Nishine Lure Works 裏日記

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チッパワトーク #5 【セミフラットボディー】

チッパワトーク第5話です。

今回の話はチッパワのボディーシェイプについて書いてみたいと思います。
チッパワトーク #5  【セミフラットボディー】_d0145899_23483572.jpeg
チッパワのボディーシェイプで最大の特徴になっているのが、セミフラットボディー。

前から見るとこんな感じ。
チッパワトーク #5  【セミフラットボディー】_d0145899_23490614.jpeg

少し斜めから見ると、こんな感じ。
ボディーサイドがフラットになっているのがご覧頂けるかと思います。
チッパワトーク #5  【セミフラットボディー】_d0145899_23493499.jpeg
クランクベイトのボディーシェイプを大雑把に分類すると、ラウンドボディーとフラットサイドボディーの2種類に分類できると思いますが(超大雑把w)、チッパワはその中間的なボディーシェイプとなっています。

このラウンドボディーとフラットサイドボディー、それぞれのボディーで得意としている事、苦手にしている事があります。

ザクっと書くと、

1.ラウンドボディー
■得意な事
浮力が強い
濁った水の中でアピールできる強いアクションを出しやすい
浮力が強いので障害物回避性能を高めやすい
ボディー重量があるので、カバーなどにピンスポットキャストを決めやすい
コロッとしたボディーがカワイイ(←これはどうでもよいw)

■苦手な事
クリアーウォーターが苦手(な事が多い)

2.フラットサイドボディー
■得意な事
浮力が弱い
魚っぽいナチュラルなアクションを出しやすい
クリアウォーターや中層でのバイト誘発能力が高い
水温低下時等のスローコンディションに対応できる事がある
フラットサイドクランクを投げていると、クランク通っぽい気がする。(←これもどうでもよいw)

■苦手な事
投げにくい
根掛りしやすい

超大雑把ですが、こんな感じでしょうか?(超大雑把ですので、異論は認めますw)

で、チッパワのセミフラットサイドボディーですが、狙ったのはこのラウンドボディーとフラットサイドボディーの良いとこどり。

フラットサイドクランクならではのバイト誘発能力の高さを持ちながら、ラウンドボディークランクの投げやすさや障害物回避性能を持たせたボディーになっています。

言ってみれば、ファットフラットサイドクランクと言っても良いのかもしれませんね。

実釣においても、ラウンドボディークランクの主戦場となるマディー~ステインウォーターのカバークランキングから、フラットサイドクランクが活躍するようなクリアウォーターの中層クランキングまで、実に様々なフィールドからチッパワフィッシュのレポートを頂いています。


良く飛び、よく泳ぎ、良く釣れる・・・・
チッパワシリーズのシンプルな開発テーマを理想的な形で実現させてくれたのが、このセミフラットサイドボディー。

チッパワはこのボディーを手に入れる事によって誕生したのでした。
チッパワトーク #5  【セミフラットボディー】_d0145899_23500510.jpeg
チッパワトーク#5 End

by nishinelureworks | 2020-05-31 23:46 | Chippawa Series | Trackback

チッパワトーク #4 【耐久性】

チッパワトーク第4話です。

今回は耐久性についてお話したいと思います。

中空プラスチックルアーの最大の敵は【熱】。

気が付いたらタックルボックスのルアー達が風船のように膨らみ、背中とお腹がぱっくり割れているというような悲しい体験をされた方も結構いらっしゃるんじゃないかと思います。

という訳で、今回の記事では、NLWルアーに熱を掛けたらどういう事になるかという事をお話させて頂きますね。

テストではわかりやすいように、プロパントーチでチッパワをあぶってみました。

作り手としては、極めて心が痛むテストですが、これも必要なテスト。心を鬼にしてあぶっていきます💦
チッパワトーク #4  【耐久性】_d0145899_03015745.jpeg

