SD85Fについて重要なお知らせ
2008年 04月 25日
それがこれ ↓ ↓ ↓
リップがポッキリと逝ってしまっています。(泣)
これはマズイ。
誤解を受けることを恐れずに書かせて頂くならば、このSD85Fのアクションって、これ以上は無理っていうぐらい微調整を繰り返して完成させたものなんです。
よほどの技術革新か新素材でも登場しない限り、今の僕の能力ではSD85Fの性能を更に向上させる事は殆ど不可能とも思えるレベルに仕上がっています。
おそらく、現時点でも、通常のジャークベイトの使用条件で考えれば殆ど問題無い強度レベルなのですが、まだツメが甘かったようです。
プロトモデルのテストをお願いしたFDさんによると、リップラップなどのハードカバーをハードジャークで攻略した時に、リップラップに激しくルアーがコンタクトした際の衝撃で折れてしまったそうです。
ハードジャークでルアーがリップラップにヒットすると想像以上に凄い負荷が掛かるようで、この釣りに耐えられるジャークベイトって数少ないんだそうです。
確かに考えてみれば、フルパワーで岩にぶつけているようなものですから、当たり所が悪ければナマクラなジャークベイトのリップなんて一撃で折れてしまうでしょう。
ウチのルアーに話を戻すと、もともとプロトモデルは製品モデルと比較して脆くなり易いんですよね。
フレームを硬化させる時に焼入れを行うのですが、製品用モールドとプロトモデル用のモールドサイズの違いから適正な温度での焼入れが難しくなってしまのがその原因。
しかし、それを差し引いたとしても、これは改良するべきとの結論に達しました。
楽しみにしていて下さっている方には本当に申し訳ないのですが、当初目標にしていた6月発売は延期になりそうです。
本当にゴメンナサイ!!
SD85F用に作ったモールド等、製品化に向けて注ぎ込んだ時間や材料費は全て無駄になってしまいますが、不安材料を少しでも残すのはイヤなので、ここは思い切って改良する事にしました。
この期に及んで凄くわがままな事を申していますが、何卒ご理解頂ければ幸いです。
話は少しズレますが、僕自身、テスターの清水さんから「カバージャーク」の効果を教えて頂き、今年の研究テーマの一つにしているのですが、ジャークベイトでカバー攻略ってSD85Fの能力が最も発揮される場面でもあるように感じるんです。
それにはやっぱり「耐久性」って凄く大切ですよね!
更に完成度を高められる可能性があるのであれば、やらない理由はありません。
やるからにはきっちりと完成させますので、もうしばしのお時間を下さい。
ああ~、それにしても無駄にしたシリコンもったいな~い。(泣)
アンタレスDC買えますよ。ホントに。(ちょい凹み気味)