Nishine Lure Works 裏日記

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カテゴリ:Chippawa Series( 27 )

チッパワトーク#8 【ブレード】

チッパワトーク第8話です。

今回はブレードについて書いてみようと思います。

チッパワシリーズにはRBブレードと、DDブレードの2機種にオリジナルブレードが装着されていますが、実はプロトタイプの段階では別ブレードで開発を進められていました。

チッパワトーク#8 【ブレード】_d0145899_21053338.jpeg
写真左 : プロトブレード
写真右 : 製品版ブレード


裏返してみると、こんな感じ。
チッパワトーク#8 【ブレード】_d0145899_21061305.jpeg
写真左 : プロトブレード
写真右 : 製品版ブレード

プロトブレードは平べったく、ブレードのエンド部が斜めに跳ね上げられている形状。
対する製品版ブレードは、カーブが深い独特な形状。

全く形状が異なります。

ブレードの曲げについて大まかにご説明させて頂きますと、

1.平べったいブレード
回転角が大きくなり、巻き抵抗が増大する

2.カップが深いブレード
回転角が小さくなり、巻き抵抗が軽くなる

いつもの如く雑な説明ですが、概ねこうなります。
超雑な説明ではありますが、これはウィローだろうがコロラドだろうがインディアナだろうが、ブレードのタイプに関係なく同じことが起こります。(異論は認めませんw)

で、ここからが本題。

この全く異なる2枚のブレードがチッパワのブレードモデルにどう影響するかという話ですが、冒頭でも書いた通り、プロトタイプは平べったいブレードで開発を進めていました。そして、発売直前までその試行錯誤は続いていました。

平たいブレードを装着したプロトタイプですが、これはこれで熟成が進められ、十分魚は釣れていましたし、その年フロリダで開催されたICASTで発表したぐらい最終段階まで来ていたのですが、そのICASTで事件が起こりました。

2年前の夏、その日僕はICASTに出展するためにフロリダにいたのですが、ショー展示用にフロリダに直送してもらった製品版のチッパワRBブレード最終モデルを宿のプールでテストしてみたら、きちんと泳がないという事が発覚。(滝汗)

低速~中速域では問題なく泳ぐものの、高速域でバランスが崩れすぎて宙返りしてしまう個体があり、マジか!?ひえぇええ、と。(涙)

で、早速原因究明に努めてみたものの明確な原因は不明。
工場が組み上げてくれたチッパワボディー本体には問題は無く、おそらくですが、目で見ても全く判別できないぐらいのほんの少しのブレードのカーブの違い、ほんの少しのスプリットリングのサイズの違いなどが組み合わさって、この問題を発生させているようだという事が理解できました。

その事を受け、チッパワRBブレードはその年の9月に予定していた発売を取りやめ、翌年の春に延期。

そして、様々な試行錯誤の果てに、ようやく一枚のブレードが誕生しました。

チッパワトーク#8 【ブレード】_d0145899_21050729.jpeg
このブレードの最大の特徴は、回転角が小さくて水の抜けも良く、かつ軽やかに回ってくれること。

大きな回転角でブリブリと力強く回るプロトブレードとは対照的な特性を持つブレードになりました。

プロト版は力強く回ってくれてアピール抜群でしたが、その抵抗の強さゆえ、高速域でチッパワボディー本体の動きがブレードの抵抗に負けてしまい、バランスを崩してしまったという事だったのです。

製品版ブレードはブレード単体としてみたら、頼りなさを感じるぐらい軽い抵抗で回るのですが、チッパワに装着した場合、そのぐらいがちょうど良かったと。
要するに、ブレードだけ見ててもダメ、クランクベイト本体だけ見ててもダメ。
クランクベイト本体+ブレードでバランスを突き詰めていくことによって、限界までポテンシャルを引き出せるという事ですね。