焼けこげちゃったチッパワ君。ごめんよ~💦
チッパワトーク #4  【耐久性】_d0145899_03022622.jpeg
ボディーを上側から見ると、こんな感じでお腹がぽってりと膨らみ、ファットチッパワが出来上がっています。
チッパワトーク #4  【耐久性】_d0145899_03030251.jpeg

ノーマルチッパワと比較してみると、その膨らみ具合は一目瞭然です。

チッパワトーク #4  【耐久性】_d0145899_03032943.jpeg
中空プラスチック構造である限り、熱による変形は避けられませんが、注目してご覧頂きたいのが、背中の溶着部の状態

ここまでボディーが膨らんでしまった場合、背中とお腹に大きな割れ目が入ってしまいそうなものですが、チッパワの場合は薄く線は入っていますが、ほぼ元の溶着状態を保っています。
それにプラスして左右対称に綺麗に膨らんでいるのをご確認頂けるかと思います。

これが、前回のお話で書かせて頂いたNLWルアーがソニックウェルディング製法に拘っている理由です。
(前回の記事:https://beatour.exblog.jp/28110790/

耐熱性能の向上は耐久性アップの最重要項目なのですが、NLWルアー達はハイグレードなプラスチックを使う事と、ソニックウェルディングで強固なパーツ接合を行う事で耐熱性能の向上に努めています。

こういう部分って実に地味なので全く人目を惹きませんがw、手抜きをすることなく取り組む事で、より長くご使用頂けるルアーになると信じています。

作り手としてはこうならない事を願うばかりですが、最悪こうなってしまった場合も、NLWルアーはまだ使用可能だったりするぐらい作りこんでいるという事は自信をもってお伝えしておきますね。109.png



最後になりましたが、これからドンドン気温が上がって中空プラスチックルアーにとって過酷なシーズンになりますので、どうぞお気をつけください。

NLWルアーの場合、概ね70度ぐらいに達すると危険ゾーンに突入します。
この70度という温度ですが、外気温30度で炎天下の車を締め切った場合、約2時間でダッシュボートの上が70度を超え始めます。
また同じく外気温30度で、炎天下のボートデッキの上などにクリアールアーボックスを放置すると、わずか5分ぐらいでボックス内の温度が70度を超える事もありますので、どうぞお気を付けください。

ほんの少しの気遣いでルアーの寿命を大幅に伸ばして頂く事が出来ますので、下記動画をぜひ参考にして頂ければ幸いです。




チッパワトーク#4 End








by nishinelureworks | 2020-05-29 03:00 | Chippawa Series | Trackback

チッパワトーク#3【素材と熔着技術】

チッパワトーク第3話です。

今回の話はチッパワに使われている素材と熔着技術の話。
チッパワトーク#3【素材と熔着技術】_d0145899_23103680.jpeg
チッパワの内部構造はこんな感じになっているのですが、ご覧のようにかなり薄いプラスチック壁となっています。

まずこの話をさせて頂く前に一つご説明させて頂きますと、中空ルアーの場合、プラスチック壁を薄くすればするほどアクションレスポンスが向上するという傾向があります。
その理由は単純で、ルアーの外殻部の重量が軽くなればなるほど軽快に動きやすくなるという事なんだと思います。

逆にプラスチック壁を薄くすればするほど、ルアーは耐久性を失っていきます

パフォーマンスと耐久性・・・・この相反する二つの要素をどこでバランスを取っていくか?
強度と動きの限界点を見定め、強度を確保しながらも、無駄なぜい肉をそぎ落としていく作業がルアーのポテンシャルアップに必要不可欠となります。



ここで、チッパワの話に戻ります。

チッパワの場合、強度的にはおそらくこれ以上薄くできないレベルの薄い壁にしています。

ですが、日頃からチッパワをご使用の方はご存知かと思いますが、チッパワはそんな薄いボディーパーツで構成されているにも関わらず、かなり過酷に使ってもへこたれない耐久性を持っているかと思います。

なぜ、それが可能になったのか、それには二つの秘密があります。

一つ目の理由は使用しているプラスチック素材
入手できる範囲内で最もグレードの高いプラスチックを使用しています。
これは単純にプラスチックのスペックが高い事が耐久性向上に貢献していると思います。


