BASSエリートシリーズ 第3戦 ファルコン・レイク(テキサス) 2日目

BASSエリートシリーズ 第3戦 ファルコン・レイク(テキサス) 2日目_d0145899_17371631.jpgBASSエリートシリーズ第3戦2日目、初日に引き続きアーロン・マーテンスが暫定首位を走っています。

が、背後には本日の最大ウェイトとなる41ポンド11オンスを持ち込んだバイロン・ヴェルビックが3ポンド差までに詰め寄っています。

そして3位にはマーク・デイビス!!

4位にはポール・エライアスが前日26位から大きくジャンプアップしています。
これについてはちょっとした事件?があって各メディアを騒がせていますので、それはまた後で書きたいと思います。


それにしてもファルコンレイクの勢いは一体何処まで続くのでしょうか?

今日は前日よりも30ポンドオーバーを持ち込んだプロは減ったものの、それでも12名のプロが30ポンドオーバーを持ち込んでいます。
話によると、プレッシャーが掛かってウェイトが落ちたとかという事ではなく、前日と風向きが全く逆になり、しかもかなり強く吹いた為、釣り自体にかなりの苦労が伴ったとの事なんです。

マーク・デイビスも、”この大会が終了するまでに誰かが45ポンドオーバーを釣るだろう”ってコメントしていますし、ホントに底がしれませんよね。

トップのアーロン・マーテンスなんて2日トータルでほぼ80ポンドと、BASSの最重量記録を軽々と塗り替えるペースです。
考えてみれば、10匹で80ポンドって1匹平均8ポンド(約3.6kg)となり、如何に異常なペースかが伺いしれます。

更に驚きなのはトップを走るアーロン・マーテンスとバイロン・ヴェルビックは一つのスポットをシェアしているそうです。
話によると、ロッキーポイント(岩の岬)のディープパターンらしいのですが、底に古い家か何かの基礎が沈んでおり、そのハニースポットを二人でシェアしているみたいなんです。
この二日間、アーロンとバイロン、そして彼らのコアングラーを含めると、たった一つのスポットから200ポンド(約90.6kg!!!!!!)のバスが釣り上げられているそうです。
一体どんだけいるんだ?(笑)

そして、上位陣のアーロン・マーテンス、バイロン・ヴェルビック、ポール・エライアス、マイク・アイコネリ、スコット・ルーク、イッシュ・モンローは比較的近いエリアで釣っているみたいです。

広大な水域でのトーナメントのはずなのに、行き着くところは一緒という事でしょうか。

BASSエリートシリーズ 第3戦 ファルコン・レイク(テキサス) 2日目_d0145899_18362370.jpg
写真は今日の湖上写真ですが、おっそろしいぐらいのヘビーカバーですよね。。。。(写真はティミー・ホートンです)
フリッピングロッドしかいらねぇぜ、ベイビー!!!って感じ。(笑)


ちなみに上位陣で、このダンゴ戦とは関係無い場所で釣っているのは3位のマーク・デイビスと、9位のデレック・レミッツで、マーク・デイビスは”自分のスポットは誰ともシェアしておらず、魚が足りなくなる事については全く心配していない”ってコメントしています。
ちなみに昨日と同じくサブマージド・ブラッシュ(冠水ブッシュ)に付くポストスポーンバスをワームのドラッギング(たぶん)で狙っているそうです。
デレック・レミッツも比較的マーク・デイビスの近くで釣りしているらしいのですが、スポットは全くかぶっていないみたいです。

さて、先のポール・エライアスの件ですがこれにはイッシュ・モンローが関係します。
イッシュと言えば昨日3位で好スタートを切った選手ですが、イッシュは今日20ポンド18オンスという平凡なウェイト(他の湖だったらメチャクチャいいウェイトですよっ!)に終わり、順位を19位まで落としてしまいました。

実は、イッシュが初日に釣っていたスポットって凄く狭いハニースポットらしく、ポール・エライアスとモロにバッティングしたらしいんです。
初日はイッシュの方がフライトが早かった関係で、そのスポットをマイウォーター化できたわけですが、2日目はポール・エライアスの方がフライト順が早かった為、そのスポットにポール・エライアスが入ったそうなんです。

要するにイッシュは2日目そのスポットからはじき出されてしまったわけですね。
そのスポットが凄く狭かった為、こんな不幸なコンフリクトが起こってしまった訳なのですが、ポール・エライアスの見解としては、
”自分もこの場所をプラの時に見つけており、今日も5匹釣ったら移動するとイッシュに告げていて、自分は4匹釣った時点でスポットをイッシュに譲り渡し、(釣れている)ベイトも渡し、マーカーブイも(イッシュの為に)残してスポットを去った。”

というコメントをしていますが、正直、微妙ぉと言う感じではありますね。

これはイッシュが友達だから肩を持つという事ではなく、通常、こういうケースの場合、「初日にスポットをマイウォーター化した選手」、「成績が上位の選手」が優先されるのが暗黙の了解でもあり、そんな紳士協定の元、選手同士はスポットを譲ったり譲られたり、シェアしているらしいんです。

ポール・エライアスの行為は、確かにルールを破っている訳ではありませんし、非難するつもりはありませんが、かなりの物議をかもし出しています。

まぁ、ポール・エライアス自身もこんなバッティングの経験は長いプロ人生の中でも初めての事らしく、2度と経験したくないって言ってますが、それを押しのけても釣りたいぐらい魅力的なスポットだったんでしょうね。
このスポットでは、初日、イッシュもすごいウェイトを釣っていますし、イッシュのボートに乗ったコアングラーも凄いウェイトを出していますしね。

日本人アングラーでは、大森貴洋さんが33ポンド1オンスを持ち込んで、前日57位から14位にジャンプアップ。桐山孝太郎さんが前日37位から34位に、宮崎友輔さんが34ポンドを持ち込んで前日99位から40位に大ジャンプアップされ、明日へのセミファイナルにコマを進められました!!
清水盛三さんも本日30ポンド8オンスを持ち込まれ、前日89位から52位にジャンプアップされたのですが、僅か1ポンドほど届かず、残念ながらセミファイナル進出は叶いませんでした。
んー、残念!!

友人アングラーでは、イッシュが前述の通り19位でセミファイナルにコマを進めたのですが、エドウィンは残念ながら65位でこのトーナメントを終えました。
調べてみたら、エドウィンは初日ドンケツのフライトだったらしく、かなりキツイ事になってたみたいです。
たぶん、釣るとこ無かったんだろうなぁ。(汗)
マジですごい実力を持つ男なので、次の試合での奮起を期待したいですねっ!


    Name      Day1    Day2   Total
1 Aaron Martens   42- 0    37-13   79-13
2 Byron Velvick    34-14   41-11   76- 9
3 Mark Davis      35- 4    33- 9   68-13
4 Paul Elias       28- 5    39- 1   67- 6
5 Michael Iaconelli  34-11   31-10   66- 5
6 Bernie Schultz    32- 9   29- 6    61-15
7 Jason Williamson  33- 4   27- 9    60-13
8 Scott Rook       35-12   24- 9    60- 5
9 Derek Remitz     33-11   25-12    59- 7
10 Scott Campbell   33-15   25- 6    59- 5

■ 2日目の成績はこちら...

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■ 写真拝借 ESPN

おまけ
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写真は今日奇跡の大ジャンプアップ(59人抜き!)を果たされた宮崎友輔さんです。本日4番手のウェイトを持ち込まれました。それにしてもすッげーバスですな。(笑)
見てよ、このお腹。。。。。
by nishinelureworks | 2008-04-05 09:35 | アメリカトーナメント | Trackback

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