もちろん、チッパワボディー本体にもブレードを装着する事を前提としたチューニングが施されています。


チッパワブレードモデルはこのブレードを手に入れる事によって超低速~超高速まで対応できるクランクとなり、ようやく世に送り出されたのでした。


チッパワトーク#8 End

by nishinelureworks | 2020-06-08 21:03 | Chippawa Series | Trackback

チッパワトーク #7 【リップ】

チッパワトーク第7話です。

今日はチッパワのリップシェイプについて話をしてみたいと思います。

チッパワトーク #7  【リップ】_d0145899_22391939.jpeg


下の写真は、チッパワの超初期モデルと製品モデルの比較写真。
チッパワトーク #7  【リップ】_d0145899_22325977.jpeg

写真左 : 超初期モデル
写真右 : 製品モデル

ウレタンボディーの超初期モデル(左)はリップが削れちゃってますが、元々はスクエアリップ(正確にはコフィンリップ)を装着しており、製品版より強い動きを発生します。

スクエアリップとラウンドリップ、それぞれのリップの特性を簡単にご説明させて頂くと、

1.スクエアリップ
強い動き(振動)を発生させる
カバー接触時、ヒラウチ、もしくは跳ねるように回避する
ラウンドリップより回避性能が高い(ことが多い)

2.ラウンドリップ
マイルドな動き(振動)を発生させる
カバー接触時、カバーを舐めるように泳いでくる
スクエアリップより、ナチュラルな動きで泳ぐ(ことが多い)

何時も以上に雑な説明ですがw、概ねこんな傾向ではないかと思います。(大雑把な説明ですので、もちろん異論は認めますw)

で、スクエアリップで開発を進めていたチッパワが、何故完成モデルではラウンドリップになったかですが、それはもう単純な理由。

これはチッパワにおいての話ですので、全てのクランクに当てはまる事ではないと思いますが、チッパワの場合は、スクエアリップよりラウンドリップの方が明らかに使えるシチュエーションの幅も広がり、使えるシチュエーションが広がった結果、キャッチできる魚も増えたというのがフィールドテストで得られた結果でした。

簡潔に言えば、ラウンドリップの方が良く釣れたとw


チッパワの場合の話をさせて頂きますと、

スクエアリップの場合は、リップに受ける水抵抗が増える関係で、少し前傾姿勢の遊泳姿勢になり、障害物回避性能が上がります。
遊泳姿勢は少し立ち泳ぎ気味になって不自然になりますが、強い振動と障害物回避性能がアップする事から、ステイン~マディーなどの濁った水でのカバークランキングなどで効果を発揮するものと考えらます。


対するラウンドリップですが、リップに受ける水抵抗が減る関係で、クランクの遊泳姿勢はより水平姿勢のナチュラルな泳ぎになり、クリアウォーター~ステインウォーターなどの中層で食わせる釣りなどで、より自然なプレゼンテーションが可能になります。
逆に、水平姿勢に近い遊泳姿勢で泳ぐ事によって、下方向のカバー回避が少し苦手になりますが、テストの結果、多少カバー回避性能を落としたとしても、こちらの方が出番が多いんじゃないか?との結論に至った次第です。


チッパワトーク #7  【リップ】_d0145899_22351679.jpeg
チッパワに装着されている基盤リップ。
非常に耐衝撃性能が高い素材で、リップの厚みを薄くすることが可能になります。
リップを薄くするとどんなメリットが生まれるかというと、水切りが良くなりロールやウォブルの切れが向上し、アクションの質が向上します。


反面、弱点もあって、岩や護岸など硬いモノに当てて巻き続けていると削れてしまうという弱点があります。

それをどう生かすかは使い手次第。

クランキングの世界は本当に奥深いと思います。


少し前の記事になりますが、当ブログにて熱弁をふるった記事がありますのでw、ご参考までに貼り付けておきますね。



チッパワトーク#7 End




by nishinelureworks | 2020-06-03 22:31 | Chippawa Series | Trackback

チッパワトーク #6 【チッパワボディーの基礎能力】

チッパワトーク第6話です。

今日はチッパワボディーの基礎能力について書いてみたいと思います。

チッパワトーク #6 【チッパワボディーの基礎能力】_d0145899_13022785.jpeg

写真のルアーはチッパワRBのリップを切り取ってリップレス化したサンプル。

実はチッパワはリップ無しでもしっかり泳ぎます。

泳がないボディーを無理やりリップで泳がせているのではなく、チッパワの場合は、元々泳ぎたがっているボディーをリップで補助してあげている感じ。

これって凄くキーになっている事で、この特性を持つからこそ、チッパワRBはあれだけ小さなリップでもしっかり泳ぎますし、スローフロートモデル、ブレードモデル、DDなど、同一ボディーベースで様々なチューニングを可能としてくれています。