そして、二つ目の理由は左右のプラスチックパーツの溶着方法
NLWのマスプロダクションルアーは全てソニックウェルディングという、超音波溶着技術が使われているのですが、この溶着方法を用いる事によって、非常に高い強度を持つ溶着が可能になります。

このソニックウェルディングの最大のメリットは次回のチッパワトークで予定している耐熱テストの話で更に詳しい話をさせて頂きたいと思いますが、
プラスチックの接合部を超音波の振動で溶かして溶着させる技術で、ルアーの耐衝撃性能はもちろん、耐熱性能も向上し、ルアーパーツの接合技術としてはかなり理想的な方法です。

が、デメリットもあり、その最大のデメリットになっているのが、超音波の振動を駆使して溶着する為、振動が伝達しにくい薄いパーツの溶着は苦手。

プラスチックルアーに使われているABS樹脂の場合、プラスチックの壁厚が1.5mmぐらいあればソニックウェルディングでも問題なく溶着が可能ですが、そこから壁厚を薄くしていこうとすると加速度的に難易度がアップしていきます。

チッパワの壁厚は1.2㎜なのですが、これはソニックウェルディングではかなり難易度が高いレベルの厚み。
この薄さの壁のルアーをソニックウェルディングできっちり溶着し、水漏れを起こさない事。
安定してこれらを行える工場を探すのに2年掛かりました。

NLWルアーの耐久性は、そんな技術と素材に支えられています。


余談になりますが、自分の場合、プロトモデルの段階のトライアルで、本金型による完成モデルのプラスチックパーツ重量を何グラムにしたいかというベンチマークをはっきりと見出して開発していますので、工場の高い技術は開発をスムーズに進行させてくれるだけではなく、更なる可能性の扉を開いてくれる強い力となってくれています。


チッパワトーク#3 End


by nishinelureworks | 2020-05-26 23:08 | Chippawa Series | Trackback

チッパワトーク#2 【内蔵ウェイト】

チッパワシリーズは各モデルに専用ウェイトを搭載しています。

チッパワトーク#2 【内蔵ウェイト】_d0145899_23233239.jpeg

: チッパワRB

中央 : チッパワRBブレード&DDブレード

: チッパワRBスローフロート


成型ウェイトを使うことのメリットですが、極限まで低重心化を図れることが一番大きなメリットとなります。


低重心設定にする事によって得られる特性ですが、

より機敏なアクションレスポンスに繋がったり、クランクが障害物などにコンタクト後に瞬時にバランスを立て直すなど、アクション面に好作用をもたらしてくれる事が多いです。


チッパワではこれらの専用ウェイトをウェイトルームではなく、ウェイトステーで固定し、極限までプラスチックパーツの軽量化を図っています。


チッパワトーク#2 【内蔵ウェイト】_d0145899_01035539.jpeg

プラスチックパーツからぜい肉をそぎ落としていくことによって、パーツの軽量化だけではなく、ボディー容積が増え、より多くの空気をボディー内に抱えられるようになります。

そしてその事によって浮力が増強され、より重たい内蔵ウェイトを搭載することが可能になります。



テストでの検証の話をさせて頂くと、


1. 重たいプラスチックパーツ + 軽い内蔵ウェイトのプロト


2. 軽いプラスチックパーツ + 重い内蔵ウェイトのプロト


以上の2タイプのプロトを比較した場合、同じ形状&完成重量のプロトであっても、2のプロトの方が明らかにアクションのキレも良く、使用感も良いものとなりました。

チッパワにおいて、このボディー構造のシンプル化 + 成型ウェイトによる低重心化は非常に大きなキーになっており、使用感に大きな影響を与えています。



これらにメリットに対してデメリットですが、製造コストアップ、そして製造の難易度が上がる事の2点がデメリットになります。


チッパワをリリースした2年前、初期問題が発生し、皆様に大変ご迷惑をお掛けしましたが、その時に直面したのが精度の高い壁でした。(参照記事


原因を究明して分かった事は、紙一枚分ぐらいのクリアランスの違いでウェイトがコトコト動いたり、固定されたりするという事。


これらの話は、次回のチッパワトークで予定しているプラスチックパーツの溶着技術にも密接に関わってくる部分なのですが、キッチリと狙い通りのセッティングで製造する為には、組み立て時に0.1mm単位での調節が必要不可欠で、高い製造技術が必要になってきます。


