遂にやってきました。
2008年 12月 16日
ただ今の気温、マイナス2度。
昨日の最高気温マイナス1度。
今週は更に冷え込むらしく、最高気温マイナス5度。
最低気温マイナス10度~12度ぐらいの日が続くらしいです。
でも、内陸部に比べれば遥かにマシで、寒いところは既にマイナス30度ぐらい行っているそうです。(オトロシイ。汗)
バンクーバー周辺は海流の影響でそこまで強烈に下がりませんが、一冬に何度かマイナス10度ぐらいの寒気がやってきます。
例年であれば11月に一発目が来るのですが、今年は何故か来ず、先日まで何とか釣りは出来た状態。
が、今回の冷え込みで完全に終わってしまったかも。(泣)
大抵のパターンは、この冷え込みの後に雪になるのですが、湖が結氷した上に降るので、氷の上に雪が積もって、水面が一気に厚い氷で閉ざされます。
で、その後、雪が雨に変わり、数日~数週間かけて氷が溶け、湖が芯まで冷えるという結果に。(大泣)
んー、わかっちゃあいるけど、毎年恒例の冬パターンですな~。
という訳で、これから2~3週間は強制的に釣り終了です。(涙)
氷が溶けたら、もちろん釣りに出撃すると思いますけどね~。(爆)
まぁ、冬中、完全結氷状態よりはマシか。
とりあえず氷さえ溶けてくれれば釣りは出来ますから。(笑)
ちなみに冬中完全結氷ってのは魚にとって、それはそれは厳しい環境ですよね。
水面が完全にふさがるので、水温は逆に安定するみたいですが、小さなレイクとかだと酸素が欠乏して魚が死ぬ事もあるそうです。
話は脱線の上に、更に脱線しますが、バンクーバーから内陸部へ4~5時間走った場所に、カムループスというトラウト釣りで世界的に有名なエリアがあるのですが、ここに生息するレインボウトラウトはめちゃくちゃ引くらしく、カムループストラウト(愛称:カミー)って名前で、世界中のトラウトフィッシャーマン達から憧れられています。
このカムループストラウトがずば抜けて引きが強いのには理由があって、冬場完全結氷する厳しい環境、そして、夏場30度ぐらいまで達する高水温が、深く関係しているそうなんです。
どちらも条件も生命を維持可能な極限の状態だと思うのですが、カムループスのトラウトはそんなギリギリの生存環境を毎年2度ずつ経験しているわけです。
その結果、低酸素状態や高水温&低水温に強いDNAを持つ個体のみが生き延び、カムループストラウトは異常に低酸素に強くなったらしいのです。
時に絶命するまで引き続けると釣り人達から形容されるぐらい強烈なファイトをするカムループストラウトは、年間の最大温度差が60~70度にも達するカムループスの砂漠が生んだ奇跡の魚なのかもしれませんね。
砂漠が生んだ奇跡!!
まさに自然の神秘ですな~。
ちなみにこのカムループス地方では、1年間の中で1週間ほどマジックウィークって呼ばれている特別な週があって、その1週間はもの凄い爆釣を味わえるらしいのです。(僕はまだ経験した事無いですけど)
そのマジックウィークというのは、氷が溶け始めた最初の1週間に訪れるらしく、氷が溶け始めた事によって、湖中の溶存酸素が一気に増え、魚の活性が一気に高まるらしいのです。
んー、何時かは体験してみたいもんですな~。
思うんですが、そんな厳しい環境で生き抜いている魚達ってホントに凄いですね。
先述のカムループストラウトにしてもそうですが、僕の大好きなラージマウスにとっても、BC州は厳しすぎる環境だと思います。
それでも彼らは逞しく生きている。
日本にいた頃はそんな事考えもしなかったですけど、畏敬の念すら感じてしまいます。
釣りっていう行為はそんな魚達を傷付ける行為に他ならないので、エラソウな事は何一つ言えませんが、少なくとも出来る限り労わってあげたいものですね。
そう考えると、ラインブレイクなんて魚にとっては最悪ですよね。
そんな事もあって、最近僕が使う糸はベイトタックルで最低12ポンド以上(メインは14~16ポンド)、スピニングで最低8ポンドを使っています。
ちなみにこれはアメリカ規格の糸ですので、日本規格の糸と比べると遥かに太いです。(たぶんアメリカ規格16ポンドで、日本規格の20ポンドぐらい)
NLWのルアーはそんな理由もあって、太い糸でもしっかり泳ぐように作っています。(日本規格で言えば、25ポンドオーバーの極太ラインでも問題なく泳ぐように作ってます)
特に、ここバンクーバーではバスが非常に貴重な存在である事もあるけど、とにかくラインブレイクとかを理由に魚を殺したくないんですよね~。
とにかく一匹も殺したくない。そんな気持ちです。
なら、釣りを止めれば?とツッコミを入れられそうですが、それも無理な相談。(笑)
僕にとっては釣りは酸素と一緒なので、悲しいかな絶対に止められない。(ルアー作りもそうだけど)
これが釣り人のエゴなのは自分でも分かっているのですがねー、やっぱ止められないものは止めらませんわ~。(止めたいとも思わないし)
んー、話が脱線に脱線を重ねて、何を書いているんだか良くわからなくなってきました。(汗)
それにしても、ヤバイと思うのは、今週は塗装週間に入るんだけど、無事に乗り切れるかなぁ。
NLWの塗装場って、庭に立っているブロック作りの小屋を改造したものなんですけど、冬場はオソロシイほど気温が下がるんですわ~。(涙)
換気扇全開の塗装ブースの前で、クソ冷たいエアーブラシを握っている自分の姿を想像するだけで、正直、萎えてしまいます。(苦笑)
このエアーブラシの冷たさに比べれば、冬場のアンタレスの冷たさなんてチョロイもんですわ~。(笑)
オマケに、気温がマイナス2度を下回るあたりから、塗料ビンが開かなくなってくるんですよね。(汗)
あまりに気温が下がって、ビン内部の気圧が低くなってしまうからだと思うんですが、ビンを開けるのにプライヤー使わなければならない事もしばしば。
一番辛いのは、シンナーやアルコール成分の揮発。
塗料をシンナーもしくはアルコールで薄めてエアーブラシで吹くのですが、有機溶剤の揮発で体温がドンドン奪われていくんです。(涙)
注射を打つ前に、アルコールで拭くとスッとするじゃないですか?あんな感じです。
もうこうなると、ある意味ルアー作りも命がけかもしれませんね。(笑)
今日のブログが意味無く長いのも、仕事に行く時間をダラダラ先延ばしてるだけっちゅう話ですわ~。(爆)
んー、弱音ばっかで恥ずかしいですね。(恥)
ちなみに今はSD85Fのラストカラーのオイカワ君を作製中。
モツゴは近日中に出荷できる予定です!!
んー、とにかく頑張るぞ~~~~~~!!
気合じゃあ!!!!!
気合だぞぉ~~!!
と自分に言い聞かせてみる。(爆)
そうそう、こちらのブログで冬場の野池でフラットサイドクランキングを堪能されている方がいらっしゃいますよ~!!
machaさんのブログ → http://y-b-i-g.jugem.jp/?eid=175
machaさん、何時もビーツァで釣ってくださりありがとうございますね~!!