って、ウダウダ書くよりも、実際にその動きをご覧頂いた方がいいですね♪
英語圏向けに作った動画なので喋りは英語となりますが、リップレスチッパワの動きをご覧頂けますので、もし宜しければご覧下さいませ〜。😊
(リップ無しモデルのアクション説明は1分5秒あたりからとなります)


チッパワトーク#6 End


by nishinelureworks | 2020-06-02 12:32 | Chippawa Series | Trackback

チッパワトーク #5 【セミフラットボディー】

チッパワトーク第5話です。

今回の話はチッパワのボディーシェイプについて書いてみたいと思います。
チッパワトーク #5  【セミフラットボディー】_d0145899_23483572.jpeg
チッパワのボディーシェイプで最大の特徴になっているのが、セミフラットボディー。

前から見るとこんな感じ。
チッパワトーク #5  【セミフラットボディー】_d0145899_23490614.jpeg

少し斜めから見ると、こんな感じ。
ボディーサイドがフラットになっているのがご覧頂けるかと思います。
チッパワトーク #5  【セミフラットボディー】_d0145899_23493499.jpeg
クランクベイトのボディーシェイプを大雑把に分類すると、ラウンドボディーとフラットサイドボディーの2種類に分類できると思いますが(超大雑把w)、チッパワはその中間的なボディーシェイプとなっています。

このラウンドボディーとフラットサイドボディー、それぞれのボディーで得意としている事、苦手にしている事があります。

ザクっと書くと、

1.ラウンドボディー
■得意な事
浮力が強い
濁った水の中でアピールできる強いアクションを出しやすい
浮力が強いので障害物回避性能を高めやすい
ボディー重量があるので、カバーなどにピンスポットキャストを決めやすい
コロッとしたボディーがカワイイ(←これはどうでもよいw)

■苦手な事
クリアーウォーターが苦手(な事が多い)

2.フラットサイドボディー
■得意な事
浮力が弱い
魚っぽいナチュラルなアクションを出しやすい
クリアウォーターや中層でのバイト誘発能力が高い
水温低下時等のスローコンディションに対応できる事がある
フラットサイドクランクを投げていると、クランク通っぽい気がする。(←これもどうでもよいw)

■苦手な事
投げにくい
根掛りしやすい

超大雑把ですが、こんな感じでしょうか?(超大雑把ですので、異論は認めますw)

で、チッパワのセミフラットサイドボディーですが、狙ったのはこのラウンドボディーとフラットサイドボディーの良いとこどり。

フラットサイドクランクならではのバイト誘発能力の高さを持ちながら、ラウンドボディークランクの投げやすさや障害物回避性能を持たせたボディーになっています。

言ってみれば、ファットフラットサイドクランクと言っても良いのかもしれませんね。

実釣においても、ラウンドボディークランクの主戦場となるマディー~ステインウォーターのカバークランキングから、フラットサイドクランクが活躍するようなクリアウォーターの中層クランキングまで、実に様々なフィールドからチッパワフィッシュのレポートを頂いています。


良く飛び、よく泳ぎ、良く釣れる・・・・
チッパワシリーズのシンプルな開発テーマを理想的な形で実現させてくれたのが、このセミフラットサイドボディー。

チッパワはこのボディーを手に入れる事によって誕生したのでした。
チッパワトーク #5  【セミフラットボディー】_d0145899_23500510.jpeg
チッパワトーク#5 End

by nishinelureworks | 2020-05-31 23:46 | Chippawa Series | Trackback

チッパワトーク #4 【耐久性】

チッパワトーク第4話です。

今回は耐久性についてお話したいと思います。

中空プラスチックルアーの最大の敵は【熱】。

気が付いたらタックルボックスのルアー達が風船のように膨らみ、背中とお腹がぱっくり割れているというような悲しい体験をされた方も結構いらっしゃるんじゃないかと思います。

という訳で、今回の記事では、NLWルアーに熱を掛けたらどういう事になるかという事をお話させて頂きますね。

テストではわかりやすいように、プロパントーチでチッパワをあぶってみました。

作り手としては、極めて心が痛むテストですが、これも必要なテスト。心を鬼にしてあぶっていきます💦
チッパワトーク #4  【耐久性】_d0145899_03015745.jpeg