これらのデメリットはありますが、ルアーのパフォーマンス重視で、工場の方々に頑張ってもらって製造して頂いています。


チッパワトーク#2 End



by nishinelureworks | 2020-05-23 23:22 | Chippawa Series | Trackback

チッパワトーク#1 【内部構造】

チッパワの内部構造はご覧のように非常にシンプルな内部構造となっています。

チッパワトーク#1 【内部構造】_d0145899_13321313.jpeg

目新しい機構も、目を引くような複雑な構造も一切なく、ボディーの中にはデカいウェイトが一個入っているのみです。

これには理由があり、アクションレスポンスを限界まで引き出す為に必要不可欠な浮力(=内包する空気量)を少しでも多く確保する為、できる限りシンプルな構造を追求しています。

見た目はなんの変哲もないかもしれませんが、ボディーパーツを0.1gでも軽くする為に、パーツ各部から徹底的に無駄を排除しています。

写真のサンプルには、使ってないステーが2本写っていますが、これはスローフローティングモデル用のウェイト固定ステー。

ウェイトをなるべく低重心位置に設置する為、お腹のフックハンガーも特殊形状のオリジナルワイヤーを使用しています。

シンプルですが、これがチッパワの大きな原動力の一つになっています。


チッパワトーク#1 End

by nishinelureworks | 2020-05-23 13:31 | Chippawa Series | Trackback

NLW VLOG #64 極限までガイド抜け性能を追求したノット 【FGゴーストノット】

ノット記事第四弾です。

今回ご紹介させて頂くノットはFGゴーストノット

NLW VLOG #64 極限までガイド抜け性能を追求したノット 【FGゴーストノット】_d0145899_11504339.png
PEラインとリーダーの結束は釣り人にとって永遠のテーマと言っても良いぐらい奥深い世界ですよね。
僕も含めて、悩み、試行錯誤されている方も多いんじゃないかと思います。

僕自身の話をさせて頂きますと、様々なノットを片っ端から試した結果、自分の釣りの場合はやっぱりFGノットがベストだなぁと、母なる川に母川回帰する鮭のようにFGノット回帰したのが去年の事でした。

そのきっかけになったのは、新しいノットを試す際にノット相撲の相手としてFGノットを繰り返して結んでいる内にFGノットを結ぶのが全く苦ではなくなり(というか、FGノットを結ぶこと自体が楽しくなってしまったw)、それならFGノットでええやないか~となった次第w

そんなわけで、今回のコロナ騒動に伴う外出規制の時間を有効活用するべく、FGノットの改良に挑戦してみました♪

改良の際に重要視したのは下記の5点。

1. ガイドの抜けを更に向上させるコンパクトな仕上がり
2. 強度を犠牲にしない
3. 毎回安定した強度を得られる事
4. 現場でも結べる方法
5. 想定する釣りは淡水のバスフィッシングやトラウトフィッシング

日頃からFGノットでストレスに感じていた部分の改良に取り組みました。

という訳で、様々な試行錯誤の果てにようやく形になったのが。この【FGゴーストノット】

NLW VLOG #64 極限までガイド抜け性能を追求したノット 【FGゴーストノット】_d0145899_13315858.jpeg
もう、このトライアル中、一体何回結んだのか、ラインを引き絞る作業をしすぎて手はあちこち切り傷だらけになっちゃいましたが、自分的には納得の行く仕上がりとなりました。


