13年選手
2009年 01月 30日

ロードランナー&銀メタXT
もう、思い入れありまくり・・・・・というか、もはや体の一部になってしまっている感じです。(笑)
カナダに渡ったのは1998年、今年でちょうど10年を超えたのですが、カナダに渡る時に持ってきた複数のタックルの中で最後まで残ったのがこの1セットなんです。
10セットぐらい持って来ていたタックルの殆どは酷使に耐えかねて壊れてしまったり、お金が無い時にどうしようもなくて売ってしまったり。(涙)
でも、このタックルだけは壊れずに生き残ってくれたし、何があっても手放しませんでした。
何故ならば、生き抜くのに必要だったから・・・・・。
一時、あまりにも超ド金欠で、釣った魚を食い、庭の草を食って飢えをしのいでいた時期があるのですが(恥)、このタックルだけは何があっても絶対に手放しませんでした。
ホント、今だから笑い話として話せますが、一番ヤバかった時期は使えるタックルがこのワンセットのみしかなくて、このタックルで釣った魚で食いつなぎ、ルアーの開発も全てこのタックルで行っていました。
タックルをワンセットしか持っていないなんて、ルアー開発に携わる人間にあるまじき話ですが、お金が無いもんはしゃーない。(笑)
シマノ社のトリプルインパクトやデッドリースパイラル、そしてNLWのビーツァやSD85Fもこのタックルが開発を支え続けてくれました。
壊れない事。
とにかく頑丈である事。
これって、カナダに住む僕にとっては最重要事項。
すぐに折れてしまうロッドや、壊れてしまうリールは道具として用を成しません。
その意味では、この『ロードランナー600BMSH』と『銀メタXT』は、この13年間淡水海水問わず酷使に酷使を重ねてきましたが、充分すぎるぐらいに働いてくれました。
バスやトラウトだけではなく、メーター近いコッドや、90センチオーバーのスチールヘッドやキングサーモンなど、モンスター級の魚の引きにも根を上げることなく働いてくれました。
そんな使い方ですから、もちろんトラブルがゼロだった訳ではなく、ロードランナーはセカンドガイドが外れたのが一回。(外れた箇所にガイドを差し込んで、接着して修理完了)
銀メタXTはベアリングの焼き付きが一回と、塩が固着してクラッチを切れなくなった事が数回。(分解メンテナンスして即修理)
でも、ギアその他の機関部は未だに無問題の絶好調!!
ホントに呆れるぐらい頑丈な子達です。(笑)
道具とは何か?
「道具」が「道具」たる事。
モノ作りのハシクレとして、そんな道具作りを目指したいですねっ!!
んー、道のりは果てしなく遠いなぁ。。。。(汗汗)
そうそう、昨日アップされていたツカケンさんのコラム、ぜひ読んでみて下さい。
http://deeeeeepstage.jp/anglerschannel/tukamoto/tukamoto-05.html
特に、シマノリールがお好きな方は必見ですよ~。