焼けこげちゃったチッパワ君。ごめんよ~💦
チッパワトーク #4  【耐久性】_d0145899_03022622.jpeg
ボディーを上側から見ると、こんな感じでお腹がぽってりと膨らみ、ファットチッパワが出来上がっています。
チッパワトーク #4  【耐久性】_d0145899_03030251.jpeg

ノーマルチッパワと比較してみると、その膨らみ具合は一目瞭然です。

チッパワトーク #4  【耐久性】_d0145899_03032943.jpeg
中空プラスチック構造である限り、熱による変形は避けられませんが、注目してご覧頂きたいのが、背中の溶着部の状態

ここまでボディーが膨らんでしまった場合、背中とお腹に大きな割れ目が入ってしまいそうなものですが、チッパワの場合は薄く線は入っていますが、ほぼ元の溶着状態を保っています。
それにプラスして左右対称に綺麗に膨らんでいるのをご確認頂けるかと思います。

これが、前回のお話で書かせて頂いたNLWルアーがソニックウェルディング製法に拘っている理由です。
(前回の記事:https://beatour.exblog.jp/28110790/

耐熱性能の向上は耐久性アップの最重要項目なのですが、NLWルアー達はハイグレードなプラスチックを使う事と、ソニックウェルディングで強固なパーツ接合を行う事で耐熱性能の向上に努めています。

こういう部分って実に地味なので全く人目を惹きませんがw、手抜きをすることなく取り組む事で、より長くご使用頂けるルアーになると信じています。

作り手としてはこうならない事を願うばかりですが、最悪こうなってしまった場合も、NLWルアーはまだ使用可能だったりするぐらい作りこんでいるという事は自信をもってお伝えしておきますね。109.png



最後になりましたが、これからドンドン気温が上がって中空プラスチックルアーにとって過酷なシーズンになりますので、どうぞお気をつけください。

NLWルアーの場合、概ね70度ぐらいに達すると危険ゾーンに突入します。
この70度という温度ですが、外気温30度で炎天下の車を締め切った場合、約2時間でダッシュボートの上が70度を超え始めます。
また同じく外気温30度で、炎天下のボートデッキの上などにクリアールアーボックスを放置すると、わずか5分ぐらいでボックス内の温度が70度を超える事もありますので、どうぞお気を付けください。

ほんの少しの気遣いでルアーの寿命を大幅に伸ばして頂く事が出来ますので、下記動画をぜひ参考にして頂ければ幸いです。




チッパワトーク#4 End








by nishinelureworks | 2020-05-29 03:00 | Chippawa Series | Trackback

チッパワトーク#3【素材と熔着技術】

チッパワトーク第3話です。

今回の話はチッパワに使われている素材と熔着技術の話。
チッパワトーク#3【素材と熔着技術】_d0145899_23103680.jpeg
チッパワの内部構造はこんな感じになっているのですが、ご覧のようにかなり薄いプラスチック壁となっています。

まずこの話をさせて頂く前に一つご説明させて頂きますと、中空ルアーの場合、プラスチック壁を薄くすればするほどアクションレスポンスが向上するという傾向があります。
その理由は単純で、ルアーの外殻部の重量が軽くなればなるほど軽快に動きやすくなるという事なんだと思います。

逆にプラスチック壁を薄くすればするほど、ルアーは耐久性を失っていきます

パフォーマンスと耐久性・・・・この相反する二つの要素をどこでバランスを取っていくか?
強度と動きの限界点を見定め、強度を確保しながらも、無駄なぜい肉をそぎ落としていく作業がルアーのポテンシャルアップに必要不可欠となります。



ここで、チッパワの話に戻ります。

チッパワの場合、強度的にはおそらくこれ以上薄くできないレベルの薄い壁にしています。

ですが、日頃からチッパワをご使用の方はご存知かと思いますが、チッパワはそんな薄いボディーパーツで構成されているにも関わらず、かなり過酷に使ってもへこたれない耐久性を持っているかと思います。

なぜ、それが可能になったのか、それには二つの秘密があります。

一つ目の理由は使用しているプラスチック素材
入手できる範囲内で最もグレードの高いプラスチックを使用しています。
これは単純にプラスチックのスペックが高い事が耐久性向上に貢献していると思います。


そして、二つ目の理由は左右のプラスチックパーツの溶着方法
NLWのマスプロダクションルアーは全てソニックウェルディングという、超音波溶着技術が使われているのですが、この溶着方法を用いる事によって、非常に高い強度を持つ溶着が可能になります。

