我が魂のビーツァ。 その4 春のデッドスローリトリーブ
2008年 03月 21日
それが、昨日のブログで少しだけ触れた「フラットサイドクランクのデッドスローリトリーブ」。

実はこれについてはあんまり書きたくないのですが、時に凄く効果的な事がありますので、書かずにはおれまいとイヤイヤながら書いています。(爆)
クランクの引き方については人それぞれに様々な方法があると思うのですが、僕自身は春はスロ-リトリーブ、秋はファーストリトリーブで使う事が多いです。
基本はただ巻きです。
で、その日の条件に合わせてトウィッチを入れたり、ストップ&ゴーで使ったり、ジャークをかましたりと、そんな感じです。
以前、こちらで、フラットサイドの最大の持ち味はヒラヒラパタパタのハタメキ感であり、その特性を生かすのはトウィッチであり、ジャークであり、ストップ&ゴーだと書かせて頂きました。
これはビーツァを使い倒して自分なりにたどり着いた結論です。(まだまだどーなるかわかりませんが。。。)
トウィッチやジャークって、クランクベイトとしてはある意味特殊な使い方かもしれませんが、スポーンから回復して餌をバンバン追い始めたバスとか、秋口のベイトフィッシュ絡みのバスには異常に効く事があるので、試してみる価値大アリだと思います。
まぁ、活性の高いこの時期はクランクベイトのハイシーズンでもあるので、とりわけフラットサイドクランクである必要は無いのかもしれませんが、フラットサイドクランク特有のヒラヒラピラピラ感が異常に効く事がありますのでぜひ試してみて下さい。
そんな使い方が多い事もあって、僕的にはフラットサイドクランクって、サイズを問わなければやたら数が釣れるルアーって認識しています。(笑)
で、数を釣った中にサイズの良い魚が混じると、そんな感じでしょうか。(あくまでも僕の経験上の話ですよ!)
逆に言えば、場合によってはサイズをあまり選べないと・・・・。
でもね、そんなフラットサイドクランクが年に一度ビッグフィッシュキラーになる時期があるんです!!
それが今の時期!
プリスポーンのバスがスポーニングシャローに向けて一斉に動き出す今の時期が特に熱いんですよね。
で、この時期僕が多用するのが、冒頭の「超デッドスローリトリーブ」という訳です。
これはもともと、芦ノ湖のトラウトを狙ってた時に覚えた釣法で、使い方はミノーが動くギリギリのスピードでとにかくゆっくり巻くだけ。(注、トラウト釣りにはミノーを用いていました)
この釣り方は神奈川県相模原市で、プロショップマリンというお店を経営されている垣内さんに教わった方法なのですが、とにかくデカイトラウトを選んで釣る事ができます。
小さいトラウトは好奇心も旺盛なのでトウィッチやジャークに良く反応してくれるのですが、デカイトラウトは警戒心が強いのか、ヘンにアクションを付けるのは逆効果の場合が多く、ヘロヘロとミノーをスローリトリーブしていた方がビッグトラウトに出会える確率は高くなります。
で、これはデカバスに関しても同じ事が言えるのではないかと感じています。(もちろん条件にもよるでしょうけど)
そして、この釣りにバッコリはまるのがフラットサイドの超スローリトリーブという訳です。
僕の場合、この釣りをしている時はクランクベイトを引いているという感覚では無く、むしろミドストみたいな感じで、中層を漂わせるようにヘロヘロと引いています。
どちらかといえばリアクションではなく、完全に食性に訴えかける釣り方ですね。
イメージ的には、無防備なベイトフィッシュがバスの鼻っ面をヘロヘロと泳げば食っちゃうだろうと。(笑)
はっきり言って、とても辛気臭い釣りです。
と言うのも、中層をノー感じで引くので、やり続けるにはある意味で根性が必要。
とにかくルアーが泳ぐギリギリのスピードで、ヒラヒラパタパタとひたすら超ゆっくり巻き続けます。
ここで大切になってくるのが、ルアーが持つ超低速性能。
昨日話したルアーのトルク感は非常に重要な要素だと感じています。
ルアーを引くレンジも大切で、底を叩き過ぎず、でも底からあまり浮きすぎない事。(こう考えるとまさにミドストですな。笑)
湖の中でよく見られる光景ですが、大概の場合、バスって底から30センチ~50センチぐらいのところを泳ぎ回っている事って多くありません?
まさにそのレンジを通す感じです。
まぁ、まずはあんまり難しいことは考えず、ここはクサイと匂った場所をヘロヘロと引いてみて頂ければと思います。(笑)
竿先に感じるルアーのバイブレーションがいきなり消えたり、ヘンな感じがすることがありますが、それはバイトである事があるので油断しないで下さいね。

つーか、自分の写真ってなんかハズカシイ。(爆)