリー115MDで追い求めたアクションは、ただ機械的に左右に跳ぶダートではなく、ヒラ打ちを伴った生命感あるダート。
しかもそれが、簡単な操作で行えること・・・
これは僕が勝手に感じていることなのですが(個人的な思い込みの話です)、ただ巻きアクション、ダートアクション、そして、ダート後のストップモーションに入る時の姿勢変化など、それらの動きの一つ一つが生命感を放っていること。
そして、そんなルアーが発する一連の動きが自然な流れでつながっている必要があると考えており、全てにおいて妥協することなく熟成させるのに10年掛かったと言う訳です。
すでにエリー95SD、115SDがリリースされている中で後発となるエリー115MD。
ご好評を頂いているSDシリーズの後発モデルということもあって完成ラインのハードルはさらに高くなってしまい、納得できるものになるまでだいぶ時間が掛かってしまいましたが、このエリー115MDにもエリーシリーズの遺伝子が完全に受け継がれているかと思いますので、ぜひお試し頂ければと願っています。
■ カラーパターン
■ アウターウェイトエリ−115MDにもアウターウェイトを搭載。状況に応じて浮力調整可能な仕様となっています。
アウターウェイト無し:スローフローティングアウターウェイトカット:ジャストサスペンドに調整可能アウターウェイト装着:スローシンキング
このアウターウェイトの活用法は色々世界を広げてくれて、例えば2本装着すると今まで手が届かなかった水深の魚も容易に狙えるようになったりします。このチューニング&テクニックについては下記の動画でも説明してさせて頂いていますので、良かったら参考にしてください。
という訳で、ついに完成したエリー115MD。
順調に行けば12月の半ばごろに出荷開始できる予定でおりますので、ぜひお試し頂ければ幸いです!
■ 説明動画
■ Erie 115MDWebページ
追記
取扱店様および問屋様には近日中にご案内を差し上げますので、どうぞよろしくお願い致します。