このソニックウェルディングの最大のメリットは次回のチッパワトークで予定している耐熱テストの話で更に詳しい話をさせて頂きたいと思いますが、
プラスチックの接合部を超音波の振動で溶かして溶着させる技術で、ルアーの耐衝撃性能はもちろん、耐熱性能も向上し、ルアーパーツの接合技術としてはかなり理想的な方法です。

が、デメリットもあり、その最大のデメリットになっているのが、超音波の振動を駆使して溶着する為、振動が伝達しにくい薄いパーツの溶着は苦手。

プラスチックルアーに使われているABS樹脂の場合、プラスチックの壁厚が1.5mmぐらいあればソニックウェルディングでも問題なく溶着が可能ですが、そこから壁厚を薄くしていこうとすると加速度的に難易度がアップしていきます。

チッパワの壁厚は1.2㎜なのですが、これはソニックウェルディングではかなり難易度が高いレベルの厚み。
この薄さの壁のルアーをソニックウェルディングできっちり溶着し、水漏れを起こさない事。
安定してこれらを行える工場を探すのに2年掛かりました。

NLWルアーの耐久性は、そんな技術と素材に支えられています。


余談になりますが、自分の場合、プロトモデルの段階のトライアルで、本金型による完成モデルのプラスチックパーツ重量を何グラムにしたいかというベンチマークをはっきりと見出して開発していますので、工場の高い技術は開発をスムーズに進行させてくれるだけではなく、更なる可能性の扉を開いてくれる強い力となってくれています。


チッパワトーク#3 End


by nishinelureworks | 2020-05-26 23:08 | Chippawa Series | Trackback

チッパワトーク#2 【内蔵ウェイト】

チッパワシリーズは各モデルに専用ウェイトを搭載しています。

チッパワトーク#2 【内蔵ウェイト】_d0145899_23233239.jpeg

: チッパワRB

中央 : チッパワRBブレード&DDブレード

: チッパワRBスローフロート


成型ウェイトを使うことのメリットですが、極限まで低重心化を図れることが一番大きなメリットとなります。


低重心設定にする事によって得られる特性ですが、

より機敏なアクションレスポンスに繋がったり、クランクが障害物などにコンタクト後に瞬時にバランスを立て直すなど、アクション面に好作用をもたらしてくれる事が多いです。


チッパワではこれらの専用ウェイトをウェイトルームではなく、ウェイトステーで固定し、極限までプラスチックパーツの軽量化を図っています。


チッパワトーク#2 【内蔵ウェイト】_d0145899_01035539.jpeg

プラスチックパーツからぜい肉をそぎ落としていくことによって、パーツの軽量化だけではなく、ボディー容積が増え、より多くの空気をボディー内に抱えられるようになります。

そしてその事によって浮力が増強され、より重たい内蔵ウェイトを搭載することが可能になります。



テストでの検証の話をさせて頂くと、


1. 重たいプラスチックパーツ + 軽い内蔵ウェイトのプロト


2. 軽いプラスチックパーツ + 重い内蔵ウェイトのプロト


以上の2タイプのプロトを比較した場合、同じ形状&完成重量のプロトであっても、2のプロトの方が明らかにアクションのキレも良く、使用感も良いものとなりました。

チッパワにおいて、このボディー構造のシンプル化 + 成型ウェイトによる低重心化は非常に大きなキーになっており、使用感に大きな影響を与えています。



これらにメリットに対してデメリットですが、製造コストアップ、そして製造の難易度が上がる事の2点がデメリットになります。


チッパワをリリースした2年前、初期問題が発生し、皆様に大変ご迷惑をお掛けしましたが、その時に直面したのが精度の高い壁でした。(参照記事


原因を究明して分かった事は、紙一枚分ぐらいのクリアランスの違いでウェイトがコトコト動いたり、固定されたりするという事。


これらの話は、次回のチッパワトークで予定しているプラスチックパーツの溶着技術にも密接に関わってくる部分なのですが、キッチリと狙い通りのセッティングで製造する為には、組み立て時に0.1mm単位での調節が必要不可欠で、高い製造技術が必要になってきます。