このFGゴーストノットの結び方は動画をご覧頂ければと思いますが、特に注意してご覧頂きたい点は下記の数か所です。

1.結び始める際のラインテンション
ノットを結び始める際のラインテンションの取り方が非常に重要です。
しっかり強度を出しながら綺麗に編み込めるかどうかはこの点が非常に重要ですので、動画にてご確認下さい。


2.PEラインとリーダーの編み込み手順
何に気を配り、どうやって締め込んで行ったらPEラインとリーダーの強度低下を最小限に抑えながら編み込んでいけるかご説明させて頂きました。

太いPEラインなら多少雑に結んだとしても、そもそも糸が太いので大きな問題にはなりませんが、細いPEラインの場合、少しでも油断すると謎のライン切れを起こすことがあります。
色々試して検証した結果、原因の一つは締め込みの際の力の入れ方であったという事が理解出来ましたので、その点をご説明させて頂きました。


3.ハーフヒッチを一切用いていない事
FGノットのフィニッシュ(エンドノット)はハーフヒッチというのが一般的ですが、このFGゴーストではハーフヒッチは用いていません。
ハーフヒッチでのフィニッシュはノット経が大きくなってガイド抜け性能の低下に繋がりますし、FGノットにおいてのハーフヒッチは強度アップというよりもほつれ留めの意味合いの方が大きいので、この点をどうにか改良したいと考えました。

僕自身、ハーフヒッチに長年慣れ親しんできた事もあって、ハーフヒッチ無しにすることで強度がどうなるか心配ではあったのですが、何度も強度テストをした結果、強いノットに仕上げられるかどうかは最初の20回の編み込みをどこまで完璧の仕上げられるかが勝負であるとの結論に達しました。
この編みこみ手順のコツは出来る限りシンプルにご説明させて頂きましたので、動画にてご確認下さい。


4.焼きコブを作る時の重要点
焼きコブを焼成する時のコツをご説明させて頂きました。
このFGゴーストの焼きコブですが、すっぽ抜けを防ぐコブというよりも、エンドノットのばらけを抑えるコブです。
もし、結んだノットがすっぽ抜けてしまう場合は、最初の編み込みが上手くいっていない可能性が高いので、その場合は結び直してください。


説明が長くなってしまいましたが、動画にて1ステップずつ順を追ってご説明させて頂きましたので、何かの参考にして頂ければ幸いです。

FGノットはめんどくさそうとか、挑戦してみたけどイマイチ結び方がよく分からなかった・・・という方も、ぜひ挑戦してみて頂けると嬉しく思います!😊👍



最後になりましたが、このFGゴーストノットという名前。
あまりにも愛着が生まれてしまい、身の程知らずではありますが、勝手に命名させて頂きました事をどうぞご容赦下さい。

このFGノットを研究する際に、堀田さんが考案された堀田式FGノットを大変参考にさせて頂きました。
この編み込み方法を広めて下さった堀田さんに心より感謝申し上げます。
堀田式FGノット : https://www.youtube.com/watch?v=AxclGqyo-yo


by nishinelureworks | 2020-05-18 11:46 | NLW VLOG | Trackback

NLW VLOG #63 簡単に結べて超強力なノット 【リンデマンノット】

糸の結び方記事第三弾です。

今回ご紹介するノットは【リンデマンノット】
NLW VLOG #63 簡単に結べて超強力なノット 【リンデマンノット】_d0145899_23042809.png
全く聞き慣れないノットだと思いますが、非常に大きな可能性を感じておりますのでご紹介させて頂きますね。

今回のノット研究では簡単に結べ、高い強度を持ち、毎回安定した結びになるノットをあれこれ研究していたのですが、そんなトライアルの果てにたどり着いたのがこのノットでした。

研究の際にベンチマークにしたのは下記の2点。

1. 強度面 : パロマーノットと同等の強さ
2. 結びやすさ : ユニノットと同等レベル

この2点を最重要視して模索していたのですが、このノットはその両方をクリアしているかと思います。

で、遂にたどり着いたこのノットですが、こんなシンプルな結び方でこんなに強い結び方が既に存在していないはずはない!と思い、自分なりにリサーチしてみたのですが該当する結び方が見つからず、ツイッターとFacebookで皆様に調査のご協力を頂きましたところ、ようやくこの結び方がリンデマンノットという結び方に該当するという事が判明しました。

