BASSエリートシリーズ2009年スケジュール変更!!
2009年 01月 12日

なんと、既に発表されていた2009年のエリートシリーズのスケジュールを急遽変更するとの事。
いやぁ、ビックリですわ~。(汗)
今回の主な変更内容&それによる影響は下記の通り。
■ 年間11戦→年間8戦
■ 8戦終了後のポイントランキングのTop12名のみでエントリフィー無しの2試合開催
■ 3戦減る事によって$25,200ドルのエントリフィー減額
■ ペイアウト率の変更
■ AOY1位の賞金は$25000ドル
■2009年新スケジュール
Battle on the Border 03/12 - 03/15 Lake Amistad, Del Rio, TX
Diamond Drive 03/26 - 03/29 Lake Dardanelle, Russellville, AR
Dixie Duel 04/02 - 04/05 Wheeler Lake, Decatur, AL
Blue Ridge Brawl 04/23 - 04/26 Smith Mountain Lake, Moneta, VA
Southern Challenge 05/07 - 05/10 Lake Guntersville, Guntersville, AL
Tennessee Triumph 06/03 - 06/06 Kentucky Lake, Paris, TN
River Rumble 06/11 - 06/14 Mississippi River, Fort Madison, IA
Champion's Choice 07/30 - 08/02 Oneida Lake, Syracuse, NY
ちなみに、当初のスケジュールからカットされたフィールドは下記の3つ。
May 14-17 Alabama Charge Pickwick Lake
July 23-26 Cold Water Clash Big Bay de Noc/Little Bay de Noc
Aug. 6-9 Empire Chase Lake Champlain
Pickwick Lake(タフ)、Big Bay de Noc/Little Bay de Noc(遠い)、Lake Champlain(荒れる)の3つのフィールドがカットされています。
個人的にはBig Bayの大会はもの凄いスモールマウスが出そうで見てみたかったので残念であります。(涙)
詳しい事情は僕にはわかりませんが、今回の突然の変更は、間違いなくアメリカ経済の急降下の影響を受けたものと思われます。
去年の7月にBASSは2009年と2010年の2年間分のスケジュールを発表しましたが(その時の話はこちら→http://beatour.exblog.jp/8290538/)、その後アメリカバブルが弾け、状況が急転直下したという事でしょう。
その後、BASSはAdvance Auto Partsという冠スポンサーの一つを失い(その時の話はこちら→http://beatour.exblog.jp/9022455/)、噂ではPuloratorも撤退するかもしれないという噂もあります。
そして、多くの選手もスポンサーの獲得に苦労しているようです。
経済が悪くなってくると一番最初に削減されるのは宣伝広告費な訳で、タダでさえ重大な負担とリスクを抱えて試合に出場している選手が心配になってしまいます。
今回、3試合がカットされる事で、エントリフィー+各試合の参戦経費(たぶん30000ドル以上/日本円にして300万ぐらい)の参戦経費は抑えられ、各選手の経費負担は軽減されるように思いますが、それ以上にペイアウト額は減少しており、昨年までのシーズン以上に賞金での黒字化は難しくなりそうです。
というのも昨年までは50位までに入れば10000ドル(日本円で約100万円)が保障されていた訳ですから、エントリーフィー以外の諸経費(ガス代やモーテル代)を足したとしても50位以内に入ればとりあえずその試合は黒字だった訳です。
でも今年は、下記のようなペイアウトになっており、少なくともトップ16~17位に入らなければ黒字にならないと思われます。
一応50位まで賞金は出ていますが、26位~50位は一律$5000ドルとエントリフィーすらカバーできません。
1. $100,000
2. $25,000
3. $20,000
4. $15,000
5. $14,000
6. $13,000
7. $12,000
8. $11,000
9. $10,200
10. $10,100
11. $9,500
12. $9,000
13. $8,900
14. $8,800
15. $8,500
16. $8,000
17. $7,000
18. $6,000
19. $5,800
20. $5,700
21. $5,500
22. $5,500
23. $5,500
24. $5,500
25. $5,500
26. $5,000
27. $5,000
28. $5,000
29. $5,000
30. $5,000
31. $5,000
32. $5,000
33. $5,000
34. $5,000
35. $5,000
36. $5,000
37. $5,000
38. $5,000
39. $5,000
40. $5,000
41. $5,000
42. $5,000
43. $5,000
44. $5,000
45. $5,000
46. $5,000
47. $5,000
48. $5,000
49. $5,000
50. $5,000
これらのリスクを補う意味でシーズン終了後にTop12選手によるエントリーフィー無しの2試合というフォーマットが組まれているのだと思いますが(ペイアウト減少による選手の不満の矛先を変える目的もあるのではないかと思われます)、出場選手達にとってはシーズンランキングTop12に入れるかどうかで天国と地獄ぐらい差の出るシーズンになるのではないでしょうか。
こうなると選手達の頼みの綱はスポンサーと言う事になると思いますが、低迷するアメリカ経済の中、それを何処まで期待できるか。
現に、多くの選手がスポンサー離れ等で苦しんでいるという話も聞いています。
2009年のエリートシリーズは今まで以上に熾烈なサバイバルレースになりそうです。
ツカケンさんもコチラで書いてらっしゃいましたが、まさに人生を掛けた大勝負。
このブログでも出来る限りレポートさせて頂きますね!!
関連記事
■ BASS記事 → http://sports.espn.go.com/outdoors/tournaments/elite/news/story?page=b_elites_schedule_20090109
■ BassFan記事1 → http://bassfan.com/news_article.asp?id=3164
■ BassFan記事2 → http://bassfan.com/news_article.asp?id=3165