これらのデメリットはありますが、ルアーのパフォーマンス重視で、工場の方々に頑張ってもらって製造して頂いています。


チッパワトーク#2 End



by nishinelureworks | 2020-05-23 23:22 | Chippawa Series | Trackback

チッパワトーク#1 【内部構造】

チッパワの内部構造はご覧のように非常にシンプルな内部構造となっています。

チッパワトーク#1 【内部構造】_d0145899_13321313.jpeg

目新しい機構も、目を引くような複雑な構造も一切なく、ボディーの中にはデカいウェイトが一個入っているのみです。

これには理由があり、アクションレスポンスを限界まで引き出す為に必要不可欠な浮力(=内包する空気量)を少しでも多く確保する為、できる限りシンプルな構造を追求しています。

見た目はなんの変哲もないかもしれませんが、ボディーパーツを0.1gでも軽くする為に、パーツ各部から徹底的に無駄を排除しています。

写真のサンプルには、使ってないステーが2本写っていますが、これはスローフローティングモデル用のウェイト固定ステー。

ウェイトをなるべく低重心位置に設置する為、お腹のフックハンガーも特殊形状のオリジナルワイヤーを使用しています。

シンプルですが、これがチッパワの大きな原動力の一つになっています。


チッパワトーク#1 End

by nishinelureworks | 2020-05-23 13:31 | Chippawa Series | Trackback

新製品のご紹介 その3 【チッパワRB新色】

本日のブログでは、この春に発売予定の新顔その3をご紹介させて頂きますね♪

そのルアーはこの子達!

新製品のご紹介 その3 【チッパワRB新色】_d0145899_04211951.jpeg
チッパワRBの新色 X 3色。

実はこの子達、キープキャストにて販売させて頂く予定で準備していたルアーなのですが、キープキャストのキャンセルに伴って行き場を失ってしまった子達。😭

チッパワユーザーの方々からかなりご要望の多かったカラーという事もあり、折角なのでこれを機会にチッパワシリーズのレギュラーカラーに加えていきたいと考えております。

■ チッパワRBシリーズ新色
新製品のご紹介 その3 【チッパワRB新色】_d0145899_04311410.jpeg
新製品のご紹介 その3 【チッパワRB新色】_d0145899_04313899.jpeg
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新製品のご紹介 その3 【チッパワRB新色】_d0145899_04321746.jpeg

今回発売させて頂くのは、ホログラムシャッド、ブラックバックゴールド、ブルーギルの3色となります。

ホロ系のカラーとブルーギルカラーはチッパワに絶対必要な色だと感じておりますので、ぜひお試し頂ければ幸いです。😊🎣


とは申しますものの、現在のコロナ騒動で安定供給が難しい状況にあり、今回は大変申し訳ありませんが、ドロップショットミノー、ニシネナマズ、チッパワRB新色等、各モデルとも数量に限りがございます💦
その点を何卒ご理解およびご容赦頂ければ幸いです。

工場の方は徐々に稼働開始しておりますが、まだ完全復活するところまで至っておりませんので、そちらが落ち着き次第、安定供給に向けて最前の努力を尽くしていきたいと思います。

取扱店様および問屋様には近日中にご案内を差し上げますので、ご検討頂ければ幸いです。

以上、何卒宜しくお願いいたします!🙇

by nishinelureworks | 2020-03-20 04:18 | Chippawa Series | Trackback

NLW VLOG #24 【チッパワシリーズ大解剖】

NLW VLOGにて、チッパワの各モデルの違いをご説明させて頂きました♪

NLW VLOG #24 【チッパワシリーズ大解剖】_d0145899_15181748.jpg
上:チッパワRB(オリジナルモデル)
中:チッパワRB-BL(ブレードモデル)
下:チッパワRB-SF(スローフロートモデル)

どうしてこのようなセッティングになっているのか?
内部構造をご覧頂きながらご説明させて頂きましたので、もし宜しければご覧頂ければ幸いです。

併せて先日公開させて頂きましたチッパワRBブレードのPVも貼り付けておきますね♪
新製品のPVをiPhoneとGoProで制作するというすっとこどっこい全開ワークスですがw、気合で作りました!(^o^)v


■チッパワRBブレード詳細記事


by nishinelureworks | 2019-03-18 15:18 | Chippawa Series | Trackback
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ルアー開発、釣り、その他もろもろの徒然記


by nishinelureworks
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