NLW VLOG #63 簡単に結べて超強力なノット 【リンデマンノット】_d0145899_23235246.jpeg
正式名称はLindeman Knot

英語発音だと、おそらくリンデマンとリンドマンの中間ぐらいのリンデュマンって感じだと思うので、日本語での書き方をどうするか迷ったのですが、ここでは【リンデマンノット】とさせて頂きますね。

インターネット上でも非常に情報が少ないノットで、なんでこんなにポテンシャルが高いノットが、ここまでマイナーなのか不思議でしょうがないですが、このノットを発掘できただけでも、今回のノット研究をやった価値があったなぁと、自分的にはかなり幸せを感じています♪😊

すごく思ったのはこのリンデマンノット、上記の写真では5回糸を巻きつける事になっていますが、本当にこれがベスト。
僕も色々試した結果、このノットに関しては5回巻き付けが一番安定しているなと感じているのですが(理由はわかりませんw)、おそらくこのノットを考案された方もこのノットを生み出された時、相当試されたんじゃないかと想いを馳せています。

今回、このノットをツイッターやFacebookで公開してご意見を伺った時に、多くの方々からニシネノットでいいんじゃないですか?というご意見も多数頂いたのですが(ありがとうございます🙇)、やはりそれは恐れ多すぎる話ですし、開発者の方(おそらくリンデマンさん)をリスペクトして、僕はリンデマンノットとしてご紹介させて頂きたいと思います。

このリンデマンノット、掛け値なしにユニノットやパロマーノットやクリンチノットなどの超ど定番ノットと肩を並べられるぐらいのポテンシャルを感じておりますので、もし宜しければお試し下さい。

という訳で、動画にて結び方の手順とか、強度を出すための注意点をご説明させて頂きましたので、何かの参考にして頂ければ幸いです。😊



by nishinelureworks | 2020-05-13 23:02 | NLW VLOG | Trackback

NLW VLOG #62 糸が弱って来た時のお助けノット 【遠藤ノット】

はい、糸の結び方記事第2弾です♪

今日の裏日記でご紹介させて頂くノットは、今回の研究で見出したノットではありませんが、僕が過去30年間メインノットとして用いている遠藤ノットをご紹介させて頂きます。
NLW VLOG #62 糸が弱って来た時のお助けノット 【遠藤ノット】_d0145899_12595106.png
この遠藤ノットですが、僕のルアー作りのお師匠でもある遠藤龍美さんが30年以上前に考案され、非常に優れた結び方にも関わらず、あまり紹介される事もなく知られていないので、この場で記録に残しておくべきではないかと思い、取り上げさせて頂く事にしました。

このノットもユニノットやパロマーノットと同じく、かなり簡単な手順で結べるにも関わらず、安定した強度を得られるノットです。

強度的にはパロマーノットとユニノットの中間ぐらい。
パロマーに近い強度を持ちながらもパロマーよりも簡単に結べると言うのが良い点ではないかと思います。

このノットで特筆すべき点ですが、糸が弱ってきて他のノットでは締め込んだ際に糸がチリチリになったりプチッと切れてしまうようなバッドコンディションの糸でも比較的頑張ってくれるというのが最大の特徴ではないかと思います。

もちろん使っている糸がそんなバッドコンディションになる前に交換するのは鉄則だとは思うのですが、度重なる根掛かりを無理やり引っ張るとか、ビッグフィッシュ連発など(←これは最高ですね♪)で、糸が伸びきってしまってヨレヨレになってしまったり、ハードな釣りでラインのコーティングが逝ってしまって、夕マズメを迎える頃に糸がヨレヨレになってしまってる時とかありませんか?

