BASSエリートシリーズ 第5戦 クラークスヒル・レイク(ジョージア) 最終日
2008年 05月 05日
あまりの忙しさに負けて、しばしダウンしてました。(←言い訳。汗)
さて、気を取り直して3日遅れのレポートさせて頂きます!!

ジョージア州クラークスヒル・レイクで開催されたBASSエリートシリーズ第5戦、優勝を飾ったのはオクラホマの大ベテラン、ケニヨン・ヒルでした!!!
2位はデイビー・ハイト。
3位はエドウィン。
最終日、エドウィンは3匹のみのウェイインに留まり、残念ながら優勝はなりませんでした。
んー、残念!!
そして4位はKVD!!やっぱ、スゴッ!!
この日は風が吹かなかった事もあって、全般的にスローだったみたいですが、ケニヨン・ヒルはこの日のビッゲストフィッシュとなる7ポンド1オンスを含む、18ポンド2オンスというブッチギリのウェイトを持ち込んで文句なしの優勝を飾りました!!
気になる上位入賞者のパターンは下記の通りです。
1位 ケニヨン・ヒル
メインパターンはフラットシャローな岬でのキャロライナリグ。
使用ルアーはズームのトリックワーム。
で、キモはウェイトセッティングにあったらしく、トゥルータングステン社の3/4オンススリップシンカー(デニーブラウワーモデル)とForce Beads(ピーターTモデル)の組み合わせで使ったそうです。このウェイトセッティングにする事によって、ボトムを這わせた時にウェイト同士がヒットして、独特なクリック音が出るそうなんです。
ちなみにこのForce Beadsには面白い話があって、素材が磁力を持ち、その磁界が魚にアピールしているという話もあります。
この話の真偽の程は魚に聞いてみないとわかりませんが、高圧電線の周りに魚が集まるというのは知る人ぞ知る話なので、もしかしたらそういう事もあるのかもしれませんね。
ちなみに、このビーズはキャロライナリグの使い手として有名はピーターTことピーター・スリベロスによって開発されています。
キャロ以外のパターンでは、セビル社のマジックスイマー(スイムベイト)で最終日のビッグフィッシュを釣ったそうです。マジックスイマーは前回のアミスタッド戦覇者のトッド・フェアクローも使ってましたね。
その他としてはコットンコーデル社のペンシルポッパーを使用したみたいです。
ちなみに、ケニヨン・ヒルのお父さんのローレン・ヒル博士はかの有名な「Color C Lector」を開発され方みたいです。
今の世代のバサーさんで「Color C Lactor」の事をご存知の方ってどれぐらいいらっしゃるのかな~。ナツカシー!!(笑)
お父さんのローレン・ヒル氏は長年食道癌との闘病生活を送っていらっしゃるらしく、バストーナメントで釣りをする事が夢だったというお父さんにとっても、今回の優勝トロフィーは素晴らしい贈り物になったのではないでしょうか。
2位 デイビー・ハイト
デイビー・ハイトのメインルアーはBuckeye社のMopジグ。
その他としてはやはりコットンコーデル社のペンシルポッパーを投げていたみたいですね。
デイビー・ハイトは2006年もこのクラークスヒルで優勝を飾っているので(ちなみにその時の2位はケニヨン・ヒルだったらしいです)、クラークスヒルはデイビー・ハイトにとっても相性の良いフィールドなのかもしれませんね。
3位 エドウィン・エバース
エドウィンのメインパターンは、やはり岬周りのブルーバックへリングパターンのバス。
メインベイトは1/2オンスBooyahジグ(フットボール)。
これを岩に引っ掛けてシェイクして外した瞬間にバイトがあったそうです。
「自分に出来る限りの事はやったので、悔いは無い。」ってコメントしています。
ちなみに、以前クラークスヒルの水位が12ftぐらい落ちた時に、露出したボトムを偵察してGPSに300箇所ぐらいマークし、岬の写真も50箇所ぐらい撮影していたのだそうです。
今回釣った場所は、まさにそういった場所だったみたいですね。
4位 KVD
KVDのメインベイトは今回もストライクキング社のレッドアイシャッドだったそうです。
他のプロがブルーバックへリングパターンを追いかける中、KVDが気にしていたのはスレッドフィンシャッドパターンだったらしいです。やはり一味違いますね~。(笑)
具体的には、ウィンディーサイドで濁りが出ている所を重点的にランガンしていったみたいですね。
理由は明快で、風によって赤土バンクに濁りが入った結果、その濁りを利用してバスがシャッドを待ち伏せしているのだそうです。そんなバスを得意のレッドアイシャッドで狙ったみたいです。
ケニヨン・ヒル以外の全てのプロが晴天無風となった最終日に苦戦を強いられましたが、風と一連托生のパターンだったKVDも最終日は相当苦労したみたいです。
ライブウェイインショーでKVDの釣りシーンが流されていたのですが、珍しくスピニングを使ってたし、実際の話、デッキには15本のタックルを並べて釣りしてたそうです。
そんな話を聞くだけでも、どれだけ苦労してたか想像できますよね。それでも4位って凄いですが。(笑)
ちなみにバイオソニックがキープレイヤーだったってコメントしています。
最終成績は下記の通りです。
Name Day1 Day2 Day3 Day4 Total
1 Kenyon Hill 17- 0 14-13 18- 1 18- 2 68- 0
2 Davy Hite 18-15 9- 2 18-14 12- 9 59- 8
3 Edwin Evers 15- 1 18-13 17- 3 6- 0 57- 1
4 Kevin VanDam 13- 7 11- 6 16-13 13- 7 55- 1
5 Casey Ashley 12- 3 16-12 13- 5 12- 6 54-10
6 Timmy Horton 9- 1 17-11 15-15 11- 7 54- 2
7 Todd Faircloth 10- 6 13- 7 17- 2 13- 0 53-15
8 Peter E Thliveros 12- 2 15- 5 16-13 9- 7 53-11
9 Skeet Reese 12- 3 15- 3 14- 7 11- 9 53- 6
10 Denny Brauer 22- 0 9-12 9- 9 10-15 52- 4
11 Alton Jones 16-12 13- 9 10-10 8- 4 49- 3
12 David Smith 17- 4 12-11 10-13 7-13 48- 9
最終スタンディングはこちら...
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■ 写真拝借 ESPN
今回バスマスターのウェブサイトにクラークス・レイクの空撮写真が掲載されていました。
あんまりにも綺麗で感動したので、トーナメントの内容とは関係ありませんがご紹介させて頂きますね~。
いつかこんな綺麗なフィールドで釣りしてみたいなぁ。




決勝で各自のボート使用を認めたBASSの決断は大英断だったのではないかと思います。