愛刀
2008年 02月 11日

僕がルアー製作に使っている愛刀達です。
上の切り出しナイフがメインで使っている菊一文字。
中の繰り小刀がエラ彫刻などの細かい部分に使用する青一。
下がウロコ彫りやエラ彫刻に使用するオルファデザインナイフ。
これでほぼ全ての削り工程を行っています。
色々試してみましたが、やはり鋼(ハガネ)は日本製が一番ですね。
研いだ時の切れ味が全く違います。
研ぎたてであれば普通にヒゲが剃れます。(剃りませんけど。笑)
特に一番上の菊一文字は19歳の時にウッドベイトの遠藤龍美師匠のところに入門して以来、ひたすら18年間こればかり使い続けており、既に3代目です。
何度も何度も研いで使うので、刃先がだんだん減ってきて最後はこの半分ぐらいの刃長になります。
そうなると、刃先の硬い鋼部分が無くなり、刃物は寿命を終えます。
ちなみに良い刃物って、2重の鋼で出来ているってご存知でした?
写真を良く見て頂ければ解ると思うのですが、研いで光っている刃先部分の輝き方が数ミリ程度違うと思います。
この黒光りしている部分が硬い鋼で、砥石で研ぐ事によって物凄く鋭い刃になります。
残りの部分は先端部に比べて柔らかい鋼が使われており、砥石で研いだ時に刃先の硬い鋼が出やすくなるように工夫されています。
長い年月を掛けて完成された切り出し刀・・・・・日本文化が生み出した素晴らしい道具だと思います。
一本一本手打ちされたナイフには職人の魂を感じますよね。
使う側もそんな道具を手にすると気持ちが引き締まります。
願わくば僕もそう感じてもらえるようなルアーを作りたいなぁ・・・・・。
まだまだ道のりは遠いですけどね。
ちなみに、良く質問されるウロコ彫刻の方法ですが、僕の場合、特別な道具を使っている訳ではなく、オルファのデザインナイフを使って全てのウロコを彫り出しています。(って言っても信じてもらえない事が多いのですが。笑)
デカイスイムベイトとかだと片面だけで2000枚以上のウロコを彫る事もあって、なかなかタイヘンな作業ではあるのですが、その手間が掛かった分だけ自分の気持ちが込められるような気がして、意外に好きな作業です。
さ~、次は何を彫ろうかなぁ~。