もちろん僕もビッグフィッシュを連発しすぎて糸がヨレヨレになっちゃうことは日常茶飯事ですが(←これはウソw)、こうなっちゃっても現場で糸を新品に巻き替えるということはかなり難しいので、弱ったラインで騙し騙し釣りをすると言うことはあり得る状況だと思います。

NLW VLOG #62 糸が弱って来た時のお助けノット 【遠藤ノット】_d0145899_13230985.jpeg
糸がこうなっちゃうと、もうノットの強度は望めませんし、気を付けて結んでもこんな感じのチリチリ状態になってしまう場合は糸の寿命が近い可能性が高いです。

安定したノットには下記3点の共通点があるんじゃないかと僕は考えているのですが、遠藤ノットは1の締め込み時のラインのストレスが少ないのが、弱ったラインでも比較的強度を保ってくれる要因になっているのではないかと考えています。

1. 締め込み時にラインに与えるストレスが少ない
2. 滑って抜けない
3. どこか一点に力が集中しない

前振りが長くなっちゃいましたが、そういうエマージェンシー能力はおまけとしても、メインノットとして十分信頼に足りるノットだと思います。
実際、僕自身この遠藤ノットを30年間使い続けてきて、ノットのすっぽ抜けなどでのバラシは一度も経験した事がありませんし、自信を持ってお勧めいたします。

逆に言えばこのノットに全くストレスを感じなかったが故に、そこで30年間の思考停止に陥ってしまってたと言うのもあるのですが💦、まぁそれぐらい素晴らしいノットということです♪

という訳で、結び方の動画をご紹介させて頂きますのでなにかの参考にして頂ければ幸いです。


by nishinelureworks | 2020-05-10 12:32 | NLW VLOG | Trackback

NLW VLOG #61 初心者の方におすすめのノット 【ユニノット】

ただ今外出規制中のオンタリオ。
なかなか出かけることもままならない状況が続いておりますが、今できることをやろう!エイエイオー!という事でここ1ヶ月ぐらい、ヒマを見つけては釣り糸のノット研究に励んでおりました♪😊💪

この結び方研究、やればやるほど面白くて、ノットの奥深さに勉強になる事だらけ。
結んでは切り、結んでは切りしているうちに、ふと気がついたら新品のスプールを3本使い切ってしまっておりましたw

という訳で、これから数回に分けて当ブログにて今回の研究の成果をご紹介させて頂きたいと思います♪
(なんか、夏休みの研究発表みたいw)

NLW VLOG #61 初心者の方におすすめのノット 【ユニノット】_d0145899_22475767.png
まずは記念すべき一発目ですが、ユニノットについてご紹介させて頂きたいと思います。
もうど定番中のど定番ノットで今更感満載ではありますが、ユニノットって本当に優秀なノットだと思うんですよね。

今回色んな結び方を試してみて思ったのですが、昔からある結び方はやっぱり優秀。
その中でも僕が特に優秀だなぁって思ったのはユニノットとパロマーノットの2種類でした。

強度の面で言えば、どちらのノットも最高レベルの強度を誇るような結び方ではないですが、色んな意味で非常に実践的な結び方ではないかと感じています。

ユニノットとパロマーノットに共通するのは、簡単な手順で結べ、失敗が少なく、毎回安定した強度を得られるという事。

どんな結び方であっても、使っているうちに必ず強度が落ちていくと思うのですが、その場合に簡単に結び直しができるユニノットやパロマーノットって非常に優秀だと思うんですよね。

この結び方を考えた昔の人は偉大だなぁと感銘を受けるばかりです。😊

特にユニノットは、これひとつ覚えておけば初心者の方でもなんとかなる結び方だと思いますので、もし糸の結び方で悩まれている方がいらっしゃいましたらお試し下さい。

動画にて糸の巻き回数や締め方など、安定したユニノットにする為のちょっとしたコツをご説明させて頂きましたので、もし宜しければ参考にして頂ければ幸いです♪









by nishinelureworks | 2020-05-07 07:56 | NLW VLOG | Trackback
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ルアー開発、釣り、その他もろもろの徒然記


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