Wスイッシャー85mm Type3
2008年 12月 05日

ウッドマスターモデル♪
SD85FボディーベースのType1
SD85Fの体高をスープアップし、若干フラットサイド気味ボディー形状にしたType2
そして、このType3は、SD85Fのシルエットのまま体幅を1.5mm太らせてみました。
んー、これ僕の直感なんですが、コイツ何かいい感じです♪
何かを訴えかけてくる。
これって、ルアーを削っていると感じる感覚なんですが、「絶対的カービング感」とでも言ったらいいのでしょうか。
ルアーを削っていると、
うぉーーーーー、コイツ、ルアーになりたがっとるっ!
て、感じる事があるのです。
言葉では決して表現できない感覚なのですが、僕はこの感覚をとても大切にしています。
それは凄く不思議な感覚で、ヘンな話ですが、そういうルアーって木塊に最初の一太刀を入れた瞬間からそれをビンビンと感じます。
釣りしてて、ルアーを投げ入れる前から、絶対釣れる!!ってビンビン感じる事があるじゃないですか。
そんな感じかな~。(良くわからんけど)
上手く言えませんが、ノートに1本の直線を引く時って、定規を使って引くじゃないですか。
その時って、鉛筆を定規に押し当てる事には気は使うけど、線を真っ直ぐ引けるかどうかには気を使いませんよね?
定規に沿って引いてさえいれば、線は自然と直線になりますから、線を真っ直ぐ引けるかどうかなんて考える必要ないですもんね。
「絶対的カービング感」は、それに凄く近い感覚。
初めてこれを感じたのはシマノのトリプルインパクト120mmを削った時。それはそれは強烈でした。(笑)
ルアーを削るというよりも、木の中にルアーが眠ってて、それを取り出してあげるという感覚に近いかもしれません。
NLWルアーの全てのモデルは、この絶対的カービング感を感じられたモノだけ製品化しています。
って、こんな事偉そうに言ってて、このType3ボディーが大ハズレだったら恥かくだけですよね。(笑)
さてどうなるか・・・・・・・。
ちなみに、最近この絶対的カービング感を究極に感じたのはデカビーツァ。

このプロト、ファーストモデルながらも、僕的にはいじくれる場所が全く残されていません。
ボディー形状も、フレーム形状も、ウェイト形状も、改良するったって、何をどういじったらいいかすら分からない・・・・・そんな感じです。
以前、稲吉さんがデカビーツァのファーストプロトを投げられたその日に、このまま製品化OKじゃないですか?と仰ってくださいましたが、僕自身もこのルアーをこれ以上改良しろと言われたら、ホントに何やっていいかわかんないぐらい、デカビーツァは究極のバランスを手に入れています。
それを更に感じるのは、現在、このデカビーツァボディーをベースにして色々と他モデルを試作してみているのですが、作れば作るほどこのボディーが秘める潜在能力に驚くばかりです。
それは、来年になったら少しずつ明らかにしていきますね。
ホント、表現方法は悪いけど、デカビーツァボディーはモンスターとしか言いようがない、そんな感じです。
その意味では、SD85Fボディーもかなりモンスター系ですね。
SD85Fの本当の意味って、ルアーをとことんまで作りこんだ経験のある人にしか分からないことかもしれないけど、このバランスに辿り着くのにどれだけ試行錯誤した事か・・・・・。(涙)
少なくとも今の段階でSD85Fの核心部をズバリと言い当てて下さったのは、塚本謙太郎さん、GrayzのDさん、FDカスタムのOさんかなぁ。(見事に変態さん揃いですなぁ~。笑)
さて、このWスイッシャーType3はどうなるか、乞うご期待下さい!!(ホントか?笑)